キャリア相談室

【銀行から転職したい方へ】銀行員からベンチャーCFOへの転職者インタビュー

今日は、日系大手銀行から、ベンチャーにCFOとして転職した方にインタビューをさせていただいた。現在、銀行などの金融機関で働いており、ベンチャーCFOへの転職を考えている方も多いのではないか。金融や会計の知識を活かして、よりキャリアアップしたいと考えている方には、是非読んでいただきたい。

なお、CFOに転職をしたい方にお勧めの転職サイトがビズリーチだ。優秀層、高所得者層に特化した転職サイトなので、CFOやCOOを採用したい企業がこぞって利用している。

また、どうすればCFOとして転職できるかを知りたければ、JACリクルートメントに相談すると良い。筆者がかつて在籍していた会社でも、CFOをビズリーチJACリクルートメントを活用して探していた。将来CFOを目指したいというフェーズの方は、リクルートエージェントに相談すると良いだろう。

いずれにしても、まずはビズリーチに登録した上で、転職エージェントに相談してほしい。

経営を支援する側から事業会社への転職

-自己紹介をお願いします。
新卒で日系大手銀行に入社し、約10年勤務しました。
その後、現在勤務している、社員40名のベンチャー企業に、財務部長としてジョインしました。その後、財務部長としての成果を認められ、ほどなくしてCFOに昇進しました。

-銀行ではどんな業務を経験されましたか。
融資、営業、審査を広く経験しました。事業再生やベンチャー企業支援の部署では、ただ融資を実行するだけでなく、営業、審査、外部ネットワークの構築など幅広い仕事の経験を積みました。数百社を担当しましたが、担当する中小企業やベンチャー企業の経営者とはすべて直接面談し、経営改善も並行して行いました。

キャリアの途中では、地方に異動して地場の事業会社に出向し、経営改善に携わる機会もありましたし、大学に通って資格取得をした時期もあります。

-CFOに転職した経緯を教えてください。

企業の経営支援を行う銀行員として、事業の現場を知らないと成功しないだろうと思っていました。入行4年目から、事業会社で働くことに興味はありましたが、実際に転職したのはそれから5年以上かかりましたね。

なぜかというと、銀行員として経営を支援することと、実際に会社経営を行うことは、きっとまったく違うのだろうなと、その当時は考えていました。なので、具体的に事業会社への転職に向けてアクションしなかったんです。しかし、事業会社への出向を経験したことが、キャリアを転換する大きな転機になりました。

銀行員としての経験が、事業会社でも通用すると自信がついた

-出向先の印象はどうでしたか。
労働強度に驚きました。正直、銀行時代とは比べ物にならないほどの大変さでした。しかし、出向前から、事業会社での経営改善はかなり忙しいだろうと覚悟していたので、大変ながらも想定の範囲内だなと、なんとかやりきることができました。

-出向先で得た学びや経験を教えてください。
「事業会社に行ってもなんとか通用するな」という自信です。銀行員として経験してきた業務がまったく通用しないわけではないことを、身をもって体験できたのです。

たとえば具体的には、売上や費用をブレイクダウンし、その成長や改善ポイントの仮説と検証を行って改善に取り組んだ結果、利益が予算比で約2倍になったことがありました。

銀行員として、定性・定量での事業分析や、戦略の評価、仮設設定・検証などを、それまでは当たり前と思って取り組んでいました。しかし、実は企業経営の現場においては、必ずしも当たり前に行われているわけではなく、きちんと行うことで業績に大きな改善をもたらすことができるのです。

CFOを目指したい方は、ビズリーチに登録しよう。銀行員としての経験がどれだけ生きるか、転職エージェントから親身に教えてもらえるはずだ。

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銀行での成長可能性にジレンマを感じる

-出向から戻ったあと、転職の思いが強まったんでしょうか。
はい、出向から戻ってからはベンチャー向け融資を行ったのですが、経営者と話し合いを繰り返し、経営戦略や戦術、計画の策定など、融資以外の支援を行ううちに、「経営を支援する側から、実際の経営現場に入り込みたい」という思いがどんどん強くなりました。

-銀行員としてキャリアを構築することをどう考えていましたか。
銀行員としてこれ以上の自身の成長があるのか、と7年目から感じていました。銀行員として、経営者と対話するような業務においては手ごたえを感じていましたし、もちろん収入面や就業安定性には不満はありません。

しかし一方で、このまま同じような業務を繰り返し続けても、自身のビジネスパーソンとしての成長はないな、というジレンマを常に感じていました。転職してマンネリから脱却し、成長できる環境に身をおくことで、自分のより大きな成長が実現できるのではと、漠然とした期待も持つようになりました。

