20代~30代のキャリアを考えるブログ

若手のキャリア、転職についてインタビュー、意見を発信しています。

総合系ファームに転職するのはアリなのか

総合系ファームは戦略ファームの対義語的な使われ方をすることもある。

戦略系ファームは依然としてマッキンゼーやベインをはじめ人気であるが、総合系ファームも負けず劣らず転職者に人気である。

しかし最近、総合系ファームは質が落ちてきていると言われ、転職する意味があるのかというのは問われているところである。

そこで、総合系ファームに転職すべきなのか、また転職するならどういう人がよいのかを書かせていただく。

総合系ファームの具体的社名

総合系ファームとは、戦略、IT、実行といった様々なフェーズまで行っているコンサルティングファームである。

具体的な社名としては、アクセンチュア、デロイトトーマツコンサルティング、プライスウォーターハウスクーパースが有名であり、採用を積極的に行っている。

また、EYやKPMGといったコンサルティングファームも総合系ファームとして位置付けられている。

総合系ファームへの転職がなぜ増えているか

総合系ファームへの転職が増えている理由は、コンサルティングファームがプロジェクトを大量に受注しており、人員が足りていないからである。

近年は、企業がコンサルティングファームに仕事を依頼することが当たり前になった。また、みずほ銀行に代表されるような大規模なシステム系のプロジェクトもコンサルティングファームに依頼している。

一言でいうと景気がよいから採用しているのである。

求職者目線で見ても転職希望者が殺到している。これは、総合系ファームに成長を求めて転職していることが多いからである。

総合系ファームに転職している人

総合系ファームに転職している人は、コンサル未経験者が多い(SEも含む)。

彼らは成長志向が強いが、今の仕事がつまらなくて転職してくるのだ。

代表的なのが銀行員だ。支店のつまらない営業や息苦しい環境を早く脱したくて、転職先として年収が維持でき成長できそうな総合系ファームを選ぶ。

他には、営業ばかりしていて、スキルが身についているか不安になり、社外では活躍できないのではという不安からコンサルティング業界の門戸をたたく人もいる。

最近では、新卒でベンチャーに入ったが、低賃金長時間労働で意欲を削り取られ、まともな年収と生活を取り戻すためにコンサルに転職する人もいる。

コンサルティングファームがまともな生活と言われるようになったのも驚きである。

ちなみにコンサルティングファームはブラックと言われるような環境に大きな振れ幅はないが、ベンチャーは十社十色であり、ドブラックな企業も少なくないので注意しよう。

総合系ファームへの偏見

総合系ファームはIT案件ばかりで実際には戦略案件はしていないのではという偏見があるが、戦略案件の割合が戦略系ファームと比較すると低いだけで、実際は戦略案件も確実にこなしている。

アクセンチュアに代表されるように戦略部門が分かれているファームもある。

デロイトはユニット制なので、戦略案件ばかりやっているコンサルタントも存在する。逆にデロイトはITのユニットになったら蟻地獄のように脱出ができなくなるので注意しよう。

