リクルート

リクルートライフスタイルへの転職で押さえたいポイント

リクルートグループは、職種を問わず、転職先として非常に人気が高い。今日はその中でも、日常消費の領域を扱う「リクルートライフスタイル」への転職希望者に向けて、押さえておきたいポイントをお伝えしたい。

リクルートライフスタイルは、売上、利益ともに、リクルートグループの国内メディア事業のトップランナーだ。そのような環境での経験は、きっとキャリアの大きな転換点になるだろう。

リクルートへの転職を考えるなら、応募前に、リクルートへの転職実績が豊富で、内情を理解している転職エージェントに必ず選考対策の相談をするべきだ。

リクルートは独特のカルチャーを有しており、面接の方法もかなり独特だ。必ず聞かれる質問や、評価される回答方針などのノウハウがある。

実際に、リクルートグループ全社を受けて、全落ちした方から相談を受けたことがある。ノウハウを知らずに応募するのは、赤本を解かずに入試を受けるのに等しい。

まずは、リクルートグループのリクルートエージェントに登録するのが王道だ。しかしリクルートは意外にも、他の人材会社を積極的に活用している。

ビズリーチに登録すると、リクルートに強いエージェントから連絡がくる。リクルートエージェントが伝えにくいセンシティブなリクルートの内部情報も遠慮せずに教えてくれる。

リクルートライフスタイルの事業内容

リクルートのお家芸である圧倒的な顧客接点を生かし、『じゃらん』や『ホットペッパー グルメ』、『ホットペッパービューティー』といった日常消費領域のネットサービスを展開している。

また、近年はITの力を掛け合わせて、上記のネットサービスの顧客の課題を解決するために、業務支援サービスの拡充にも力を入れている。

リクルート住まいカンパニーの提供するサービス

じゃらん

言わずと知れた、国内旅行・海外旅行の予約・検索サイトである。「じゃらんゴルフ」や「じゃらん遊び」、法人の出張向けサービスなど、いくつかの派生サービスがある。

競合サービスである楽天トラベルと、シェア争いを長年繰り広げている。特に、Webのポイントキャンペーン付与合戦は、熾烈な争いの様相を帯びている。カスタマーにとっては、お得に旅することができるのでありがたい話だ。

余談だが、高級旅館・ホテルの宿泊予約サイト「relux」を運営するLoco Partnersの創立者、篠塚孝哉社長は、じゃらん出身者である。2013年にリクルートから3.3億の調達を行なっている。

さらに余談だが、猫の「にゃらん」のCMは筆者のお気に入りである。乃木坂46が猫耳ダンスするCMが、Webキャンペーンと連動でSNSで非常にバズるなど、なかなかプロモーションも秀逸である。

ホットペッパーグルメ

「ホットペッパーグルメ」は、国内最大級のグルメ情報サイトであり、飲食店の予約・検索や、お得なクーポンの利用ができる。

競合の「ぐるなび」や「食べログ」「Retty」に近年押され気味である。特に、CGM(利用者口コミ投稿)の「食べログ」の勢いは凄まじく、気圧されている雰囲気が強い。

筆者の知人のリクルート社員は、「リクルートのサービスのうち、リクルート社員に最も利用されていないサービス」などと揶揄している。

しかし、「ホットペッパーグルメ」のもとになっているフリーペーパー「HOT PEPPER」は、まさにリクルートの歴史を代表する革新的なプロダクトであった。リクルートのビジネスモデルや、新規事業立ち上げプロセスに興味がある方は、「Hot Pepperミラクル・ストーリー」という名著をぜひ読んでもらいたい。

「HOT PEPPER」は、飲食店、美容室、リラクゼーションスポット、スクールなど、街のあらゆるサービスのクーポンが載っているフリーペーパーである。

以前よりも印象は薄いが、現在も全国で展開しているので、駅やコンビニのラックで見かけたことがある方もいるだろう。選考を受ける前にはぜひ一度手にとって、ぱらぱらと見ていただきたい。