-実際に、誰かに相談しましたか?
はい、ビズリーチなど、CXO転職に強そうなエージェントいくつかに登録したのはその時ですね。エージェントに聞いてみたところ、やはり、同じような悩みを抱いて問い合わせてくる銀行員は多いそうでした。

エージェントから、これまでキャリア相談にのり、転職支援してきた銀行員の方々の話を聞くことで、自分の悩みも転職で解決できるかもしれないと思わせてもらいましたし、背中を押してもらいました。

-実際の選考の流れを教えてください。
何社かのベンチャー企業の経営者と面談し、最終的に転職先を決めました。
面談した企業は、人材エージェントからの紹介と、前職のコネクションが半々です。

成功するベンチャーを見極めるにはエージェントを活用しよう

-CFOとしてジョインすべきベンチャーを、どう見分ければ良いでしょうか。
私は、企業の成功の一番の鍵は「経営者」だと考えています。ですので、一番信頼できる経営者の会社に行きたいと思いました。経営者の良し悪しというか、この経営者を大成させたい、一緒に事業を作っていきたい、と思える経営者がいる会社を何社かに絞って、最終的に決めました。

副次的な要素としては、マーケットやビジネスモデルですが、自分の仮説をエージェントにぶつけて、ディスカッションするのが良いでしょう。というのも、マーケットやビジネスモデルは、オープンな情報だけでは限定的なので、過去の転職支援やコネクションを通じて、エージェントが蓄積している求人情報を引き出すことが非常に有意義だと思いました。

自分はこういう仕事をしたい、こういうビジネスモデルに携わりたい(たとえばサブスクリプション型がいいなど)という考えや条件をまとめて、エージェントに面談でぶつけます。そうすると、条件に合い、CFOのポジションが空いている会社の候補をみつくろってくれます。

また、ベンチャー業界に詳しいエージェントは、こちらが提示した条件にぴったり合っていなくても、今伸びている会社や、IPO準備を進めている会社など、新しい選択肢を提示してくれるのでありがたいです。

-CFOとしてジョインすべき、適切な事業ステージはありますか。
自分のキャリアプランと、ベンチャーのどのフェーズに携わりたいか、の二点で決まると思います。

CFOとしてジョインするのであれば、基本的にはイグジットを見据えることになりますよね。イグジットには、IPO(株式公開による株式売却)や、M&A(バイアウト)による株式売却などの方法がありますが、バイアウトを前提としてジョインするCFOはあまりいないでしょう。

自分のキャリアプランを考えた時に、たとえば数年以内にIPOしたいのであれば、問答無用でアーリーステージ(事業の立ち上げ・検証期間)の後半からミドルステージ(事業が伸び始めている期間)のベンチャー企業を狙うべきです。
一方、キャリアプランをそこまで急いでおらず、事業を1から作るところに関わりたいなら、シードステージ(創業期)のベンチャー企業の方が希望に近い仕事ができるでしょう。

ただし、事業ステージも、オープンな情報からはわかりづらいです。ベンチャー企業に詳しいエージェントに、資金調達の状況などをヒアリングするか、選考時に経営者に直接聞くことになります。

CFOを目指したい方は、ビズリーチに登録しよう。CFOを採用したい企業が最も利用している転職サイトであり、転職エージェントがCFOになるための方法をアドバイスしてくれる。

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増えるIBD(投資銀行)出身CFO

-ベンチャーのCFOは、どのようなキャリアの方が多いですか。
最近は、IBD(投資銀行)出身者が、クックパッドやマネーフォワードのクラスのメガベンチャーのCFOになるケースが多いですね。IBD出身者が求められるのは、IPO前のラストファイナンス、最後に数億円から数十億円集めたい、といった場面が多いでしょうか。

資金調達に際して、CFOが求められるのはスキルです。もしくは、「元IBD」というネームバリューで、出資者の信頼を勝ち取っていきますね。実は、スキルが伴っておらず、肩書きだけという人もいますが。

たとえば、M&A領域の経験がある投資銀行出身の知人が、IPO間近のベンチャーにCFOとして転職したケースがありました。これはまさに、IPO前の最後の資金調達を乗り切る手腕を買われた形ですね。

他には、VC(ベンチャーキャピタル)からシードベンチャーに、CFOとしてジョインした知人もいます。インセンティブとしてストックオプションをもらったり、自分でも出資したりと、株を持ちながら事業を作り、EXITするときの一攫千金を狙うパターンです。ジョインしたベンチャー企業のIPOと、自分自身の成果を連動させて考えられるのは、入社後もモチベーションとして大きかったそうです。