総合系ファームはSIerとしての機能を果たす部門もあり、そうしたところはプロフェッショナルファームのコンサルタントという雰囲気はまったくない。

近年はSAPの導入の需要が増え、SAP導入に長けている人が強制的に社内から招集される事例もある。

そのため総合系ファームで生きる場合は、社内での生存戦略を考えておこう。

転職するメリット

総合系ファームへ転職する場合、成長できない職場から転職した場合は確実に成長することができる。

成長できない職場は、求められている結果が曖昧で、職場の悩みが人間関係しかない状態だ。やる気が仕事に向いていない状態から仕事に向く状態に変わる。

何をするかわからない、意味がわからないことにエネルギーを割かれている状態は人間にとってストレスフルである。

古い企業だと30歳超えてからようやく仕事を任されることになる。そうなると、20代を浪費してしまうことになる。

その点コンサルティングファームはクライアントに提供すべき価値がある程度明確で、一生懸命ゴールに向かって働くことが多い。

一部、コンサルでもゴールが不明瞭にして、プロジェクトを引き延ばし、売上をもっとせしめようとするとんでもないパートナーがいるが。

転職するデメリット

デメリットを挙げるとすると、きつい時期が必ずやってくることだろう。徹夜に近いことを厭わない精神が求められる。

最近は状況が改善されているとはいえ、炎上しているプロジェクトは当然あるのできつい時期があることに間違いはない。

ずっと平凡で楽な世界を求めるならコンサルは辞めたほうがいい。

転職後のキャリア

コンサルに転職すると一気にキャリアが開ける。もちろん経験が買われるのだが、それ以上に視野が広がる。

また卒業生がよく社内のイベントに来るので話をすることができる。銀行にいたら会社の飲み会に、辞めた人間が来ることはありえないだろう。

排他的な雰囲気はないため、色々な情報をゲットできるのはよい点だ。情報収集の仕方から事例の存在が転職の際に役立つことは言うまでもない。
一方、コンサルティングファームにいたらといって、IBDへの転職や、PEファンドへの転職が容易になることはない。

また、総合商社への転職も難しい。総合系コンサルティングファームからは、IBD、PE、総合商社への転職が厳しいのは事実だ。

日系のPEにたまにアクセンチュアストラテジーやMBAをはさんだ総合系ファーム出身者は見かける程度だ。

コンサルに勤めたからといって経歴に箔がつくのではなく、あくまで視野が広がるチャンスが増えると思っておいた方がいい。地味な仕事が圧倒的に多いなかで、耐え抜いて活躍できるかは転職後にどれだけがんばれるかだ。

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転職面接の難易度

現在は、転職面接の難易度の難易度は、はっきりいって低い。

コンサルはカルチャーフィットの部分のウエイトがベンチャー転職に比べると低くなっているので、受かりやすい。

大量採用の時代に入っておけば、入社後に求められるハードルも低く働いて経験が積めるので、現地点で実力がない人や、職歴的に転職に行き詰まっている人にとってはいい。

逆に、コンサルティングファームにすでに転職する実力がある自信を持っている人は、少しでも良いファームに転職しよう。

マッキンゼーやベインといったファームのほうが活躍できる。もちろんドロップアウトする人も多いのだが。マッキンゼーで通用しなかったら、総合系ファームに転職したらよいので、最初に難しい山に登ることを勧める。

ただし、アナ、アソクラスで、総合系から戦略系へ、戦略系から総合系へという転職のパターンは実はあまり多くないことに注意しておこう。

ケース面接がない場合もある

最近の総合系ファームはケース面接がない場合もある。いわゆる戦略部門の仕事には配属されない採用になると、面接がない。

一方で、志望動機をかなり問われるようになってきているのでしっかりと対策をしてほしい。

なぜコンサルティングファームに転職したいかを論理的に説明できるかどうかは、ケース面接並みのつっこみを受けるので、論理性を見られているという観点においては変わらない。

志望動機を見る理由としては、コンサルティングファームの離職率がある程度高いのでしっかりとした理由がある人を採用したいという意向がある。

頭がめちゃくちゃいい人だけとっても辞められては意味がないので、継続して考えられることができるか、また、継続して仕事に取り組む力があるかを見るのだ。

転職は若いうちがよい

30歳を超えて転職すると、コンサルのハードさと地味さに辟易して、すぐに辞めてしまう人も少なくない。

決して本人に能力がないわけではないが、30歳前後でしていた仕事に比べてコンサルのアナリストポジションの仕事があまりにも単調で我慢比べに見えてしまうからだ。

若さは根性で乗り切ることができるが、年齢を超えてからは考えたほうがよい。近年は、日系のファームですら未経験30歳以上を採らなくなってきている。

コンサルの絶対数が圧倒的に少なかった昔の時代とは異なることを理解しておこう。

転職サイトの活用で転職が成功する

転職サイトをどこまで活用できるかで転職の成功は変わってくる。具体的に成功というと、転職後に有利な配属になり、かつ、複数ファームから内定を獲得し、選択の余地を残すことが重要だ。

転職サイトはまず、ビズリーチに登録しよう。なぜならば総合系ファームの人事、また総合系ファームに強い転職エージェントが数多くいるからだ。

直接人事からメールが来て会う場合、話が早く進むので良い場合がある。

一方で、コンサル転職未経験なら転職エージェントと話したほうがよいのでビズリーチを通して転職エージェントと会おう。

転職エージェントでおすすめを挙げるとすると総合系ファームならアクシスコンサルティングが実績が数多くある。総合系ファームの相談をすると多様な選択肢を提示してくれるのでおすすめだ。ビズリーチと併用しよう。

今日は以上だ。