ホットペッパービューティー

「ホットペッパービューティー」は、国内最大級の美容院やビューティーサロンの予約・検索サービスである。

美容院だけでなく、リラクゼーションサロン、整体、エステサロン、ネイルサロン、まつげサロンなど、幅広い業態をカバーしている。

「美容院をネット予約する」という概念を生み出したのは「ホットペッパービューティー」の功績と言って間違いない。マツコデラックスの「まだネット予約じゃないの?」という数年前のCMが、筆者は強く印象に残っている。

競合は、楽天ビューティやEPARK、minimoだが、「ホットペッパービューティー」の一人勝ち状態である。

Airレジ(Airシリーズ)

  • Airレジ(POSレジアプリ)
  • Airウェイト(受付管理アプリ)
  • Airリザーブ(予約管理Webサービス)
  • Airウォレット(ポイント管理サービス)
  • Airマーケット(サービス提案サイト)

など、いろいろなサービスが派生している。いずれも、上記で解説した既存の日常消費領域のネットサービスのクライアント向けの業務支援サービスである。

現在は投資フェーズで、単独で黒字化は到底されていないと思う。しかし、クライアントへの導入率を高めることで、莫大なデータベースや決済手数料を手中に収めることができる、非常に夢のある新規事業ではないだろうか。

その他サービス

  • こカラダ(検診・人間ドックの予約サービス)
  • seem(スマホでできる男性向け不妊チェック)
  • ブッキングテーブル
  • TABROOM(家具・インテリアの情報サイト)
  • ショプリエ(ポイントカードのおまとめサービス

など、日常消費領域のさまざまな切り口のサービスがある。ただ、あまり配属人数が多くないので、中途入社時にピンポイントで志望するのは狭き門かもしれない。

最新の情報は、リクルートライフスタイルの現役社員や、リクルートライフスタイルの転職支援実績のある転職エージェントから、確実に入手してから面談に挑んでほしい。

リクルートへの転職実績が豊富で、内情を理解している転職エージェントは、ビズリーチに多く登録している。応募する前に、必ず相談に行って欲しい。

リクルートライフスタイルの組織体制

リクルートライフスタイルは、大きく下記の3つの本部に分かれている。

  • 企画統括室
  • ネットビジネス統括本部
  • 営業統括本部

リクルートライフスタイルの募集職種と仕事内容

募集職種は大きく以下に分かれる。

  • 営業職種
  • 企画職種
  • マーケティング職種
  • データ職種
  • エンジニア職種

営業職種

旅行、飲食、美容領域のクライアント向けに、『じゃらん』や『ホットペッパー グルメ』、『ホットペッパービューティー』のサービスを武器に課題解決提案を行うソリューション営業である。

企画職種

事業企画・推進などのビジネス企画ポジションと、Webディレクター、Webプロデューサーなどのネット系のポジションである。

マーケティング職種

SEOやCRM、集客やアドテクなどのディレクターやストラテジストを募集している。

データ職種

データアナリスト、データストラテジストを募集している。

エンジニア職種

テクニカルリードやフロントエンジニア、ビックデータアーキテクトなど、広範囲にエンジニアを募集している。

リクルートライフスタイルの狙い目の職種

募集人数が多いソリューション営業職種と、企画職種が狙い目である。

ソリューション営業職種

主なクライアントは、旅行、飲食、美容領域の企業である。

たとえばじゃらんでは、日本全国の旅館やホテルの経営者に対して、じゃらんネットの商品を通じた集客UPや業務支援の提案を行う。

ホットペッパーグルメやホットペッパービューティーでは、街のレストランや美容院のような個人オーナーの店舗から、大手レストランチェーンや美容室チェーンのような超大手企業まで、提案先の幅がさらに広い。