ただ、後者のようにストックオプションを多く得たケースでも、結局、ジョインした後はお金目当てではなくなることが多いです。つまり、ストックオプションや株の価値上昇などの目先の金銭的利益だけしかモチベーションがないと、実際にベンチャーの経営陣の一員としてやっていくのは難しいと思います。シードであればあるほど、CFOも経営者と同じ目線を目指し、ビジョンへの共感がないと、なかなかやっていけません。

また、IBDほど多くはありませんが、会計士としてのスキルを活かしてCFOに転職する人も多いですね。

資金調達と経理だけがCFOの仕事ではない

-CFOの業務内容は、入社前のイメージとギャップはありましたか。
業務の幅でいうと、ベンチャーのCFOの仕事は、資金調達と経理業務がメイン、というイメージが強いかもしれません。しかし、それだけやって終わりではCFOとして成功できないと、先輩CFOからずっと言われていました。なので、現場はもちろん、あらゆる経営リソースの管理や運用に携わる必要があると、入社前から覚悟していました。

入社してみて意外だったのは、さらに法務や総務、労務管理も一定グリップしておく必要があるということです。大変ですが、IPO準備のために、経営リソース(ヒト、モノ、カネ、情報)の一連の運用管理をCFOが網羅的にやるのは必然かなと思いますし、任される裁量が多いのだと前向きに受け止めています。

また、CFOはプレイングマネージャーであるべきだと私は考えています。マネジメントだけしていればいいという話ではありません。分析など自分でも手を動かし、現場をしっかり見るべきですし、それが自己の成長にも、管理体制の改善や向上につながると思っています。自分の仕事がそのまま会社の管理レベルの向上に直結するのは、ベンチャー企業ならではの醍醐味ですね。

CFOを目指したい方は、ビズリーチに登録しよう。CFOの具体的な業務内容を転職エージェントが教えてくれる。

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銀行での経験がCFO業務に活きている

-いきなりCFOに転身して、通用するものでしょうか。
なんとかなります!職種が人を作ると思います。私もそうですが、ごく少数のシリアルCFO以外は誰しも、「いきなりCFOになれるのか?」という不安に直面して来たはずです。

実際にベンチャーに入って、CFOという役割として与えられた目の前の仕事を愚直にやるのと、たとえば前職が銀行員であれば、融資先の企業で直面していた課題感と似たことがなにかしらかあると思うので、改善を提案したり地道に自分でやってみたりすると良いです。

-前職の銀行の経験は活きていますか。
もちろんです。そもそも銀行員として行なっていた企業分析そのものがCFOの仕事に直結します。

また、金融機関は管理体制がしっかりしているので、それをベンチャーに移植していくことは非常に有益ですし、ベンチャーにはそういう人がいないので新鮮に受け止めてもらえます。

銀行業務の縮小の前に、キャリアチェンジに一歩踏み出そう

-ご自身同様、銀行からCFOへの転身を検討している方にアドバイスをお願いします。
特に大手銀行や政府系金融機関では、顧客と経営の話をしたり、コンサルや営業の仕事をしたりできるのは、長くても6〜7年ではないでしょうか。特に30代後半になると、上から期待されればされるほど、社内や監督省庁向けの資料作成、金融庁対策など本部での仕事が増えます。

現場に行く機会がどんどん少なくなり、経営者と話すことが喜びだったはずなのに、俺はなにをやっているんだろう、こんなことやりたくて銀行に入ったわけじゃない、と思うことも多かったです。安定ある仕事から踏み出せないが、閉塞感を脱したいと思う人は一定いるはずです。

銀行業務自体が、自動化、IT、IOTに取って代わられる部分が大きいのは明らかです。自分のスキルでは銀行の外で通用しないのでは、と悩む人がいたら杞憂です。銀行で7〜8年経験を積んでいるなら、今すぐ外に出ましょう。

CFOを目指したい方は、ビズリーチに登録しよう。多くの情報が集められるので、転職を決めた方はもちろん、転職するかを迷っている方も活用してほしい。

BIZREACH

編集後記

いかがだっただろうか。「ベンチャーのCFO」と聞くと、未経験で通用するのか、自分の職歴で転職できるのかと不安になる方も多いだろう。しかし今回取材した方が語るように、誰しもはじめはCFO未経験者である。また、銀行での融資や審査の経験が活きる部分も大きい。

金融の経験を生かしつつ、新しいフィールドで自らの可能性を試してみたい、ビジネスサイドに興味があるという方は、ベンチャーでのキャリアも選択肢に入れてみてはどうだろう。

なお、CFOに転職をしたい方にお勧めの転職サイトがビズリーチだ。記事内に書いたように、自分の志向するビジネスモデルや条件を踏まえて相談するも良いし、ベンチャー業界がさっぱりわからないという方は、効率よく情報収集するチャンスなのでいろいろ聞いてみよう。優秀層、高所得者層に特化した転職サイトなので、CFOやCOOを採用したい企業がこぞって利用している。

