キャリア相談室

P&Gジャパン株式会社への転職にあたり知っておくべきこと

P&Gジャパン株式会社の特徴

P&Gジャパン株式会社(プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社)は、アメリカ合衆国に本拠を置く、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の日本における子会社だ。

プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は、世界180カ国にて48億人以上に製品を提供している世界最大の一般消費財メーカーであり、「世界中のお客様の暮らしをよりよいものにする」を企業理念としている。

プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)グループ全体での総従業員数は約95,000人、2017年度の総売上高は651億ドル、営業利益は140億ドルだ。

プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)のアメリカでの創業は、日本がまだ江戸時代の1837年までさかのぼる。

蝋燭製造業のウィリアム・プロクターと、石鹸製造業のジェームズ・ギャンブルがオハイオ州で創業した。ちなみに、プロクター・アンド・ギャンブルという社名は創業者2人の姓を並べたものである。

日本では、1972年に、ザ・プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニー(米P&G)、日本サンホーム株式会社、伊藤忠商事が、プロクター・アンド・ギャンブル・サンホーム株式会社を共同出資で設立し、1973年に営業を開始したのが始まりだ。

その後、事業の合併・譲渡・撤退等や社名の変更を経て、2006年に現在のプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社(P&Gジャパン株式会社)となった。

外資のメーカーは日系企業に比べるとある程度、柔軟に採用活動を行っているが、日系企業のように型にはまっていない分、転職活動をしようとすると情報集めに困るだろう。

もしP&Gへの転職を考えているのであれば、求人サイトとエージェントに並行して登録することをおすすめする。求人サイトは ビズリーチが最もおすすめだ。向こうからスカウトを受けることができるため、タイムリーに新着求人をキャッチアップできるだろう。

エージェントであれば リクルートエージェントJACリクルートメントがおすすめである。 リクルートエージェントは幅広い業界の知識を網羅しているので、外資への転職に先立って、他社と比較した情報を収穫できるはずだ。

JACリクルートメントはハイクラス層向けの転職エージェントである。ハイクラス層の求人はクローズドなことが多いので、自分ひとりで探そうと思うと大変なはずだ。その場合は、 JACリクルートメントに頼って情報を集めると良いだろう。

P&Gジャパン株式会社の事業内容

P&Gジャパン株式会社の製品は、洗剤、紙おむつ、ヘアケア製品、化粧品、小型家電製品などだ。

その代表的な製品は、アリエール、ファブリーズ、パンパース、パンテーン、SK-II、ジレット、ブラウン等、誰もが普段の生活の中で一度は目にしたことがあるものばかりだろう。

P&Gジャパン株式会社の組織体制

日本国内のグループ会社は下記の3社だ。

  • プレステージ合同会社:日本における化粧品・ビューティーケア製品・医薬品などの販売、輸出入
  • ピー・アンド・ジー株式会社:日本におけるP&Gグループ製品の製造活動全般
  • P&Gイノベーション合同会社:研究開発、製造技術支援、事業戦略の企画立案

P&Gジャパン株式会社の強み

P&Gジャパン株式会社は、マーケティングに極めて力を入れている企業として有名だ。後にも述べるが、P&Gジャパン株式会社のマーケティング部門の出身者で活躍している人材は数多くいる。

また、グローバル企業であるため、世界中の優秀層と共に働くことができるのも魅力的だ。世界中の多様性溢れるチームメンバーを巻き込み、結果を残すことのできる実力を手に入れることができる環境だ。

さらに、福利厚生も整っており、働きやすい企業としても有名だ。これまでに、数多くの表彰を受けている。

2018年には、世界的なビジネスリーダーのためのメディア「Forbes JAPAN」が主催する、日本最大規模の女性アワードの 「JAPAN WOMEN AWARD 2018多様性推進部門 グランプリ」 (多様なバックグラウンドや価値観を持つ社員が能力を十分に活かせる職場環境づくりを推進し、社内変革や社会への働きかけをしている企業を表彰)を受賞した。

各個人の働き方が尊重され、ワークライフバランスがとりやすい、以下のような様々な働き方が認められている。

  • ロケーション・フリー・デー(勤務場所を自宅以外でも柔軟に選べる制度)
  • フレックスワークアワー制度
  • セールス部門の直行直帰制度

また、会社の将来を担う人材は内部で育てるという”Build From Within(内部昇進制)”という考えのもと、組織をあげてより早く人が育つ環境作りをしているため、トレーニングは質も量も充実している。