入社後に営業成績や提案の精度が高く、評価されると、より大手の、全国展開をしている法人を担当する部署に移動していく傾向がある。

単なる「広告営業」を超えて、クライアントの新規出店戦略や採用戦略などにも意見を求められ、積極的に応えていく方が、クライアントからも社内でも評価されている。

企画職種

企画職種で入社すると、リクルートライフスタイルが展開するいずれかのサービスにアサインされることになる。

じゃらんnet、ホットペッパーグルメ、ホットペッパービューティー、ケイコとマナブ.net、ポンパレ、ポンパレモール、Airレジなど、その選択肢は幅広い。

日本国内のシェア首位を誇るサービスや、海外展開を視野に入れたグローバルな検討をしているサービスも複数存在する。

そのような環境で、既存サービスのプロデューサーや、新規事業の立ち上げ責任者として、経営者目線でサービスを成長させていくことができる。まさにリクルートに企画職として転職する醍醐味だろう。

リクルートライフスタイルの年収事情

リクルートグループの年収は概して高い。20代後半で年収600万円、30歳で年収700万円以上をひとつの目安としていいだろう。

後述する「ミッショングレード制」で年収と賞与が決まるので、自分のパフォーマンスによって、年収は大きく異なる。

年功序列はまったくないので、20代でマネージャー、30代で部長になっている例もある。いうまでもないが、そのような活躍をしている場合は、若手であっても年収1000万円は超えてくるだろう。

リクルートライフスタイルの労働時間

リクルートは労働時間が長いイメージがあるかもしれない。かつてリクルートの本社ビルは夜中も電気が消えることがなく「不夜城」などと呼ばれていたが、今となっては昔の話である。

現在はリクルート全体で働き方改革が進んでいるので、心配はないだろう。
オフィスへの入退館時間や、PCを立ち上げている時間によって、労働時間はかなり厳密に管理されている。

労働時間が基準をオーバーした場合、本人だけでなくマネージャーも注意喚起される仕組みになっているので、会社全体で労働時間の適正化の意識が高い。

また、リモートワークもグループ全体で推奨されているので、会社や部署によって違いはあるが、自宅で作業できるのでプライベートが組み立てやすいという声をよく聞く。

ただし、ごく稀に、非常に労働時間が長い部署が散見される。要は花形部署が多忙なのである。
「キャリアよりもワークライフバランスを優先したい」という方は、部署毎の内情を把握できている転職エージェントに相談しよう。部署を選べば、「毎日終電まで」という事態は避けられるだろう。

リクルートへの転職実績が豊富で、内情を理解している転職エージェントは、ビズリーチに多く登録している。応募する前に、必ず相談に行って欲しい。

リクルート住まいカンパニーの評価制度

リクルートグループでは、「ミッショングレード制」という評価制度が採用されている。

グレード

グレードとは、本人に期待する業務量や難易度の規定である。各グレードに対して、年収と賞与レンジが決まっている。

グレードは、中途入社の場合、入社時に年収と合わせて提示される。

ミッション

ミッションとは、本人が取り組む業務・課題と、達成基準である。
年度の頭(新入社員の場合、着任時)に、本人とマネージャー以上で、半期毎のミッションを作成、合意する。

たとえば営業職種であれば「ネット商品の売上XXX万円。100%達成でA評価、120%達成でS評価」などというイメージである。

評価方法

期末の評価面談において、ミッションの達成度合いを元に、評価を決定する。
達成度合いが高いと、次の年度頭にはグレードが上がるので、年収が上がるという仕組みだ。

リクルートライフスタイルの社風・カルチャー

リクルートグループの社風・カルチャー

リクルートグループ全体として、主体的、社交的、アクティブな社員が多い。特に、プロパー(新卒入社)組、営業職種でその傾向が強い。

ただ、グループ全体で強化されているネットビジネス職種の部署では、中途組が多いことや職種特有の傾向から、物静かな方やロジカルな方も多い印象だ。

どちらの職種にせよ、自分のやりたいことや意志をしっかり持っており、それを周囲に伝えることができるパーソナリティの社員が活躍、出世している。

リクルートライフスタイルの社風・カルチャー

職種や部門によってかなり異なる。

営業職と、営業職以外(企画やマーケティング、エンジニア、データなど)の違いを論じたい。

営業職は、担当するサービスによって雰囲気がかなり異なる。
じゃらんは、クライアントが旅館・ホテルの経営者なので、平均年齢が高めで、落ち着きがある方が多い。比較的、男性営業も多い。