また、どうすればCFOとして転職できるかを知りたければ、JACリクルートメントに相談すると良い。筆者がかつて在籍していた会社でも、CFOをビズリーチJACリクルートメントを活用して探していた。将来CFOを目指したいというフェーズの方は、リクルートエージェントに相談すると良いだろう。

会計士資格を持っており、事業側への転身を考えているという方は、会計士の転職支援に強いマイナビ会計士を使ってほしい。

コンサルティングファームで働いている方の転職支援に強いのは、アクシスコンサルティングだ。

いずれにせよビズリーチにまず登録してから、さまざまなアクションを起こそう。転職活動は、戦略的に進めた者勝ちである。明るい未来がくることを信じている。
今日は以上だ。

2019年12月の転職トレンド

なにかと慌ただしい師走、転職活動を始めるのは腰が重いかもしれない。しかし、新年度に向けて転職したいなら、必ず12月に転職活動をスタートさせてほしい。

一年で最も採用活動が活発なのは1月から2月だ。一年で最も入社が多い4月に向けて、2ヶ月前内定が一般的だからだ。 しかしこれは管理職ではない一般社員の求人に限った話で、重要ポジションの求人は12〜1月に募集終了する。なぜなら、新年度に向けて事業計画を立てたり遂行したりする経営幹部や管理職は、一般社員よりも早いタイミングで採用する必要があるからだ。

また、一般社員の求人も、1月より早めに募集開始する企業はあるので、いち早く応募しておけば有利だ。人気企業の魅力あるポジションには、驚くほどあっという間に応募が殺到し、良い人材がいれば募集がクローズしてしまい後の祭りだ。 転職活動といっても、ただネットサーフィンをしているだけではまずい。転職エージェントしか持っていない、ネット非公開の有料求人が多いので、転職エージェントになるべく早く登録し、希望にあう求人情報の提供を受けた方が良い。

ちなみに転職エージェントも、担当できる求職者数には限りがある。転職活動が盛んな1月から2月は、求職者に優先順位をつけて対応しているのが実情だ。優秀なエージェントに、しっかりとサポートして欲しいなら、早めに登録だけでも済ませておこう。

→ビズリーチなどの転職サイトにまずは登録し、経験豊富なプロのエージェントに、非公開ポジションの情報を、直接ヒアリングすることをおすすめする。12月のトレンドは、以上だ。

筆者のお勧め転職サービス

1位 ビズリーチ キャリアアップを考えるのであれば、まずは必ず登録すべき転職サイトだ。大手企業の特別求人やベンチャー企業の幹部求人などが多く掲載されており、求人の質が段違いに良い。また、多くのヘッドハンターやキャリアコンサルタントが登録しており、スカウトメッセージが届くこともある。自分の市場価値を知ることに繋がるので、直近での転職を検討していない方も登録すると良い。

2位 JACリクルートメント ハイキャリアに特化した転職エージェントであり、年収アップに繋がる転職支援に定評がある。年収が500万円以上の方や、その給与帯を目指したい方は登録すべきだろう。特に、年収1000万円前後の転職では日本有数の実績を有している。まずは、レジュメを登録し、キャリアコンサルタントとの面談に参加してほしい。
また、JACリクルートメントに相談した人へのインタビューは→こちら

3位 リクルートエージェント 日本一の実績を有する転職エージェントである。案件数が多いので、市場の情報を網羅的に収集することができる。また、キャリアコンサルタントへの教育が行き届いているため、どのキャリアコンサルタントが担当になっても、安定して質の高い支援を受けることができる。特に、若手でこれから実績を積んでキャリアアップしたい方は、必ずキャリアコンサルタントとの面談に参加すべきだ。

4位 アクシスコンサルティング お勧め度は4位としたが、コンサルティングファームに転職したい方には、一番お勧めしている転職エージェントだ。コンサルティングファームへの転職では日本有数の実績を有しており、主要なファームのほとんどと取引している。特に、事業会社に在籍するコンサル未経験者の支援には定評がある。どのファームでどのような選考が行われ、どうすれば合格できるかを熟知しているので、コンサルティングファームへの転職を視野に入れている方は面談に参加すると良いだろう。

5位 パソナキャリア 日本有数のHR企業であるパソナの転職支援サービスだ。丁寧な候補者支援に強みを有しており、候補者の性格や気持ちを理解しながら、ホスピタリティの高い転職支援を行ってくれることだろう。案件数はリクルートエージェントよりやや少ないが、仕事が丁寧で、自分に合った求人を丁寧に紹介してもらうことができる。他のエージェントの面談に参加し、違和感を感じた方には特にお勧めできるエージェントだ。