P&Gジャパン株式会社出身のマーケティングのプロフェッショナル

マーケテイングに強いP&Gジャパン株式会社の多くの出身者は、他業種のマーケティングの分野でも活躍している。

マクドナルドを立て直した足立氏(現Niantic, Inc.)、Facebookジャパン代表取締役社長の長谷川氏をはじめとした、P&Gジャパン出身者は「P&Gマフィア」と呼ばれているのは有名な話だ。

以前、当ブログにてP&Gジャパン株式会社出身者についての記事を掲載した。

こちらを参考にしてほしい。

P&Gジャパン株式会社の募集職種

P&Gの既卒者採用には総合職と専門職の2種類がある。

総合職は、職種の中で専門性を高めるだけでなく、組織のマネジメントを行っていくキャリアであるため転勤を含む職務の変更が数年毎にある職種だ。

専門職は、会社がビジネスを行っていくのに必要な専門性を継続的に担っていく役割を果たすため、一定の職務に比較的長期間携わる職種だ。

また、将来の経営の責任を担う人材の育成も含めて、組織・人材は自社内で創り上げていくことを原則としているため、中途入社であっても、基本はどの職種もエントリーレベルでの入社となる。

なお、P&Gのマーケティング職は、求められるスキルや経験が非常に高く、難易度は非常に高いと言われている。

現在募集している職種の一部を以下に列挙する。このほかにも、生産管理の募集もしている。

また、現在募集をしていないが、営業職であるアカウントマネージャーや、マーケティング職のマーケティング・ブランドマネージャー等も欠員状況に応じて募集があるので、常に最新情報を得られるようにしておくことを勧める。最新情報はエージェントの利用が有効だ。

マーケティング アシスタント・ブランド・マネージャー

消費者の生活に密着し、消費者の生活を向上するブランドづくりをリードする「ブランドづくり」と、ブランドのビジョン・目標を立て、それを達成するための優れたマーケティング活動を行い、チームをリードする「ブランドの経営」にかかわる仕事だ。

組織付きHRマネージャー

組織付人事として、組織の人材および組織の能力(イノベーションと生産性を加速)を高めるための人事戦略の策定及び実行を担うポジションだ。

担当組織の日本のトップ(ディレクター)、リーダーシップチーム、アジアにおける担当組織の人事部門、日本の人事各担当者と密接に協働し、担当組織の人事戦略策定・実施、各プロジェクトをリード・実行する職務だ。

ブランドコミュニケーションマネージャー(ヘアケア部門)

ヘアケア部門のブランドの広報を担うポジションだ。

ブランドマネージメント部門(マーケティング)や外部の関係各社と密接に協働し、ブランドの認知度や信頼を上げる戦略的なコミュニケーションプランを設計し、実行することが重要な役目だ。

専門家、オンライン・オフラインメディア、ターゲット消費者に向け、ブランドの理解を深める施策を行い、革新的なブランドとしての位置づけを確立し、新規顧客を取り入れることが求められるポジションだ。

このように、P&Gにはさまざまなポジションが存在し、それぞれで求められる特性が異なる。自分がどのポジションだと最も活躍できるかを判断しづらい人も多いだろう。

その場合は、是非、求人サイトとエージェントに頼ってほしい。

例えばビズリーチに登録すると、向こうからスカウトメールを受けることが出来るので、自分の経験やスキルがどんな領域で評価されているのかを知ることが出来る。

あるいは、プロのエージェントと話しながら評価をもらうのも良いだろう。リクルートエージェントは、幅広い業界の知識を持ち合わせているので、自分が最も合うポジションの提案もしてくれるはずだ。

加えて、ハイクラス層向けの転職エージェント、JACリクルートメントもおすすめだ。JACリクルートメントであれば、ハイクラスの中で自分が活躍できるポジションや事前準備など、込み入った深いアドバイスまでしてくれるだろう。