ホットペッパービューティーは、クライアントが美容業界のオーナーなので、平均年齢が低めで、女性比率がかなり高い。美容やアパレル出身の社員が多く、おしゃれで、美人な方が多い。

余談だが、ホットペッパービューティーのフロアは、香水やシャンプーのいい匂いがするのですぐにわかるそうだ。そんなエピソードからも、女性比率の高さがわかるだろう。

ホットペッパーグルメは、年齢層はじゃらんとビューティーの中間で、男女のバランスが良い。

営業職以外は、中途比率が高い。特に企画は、コンサルティングファームや、事業会社の経営企画からの転職者が多い、ロジカルな男性が多い印象である。

編集後記

リクルートライフスタイルへの転職を検討する上で、知っておくべきことを記載した。考えるべきことが明確になったのではないだろうか。

リクルートグループは、職種を問わず、転職先として非常に人気が高い。募集人数もかなり多いので、ぜひチャレンジして欲しい。

リクルートへの転職を考えるなら、応募前に、リクルートへの転職実績が豊富で、内情を理解している転職エージェントに必ず選考対策の相談をするべきだ。

リクルートは独特のカルチャーを有しており、面接の方法もかなり独特だ。必ず聞かれる質問や、評価される回答方針などのノウハウがある。

実際に、リクルートグループ全社を受けて、全落ちした方から相談を受けたことがある。ノウハウを知らずに応募するのは、赤本を解かずに入試を受けるのに等しい。

まずは、リクルートグループのリクルートエージェントに登録するのが王道だ。しかしリクルートは意外にも、他の人材会社を積極的に活用している。

ビズリーチに登録すると、リクルートに強いエージェントから連絡がくる。リクルートエージェントが伝えにくいセンシティブなリクルートの内部情報も遠慮せずに教えてくれる。

今日は以上だ。

筆者のお勧め転職サービス

1位 ビズリーチ
キャリアアップを考えるのであれば、まずは必ず登録すべき転職サイトだ。大手企業の特別求人やベンチャー企業の幹部求人などが多く掲載されており、求人の質が段違いに良い。また、多くのヘッドハンターやキャリアコンサルタントが登録しており、スカウトメッセージが届くこともある。自分の市場価値を知ることに繋がるので、直近での転職を検討していない方も登録すると良い。

2位 JACリクルートメント
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3位 リクルートエージェント
日本一の実績を有する転職エージェントである。案件数が多いので、市場の情報を網羅的に収集することができる。また、キャリアコンサルタントへの教育が行き届いているため、どのキャリアコンサルタントが担当になっても、安定して質の高い支援を受けることができる。特に、若手でこれから実績を積んでキャリアアップしたい方は、必ずキャリアコンサルタントとの面談に参加すべきだ。

4位 アクシスコンサルティング
お勧め度は4位としたが、コンサルティングファームに転職したい方には、一番お勧めしている転職エージェントだ。コンサルティングファームへの転職では日本有数の実績を有しており、主要なファームのほとんどと取引している。特に、事業会社に在籍するコンサル未経験者の支援には定評がある。どのファームでどのような選考が行われ、どうすれば合格できるかを熟知しているので、コンサルティングファームへの転職を視野に入れている方は面談に参加すると良いだろう。

5位 パソナキャリア
日本有数のHR企業であるパソナの転職支援サービスだ。丁寧な候補者支援に強みを有しており、候補者の性格や気持ちを理解しながら、ホスピタリティの高い転職支援を行ってくれることだろう。案件数はリクルートエージェントよりやや少ないが、仕事が丁寧で、自分に合った求人を丁寧に紹介してもらうことができる。他のエージェントの面談に参加し、違和感を感じた方には特にお勧めできるエージェントだ。