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コンサル会社を経て大学教授になった人、13人の経歴を調べてみた

今回は、コンサル会社を経て大学教授になった人について取り上げる。大学教授は民間の会社に勤めたことのない人も多いが、経営を知った上で大学教授になっている人も実は少なくない。

彼らがどのような経歴で大学教授を勤めることになったのかをぜひご覧いただきたい。

MBA、博士、出身大学かどうかの割合

まずはじめに、今回紹介する13人のうち、MBA取得者、博士号取得者、自身の出身大学で教鞭を執っている者がそれぞれ何人いるのかを紹介する。

 

  人数
MBA取得者 6
博士号取得者 3
出身大学で教鞭を執る者 1

 

 ではそれぞれの経歴について、以下で見ていく。

BCGを経て、東京大学イノベーション推進部長に就任

氏名: 各務茂
出身大学:
一橋大学商学部
スイスIMD経営学修士(MBA)
現在の勤務先大学: 東京大学
大学でのポジション: 東京大学産学協創推進本部 イノベーション推進部長
専門科目:
イノベーション
職歴:
BCG
ハイドリック&ストラグル社
コメント:
1982年に一橋大学の商学部を卒業し、BCGに入社。MBAを取得後、ハイドリック&ストラグル社のパートナーに就任。2002年より、東京大学大学院薬学系研究科のファーマコビジネスイノベーション講座を担当。その後、東京大学産学連携本部に就任し、現在はイノベーション推進部長を務めている。
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マッキンゼーなどを経て京都大学教授に就任

氏名: 末松千尋
出身大学:
東京工業大学工学部
スタンフォード大学院(MOT)
現在の勤務先大学: 京都大学
大学でのポジション: 京都大学経営管理大学院 教授
専門科目:
問題解決思考、ビジネスプロセスマネジメント
職歴:
マッキンゼー・アンド・カンパニー

コメント:
東京工業大学を卒業し、スタンフォード大学院のMOTも修了している。マッキンゼーアンドカンパニーなどを経て、コンサルティング会社経営に従事した。2001年より京都大学に就任している。
参照元

著書も多い早稲田大学教授

氏名: 内田和成
出身大学:
東京大学工学部
慶應ビジネススクール修了 (MBA)
現在の勤務先大学: 早稲田大学
大学でのポジション: 早稲田大学商学学術院 教授
専門科目:
異業種競争戦略、戦略の立案と実行、経営者の意思決定、戦略的思考
職歴:
日本航空
BCG
コメント:
東京大学工学部を卒業し、慶應ビジネススクール(MBA)も修了している。その後、日本航空を経て、BCGに就職した。2000年からの約4年間、BCG 日本代表を務めている。2006年より早稲田大学商学学術院教授に就任している。
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BCGなどを経て、一橋大学の教授に就任

氏名: 菅野寛
出身大学:
東京工業大学工学部
カーネギーメロン大学
現在の勤務先大学: 一橋大学
大学でのポジション: 一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授
専門科目:
オペレーションマネジメント、経営戦略、経営実践論
職歴:
日建設計
BCG
コメント:
東京工業大学工学部を卒業し、同大学院の修士課程を修了している。日建設計に勤務した後、カーネギーメロン大学にて経営工学修士を取得。その後、BCGに入社した。2008年より一橋大学大学院国際企業戦略研究科の教授を務めている。
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聖心女子大学から日本ロレアル、BCGを経て一橋大学准教授へ

氏名: 鈴木智子
出身大学:
聖心女子大学文学部
一橋大学大学院国際企業戦略研究科博士後期課程(DBA)
現在の勤務先大学: 一橋大学
大学でのポジション: 一橋大学大学院経営管理研究科 准教授
専門科目:
マーケティング、デザイン思考
職歴:
日本ロレアル
BCG
コメント:
聖心女子大学文学部を卒業後、日本ロレアルやBCGに勤務した。その後、一橋大学大学院国際企業戦略研究科修士(MBA)と同博士後期課程(DBA)を修了し、博士(経営学)を取得した。その後、京都大学大学院経営管理研究部特定講師、特定准教授を経て、 現在は一橋大学大学院経営管理研究科の准教授を務めている。
参照元

マッキンゼーの共同経営者を経て慶應義塾大学教授へ

氏名: 上山信一
出身大学:
京都大学法学部
プリンストン大学大学院
現在の勤務先大学: 慶應義塾大学
大学でのポジション: 慶應義塾大学総合政策学部 教授
専門科目:
企業の経営戦略、行政改革、地域再生、ミュージアムマネジメント
職歴:
運輸省
マッキンゼー・アンド・カンパニー
コメント:
1957年生まれ、大阪出身。京都大学法学部を卒業後、プリンストン大学大学院(公共経営学修士)を修了している。運輸省、マッキンゼーアンドカンパニーの共同経営者、ジョージタウン大学研究教授等を経て慶應義塾大学総合政策学部の教授に就任している。
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博士号も獲得している慶應義塾大学准教授

氏名: 琴坂将広
出身大学:
慶應義塾大学環境情報学部
オックスフォード大学大学院経営学研究科博士
現在の勤務先大学: 慶應義塾大学
大学でのポジション: 慶應義塾大学総合政策学部 准教授
専門科目:
プロジェクト、経営戦略、国際企業論、経営戦略特論
職歴:
マッキンゼー・アンド・カンパニー
立命館大学
コメント:
慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、2004年からマッキンゼー・アンド・カンパニーの東京およびフランクフルト支社に在籍。2008年に同社を退職し、オックスフォード大学大学院経営学研究科に進学。2009年に優等修士号(経営研究)、2013年に博士号(経営学)を取得している。立命館大学経営学部准教授を経て、慶應義塾大学総合政策学部准教授に就任している。
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バイオ・ヘルスケア分野に詳しい東工大准教授