P&Gジャパン株式会社に転職するために知るべきこと

求められる英語力

P&Gジャパン株式会社では、社内での公用語は英語となるため、Eメール、文書、企画書等が読み書きできるビジネスレベルの英語能力が必要だ。ビジネスにおいて英語での円滑なコミュニケーションが可能なレベル(TOEIC700~800点以上)を求められる

P&Gジャパン株式会社の年収事情

平均年収は高めで、700万円台だ。

完全成果主義のため、ポジションや実績によっては、30代で1000万円年収の例もある。同業界の日系大手企業と比較しても高めの年収だと言える。

労働時間

残業時間は短く、長期休暇も積極的に取得出来る環境だ。

社風カルチャー

「Consumer is Boss」 の信念に基づき、消費者の生活水準向上につながることであれば、年齢に関係なく意見が尊重され、仕事を任せてくれる裁量権のある環境だ。

また、職種別採用のため専門性を若いうちから高めることができ、実績に応じて公正に評価される仕組みが整っているため、実力があり結果を出している人には非常にやりがいがある風土といえる。

その反面、常に高い目標を与えられ、大きな責任を負いながら実績を出していくことが求められ続ける環境であるともいえる。成果を常に求められることがストレスに感じてしまうタイプには、ハードルの高い環境だ。

編集後記

P&Gジャパン株式会社への転職を検討する上で、知っておくべきことを記載した。考えるべきことが明確になったのではないだろうか。

P&Gジャパン株式会社への転職を目指すなら、最新の情報を、適切な転職エージェントからヒアリングしよう。転職エージェントには非公開求人や注力求人の情報がタイムリーに存在する。

P&Gジャパン株式会社への転職に興味があるのであれば、まずはビズリーチに登録してほしい。ビズリーチは、他の優良企業も多く利用している。うまくいけば、スカウトメッセージが届くこともある。

また、求人サイトだけでなく、エージェントも並行して利用することをおすすめする。中でもおすすめなのはリクルートエージェントJACリクルートメントだ。

前者は、業界最大級のエージェントであり、幅広い情報を集めるにはぴったりなエージェントだ。P&Gに興味をもちつつも、他の企業と比較検討した上で意思決定をしたいのであればリクルートエージェントに登録するのが良い。

また、ハイクラス層を専門としたJACリクルートメントも役立つだろう。ハイクラス層の転職は、情報が公にされていないケースが多く、情報を集めるのに苦戦するはずだ。エージェントに頼り、最新の情報を獲得することをおすすめする。

まずは ビズリーチに登録し、情報収集の一歩目を踏み出すことをおすすめする。

今日は以上だ。

2019年8月の転職トレンド

2019年8月時点では、各社の採用意欲は引き続き旺盛だが、求人案件数が減少する業界も現れてきている。例えば、積極的に採用を行っていたリクルートキャリアをはじめとする大手人材会社や、各コンサルティングファームも軒並み採用数が減少に転じている。人材業界やコンサルティング業界は、各社の業容拡大の支援を行う業界だ。だからこそ、各社が業容を拡大したいと感じる景況感が良いタイミングほど顕著に業績が向上する。そのような会社の採用人数が減じていることは、景況感の悪化リスクが高まる兆候だと言っても良いだろう。

今後は、景況感の悪化懸念が増すことで、多業種の求人案件が減少する可能性も高いだろう。そうすれば、キャリアチェンジの難易度は格段に上がってしまう。転職を検討している方には、早いタイミングでキャリアチェンジを行うことをお勧めしたい。

筆者のお勧め転職サービス

1位 ビズリーチ キャリアアップを考えるのであれば、まずは必ず登録すべき転職サイトだ。大手企業の特別求人やベンチャー企業の幹部求人などが多く掲載されており、求人の質が段違いに良い。また、多くのヘッドハンターやキャリアコンサルタントが登録しており、スカウトメッセージが届くこともある。自分の市場価値を知ることに繋がるので、直近での転職を検討していない方も登録すると良い。

2位 JACリクルートメント ハイキャリアに特化した転職エージェントであり、年収アップに繋がる転職支援に定評がある。年収が500万円以上の方や、その給与帯を目指したい方は登録すべきだろう。特に、年収1000万円前後の転職では日本有数の実績を有している。まずは、レジュメを登録し、キャリアコンサルタントとの面談に参加してほしい。
また、JACリクルートメントに相談した人へのインタビューは→こちら

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