キャリア相談室

転職面接で受かりやすい人は自分を売り込むのがうまい人だけではない

 転職面接で受かりやすい人の特徴として自分を売り込むのがうまい、自己PRがうまい人と言ってきた。ただし、現実問題としてこれ以外にもうかりやすい人がいるのが事実なのである。面接官側の問題点も含め論じていきたい。

自己PRがうまい人

自己PRがうまい人は話し方がうまく、適切な言葉選び、相手との間合いの測り方、話の切り取り方が自分の良さがでるところだけチョイスする(これを世の中では盛っている?と呼んでいるのだろうか)等のスキルに長けている。

これは新卒就活においてもうまくいった人は中途でもうまくいく傾向がある。新卒就活で失敗している人は自己PRが苦手な人が多い。

もちろん地頭が悪い、学歴が極端に低いといった他の要素がある場合は別だが、東大生で、かつ地頭もいいのに就活で失敗する人は自己PRに問題がある。 しかし、転職活動の面接になると別のスキルで転職を成功させる人がいる。

転職面接と新卒就活面接の違い

転職面接と新卒就活面接の違いはいくつかあるが、面接が1:1(場合によっては企業側が複数人)で行われる点だろう。

新卒の就活でグループ面接が苦手だという人を多く見てきた。隣の慶應大学経済学部所属で回線販売の営業成績でナンバーワンをとり、テニサーでは新歓で過去最高動員をしたさわやか学生がとなりにいると、自分の力を発揮できない思いをした人もいるだろう。

当然だが、商社の面接でラグビー日本一になった経験のある人が隣にいたら委縮して自分は合格は厳しいんじゃないかと委縮するのは当然だ。 だが、中途は1:1でじっくり判断される。新卒でも1:1でしたいが、リソースの都合上、集団でしたほうが効率がよいからそうせざるを得ない側面もある。

中途採用の面接で、1:1だと周りを気にすることなく自分のアピールさえすればよい。また、新卒面接のときと異なり、同じ社会人という扱いで面接を受けることになるため、ある程度同じ目線で、きちんとお客様扱いをして面接をしてくれる。

新卒就活では働いた経験のないひよっこ扱いなので立場が対等でないのは当然だろう。

自己PRが下手でも転職の面接でうまくいく人

ずばり、転職活動の面接でうまくいく人は傾聴力のある人だ。新卒においても傾聴力を見てくる企業が多いが、どちらかといえばまわりとうまくやれる=集団の中に溶け込める、協調性を見ている場合が多いのではないか。(これはかなり個人的な主観であるので意見をいただきたいところである。) 傾聴力とは何か定義したい。

傾聴力とは相手の話をしっかり最後まで聞き、適切な返事や質問を行い、相手が伝えたいことを最後まで話してもらうことに成功し、気持ちよくその場を相手に終えてもらう能力であると思われる。

本サイトではインタビュー記事を多数作成しているが、相手に思いのたけを全部話してもらうためにインタビューする側の傾聴力が問われてくる。 傾聴力があるかないかで大きく変わってくる。

傾聴力を生かした面接

傾聴力を生かした面接について考えてみる。面接官側への能力に関しては後から述べるとして現実に起こっている話をする。

転職活動の面接においては、終業後(歯医者という理由で候補者は少し早めに早退してくる。チームメンバーのoutlookが歯医者の予定でうまりだしたら察しよう)の夕方の時間に面接がはじまることが少なくない。

さて、面接官側の立場だが、夕方になると疲れており、理不尽な上司との折衝につかれストレスフルな状態になっていることがある。 このような場合に面接をするのは嫌だろう。そして人間なので愚痴をいいたくなるだろう。

お分かりだろうが、面接中に面接官が愚痴を言いはじめる場合がある。そうなると、候補者は自分をアピールするよりも面接官の愚痴を聞き共感し、理解している姿勢を出すと面接の通過率があがる。

面接官が役員や社長クラスならこのようなことにはならないが中間管理職だと愚痴を面接中に言い出すのだ。

悪い面接

お分かりだろうが、傾聴力を出して、愚痴をいっている面接官の愚痴をしっかり聞いていると受かりやすくなるが、このような面接官のいる会社は問題ではなかろうか。 面接している側は気づかないのだが知らないうちに面接中に愚痴をいってしまっている”低レベル”な面接官も少なくない。

なかなか会社としても把握しづらく候補者をうまくattractできないために内定辞退率があがってしまう。 面接官をする方も本サイトをご覧になる方には多いが気を付けてほしい。 傾聴力を生かし、候補者に転がされてしまう、面接官には気を付けてほしい。

このようなレベルの低い面接官を出してくる会社にはよほど大手で業界1位でないと入社は見合わせたほうがあなたのためかもしれない。

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ビジョンを語る社長にも傾聴力は有効

経営者になると物事の判断を数秒から数分で行うのでよい候補者かどうかは一瞬で見抜くと豪語している社長にも会う。 そして社長は自社への思い入れも強いため自分のビジョンを語り続ける。

そのときに、傾聴し、きちんと最後まで話が聞けると社長からの評判もプラスになる。(数秒で結果を判断しているため結果はその後変わらない場合もあるが…) 傾聴というより共感してあげることがこの場合は大事かもしれない。

いずれにせよ新卒面接とは異なり、しっかり相手の話を聞いてあげることが面接において有利になることがあることは事実だ。

傾聴力が面接においてプラスになることの危惧

さて、小生の考えだが、傾聴力によって差が生まれている現状を好ましいとは思っていない。

もちろん面接は相互理解の場でキャッチボールをするため傾聴力は多少は必要であるが、傾聴力だけで面接を突破している人を見るとそれで今の面接のやり方はいいのかと企業側に問いたくなる。

しっかりと候補者の思いをふまえ、考えを聞き採用をするかどうか考えてほしい。最後は企業側へのメッセージになってしまった。

面接は客観的に見る場が必要

面接はやはり1:1だと自分のことを客観的に見るのが難しいので、別の場面でフィードバックをもらえるように心がけよう。 転職活動時は友人に相談をし、どういう人間か意見をもらおう。

できれば一緒に働いたことがあり、すでに転職した人がベストだ。仕事への自分についての意見がもらえる。 同様に初対面の第三者から自分に関しての意見をもらうことも重要だ。

面接指導がやたらうまい転職エージェントがいるので転職エージェントに指導してもらうとよい。面接指導とキャリアアドバイスが両輪でうまいエージェントがなかなかいないのでできれば使いわけたほうがいい。

ビズリーチに登録しているエージェントで面接指導に自信を持っていると書いている人がいたらアプローチしてみよう。 また、DODAリクルートエージェントは過去の面接質問集があるのでもらうだけで価値がある。

MIIDAS(ミーダス)というサービスは市場価値把握に使えるよいサービスなのでぜひ検討してほしい。

今日は以上だ。 BIZREACH

2019年11月の転職トレンド

企業は10月に下期の採用を終えて体制が整い、今の時期は求人情報としては凪の状況であるという向きもある。11月の採用決定者数は、数字としては低調になっているのが事実だ。

転職希望者も、上半期末や下半期初の繁忙期を終えて一息つき、転職活動をなかなか始めない。実際に、転職メディアの閲覧数は、11月は決して多くない。

だからこそ、実は、11月に転職活動を休む、年末年始休みまで転職活動を始めなくていい、というのは誤りだ。管理職や、チャレンジングなポジションの転職を望む人がいれば、少なくとも情報収集は、確実に11月から開始したほうがいい。

日本の企業の多くは3月決算だが、上期の業績の着地結果が固まるのは今、11月の始めである。企業側では、業績の着地結果を踏まえて事業計画を修正し、下期の業績達成に向けて動き出していく。

業績を達成するため、欠員を急いで補充するケースもあるが、逆に、チャレンジが必要なプロジェクトで、クリティカルに必要な人を採用するので、重要な求人ポストの募集が意外と始まる時期なのが11月だ。

中途入社は4月がピークだが、重要なポジションは採用決定まで時間がかかる。重要なポジションを4月に確実に充足させるため、先行して、とりわけ非公開ポジションの募集を始める会社も多い。 重要なポジションは数も少ないので早い者勝ちだ。あっという間にクローズするので、多くの転職希望者が気付かない間に、募集が終わっていくのである。

→ビズリーチなどの転職サイトにまずは登録し、経験豊富なプロのエージェントに、非公開ポジションの情報を、直接ヒアリングすることをおすすめする。

11月のトレンドは、以上だ。

筆者のお勧め転職サービス

1位 ビズリーチ キャリアアップを考えるのであれば、まずは必ず登録すべき転職サイトだ。大手企業の特別求人やベンチャー企業の幹部求人などが多く掲載されており、求人の質が段違いに良い。また、多くのヘッドハンターやキャリアコンサルタントが登録しており、スカウトメッセージが届くこともある。自分の市場価値を知ることに繋がるので、直近での転職を検討していない方も登録すると良い。

2位 JACリクルートメント ハイキャリアに特化した転職エージェントであり、年収アップに繋がる転職支援に定評がある。年収が500万円以上の方や、その給与帯を目指したい方は登録すべきだろう。特に、年収1000万円前後の転職では日本有数の実績を有している。まずは、レジュメを登録し、キャリアコンサルタントとの面談に参加してほしい。
また、JACリクルートメントに相談した人へのインタビューは→こちら

3位 リクルートエージェント 日本一の実績を有する転職エージェントである。案件数が多いので、市場の情報を網羅的に収集することができる。また、キャリアコンサルタントへの教育が行き届いているため、どのキャリアコンサルタントが担当になっても、安定して質の高い支援を受けることができる。特に、若手でこれから実績を積んでキャリアアップしたい方は、必ずキャリアコンサルタントとの面談に参加すべきだ。

4位 アクシスコンサルティング お勧め度は4位としたが、コンサルティングファームに転職したい方には、一番お勧めしている転職エージェントだ。コンサルティングファームへの転職では日本有数の実績を有しており、主要なファームのほとんどと取引している。特に、事業会社に在籍するコンサル未経験者の支援には定評がある。どのファームでどのような選考が行われ、どうすれば合格できるかを熟知しているので、コンサルティングファームへの転職を視野に入れている方は面談に参加すると良いだろう。

5位 パソナキャリア 日本有数のHR企業であるパソナの転職支援サービスだ。丁寧な候補者支援に強みを有しており、候補者の性格や気持ちを理解しながら、ホスピタリティの高い転職支援を行ってくれることだろう。案件数はリクルートエージェントよりやや少ないが、仕事が丁寧で、自分に合った求人を丁寧に紹介してもらうことができる。他のエージェントの面談に参加し、違和感を感じた方には特にお勧めできるエージェントだ。