氏名: 仙石慎太郎
出身大学:
東京大学大学院理学系研究科

現在の勤務先大学: 東京工業大学
大学でのポジション: 東京工業大学大学院環境・社会理工学院 准教授
専門科目:
バイオ・ヘルスケア技術と産業システム、事業開発・アントレプレナーシップ
職歴:
マッキンゼー・アンド・カンパニー
ファストトラック・イニシアティブ
コメント:
東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻を修了し、博士(理学)を取得した後、2001年よりマッキンゼー・アンド・カンパニーにおいて、ヘルスケア部門のコンサルティング・研究活動に従事。2005年からはファストトラック・イニシアティブにおいて、バイオ・ヘルスケア分野のベンチャー企業に対する投資育成活動に従事した。2008年からは京都大学で准教授を経て、2014年より東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科准教授に就任。2016年より環境・社会理工学院准教授を務めている。
参照元

教育課としても有名な大学教授

氏名: 三谷宏治
出身大学:
東京大学理学部物理学科
INSEAD(MBA)
現在の勤務先大学: 金沢工業大学
大学でのポジション: 金沢工業大学虎ノ門大学院 教授
専門科目:
戦略思考
職歴:
BCG
アクセンチュア
コメント:
1964年生まれ。東京大学理学部物理学科を卒業後、BCG、アクセンチュアに経営コンサルタントとして従事した。92年にはINSEADでMBAを修了し、2003年からはアクセンチュアの戦略グループを統括した。現在は金沢工業大学虎ノ門大学院で教授を務める他、早稲田大学ビジネススクール・女子栄養大学で客員教授を務めている。
参照元

ベイン&カンパニー、ブーズ&カンパニーの日本代表も務めた大学教授

氏名: 村沢義久
出身大学:
東京大学大学院工学系研究科
スタンフォード大学経営大学院(MBA)
現在の勤務先大学: 立命館大学
大学でのポジション: 立命館大学テクノロジー・マネジメント研究科 客員教授
専門科目:
意思決定論、交渉戦略と実践)
職歴:
ベイン&カンパニー
ゴールドマンサックス証券
コメント:
東京大学工学部舶用機械工学科を卒業し、同大学大学院工学系研究科情報工学専攻を修了した後、スタンフォード大学経営大学院でMBAを取得した。その後、ベイン&カンパニー、ブーズ&カンパニーの日本代表や、ゴールドマンサックス証券のM&A担当バイス・プレジデントを務めた。2005年からは東京大学特任教授としてサステイナビリティ学連携研究機構に就任し、2010年からは東京大学総長室アドバイザーを務めた後に立命館大学テクノロジー・マネジメント研究科の客員教授を務めている。
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数社のコンサルを経験した日本大学教授

氏名: 川野克典
出身大学:
青山学院大学経営学部

現在の勤務先大学: 日本大学
大学でのポジション: 日本大学商学部 教授
専門科目:
管理会計論
職歴:
アルプス電気
朝日アーサーアンダーセン
コメント:
1959年生まれ。1982年に青山学院大学経営学部を卒業し、アルプス電気に入社。1996年に朝日監査法人(現あずさ監査法人)に入所し、後に分社により朝日アーサーアンダーセンへ。2002年には事業統合によりべリングポイント(現PwCコンサルティング )に入社した。2008年より日本大学商学部準教授に就任し、現在は同大学の教授を務めている。
参照元

野村総合研究所を経て一橋大学教授へ就任

氏名: 小野浩
出身大学:
早稲田大学理工学部
シカゴ大学大学院社会学研究科博士
現在の勤務先大学: 一橋大学
大学でのポジション: 一橋大学大学院経営管理研究科 教授
専門科目:
人事管理、組織論、国際経営、人的資本理論、幸福度、統計学
職歴:
野村総合研究所コンサルタント
ストックホルム商科大学

数々の大学で教鞭を執った一橋大学教授

氏名: 岩倉正和
出身大学:
東京大学法学部
ハーバード大学法科大学院
現在の勤務先大学: 一橋大学
大学でのポジション: 一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授
専門科目:
会社法・M&A法
職歴:
西村眞田法律事務所(現 西村あさひ法律事務所)
立教大学
コメント:
1962年生まれ。1985年に東京大学法学部を卒業し、最高裁判所司法研修所に入所した。1987年より西村眞田法律事務所(現 西村あさひ法律事務所)に就職し、1992年より立教大学法学部で講師を務める。その後、様々な大学で講師を務めた後に、2006年より現職の一橋大学大学院国際企業戦略研究科の教授を務めている。
参照元

編集後記:

いかがだっただろうか。

新卒でコンサルに入社した人もいれば、転職で入社した人もいて、経歴は様々であることがわかったと思う。

いつかは大学で教鞭を執りたいと思っている人であっても、一度はコンサル会社などで実際に社会で使える知識や技能を身に着ける、という選択肢があるということを知っておいてほしい。

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今日は以上だ。

2019年8月の転職トレンド

2019年8月時点では、各社の採用意欲は引き続き旺盛だが、求人案件数が減少する業界も現れてきている。例えば、積極的に採用を行っていたリクルートキャリアをはじめとする大手人材会社や、各コンサルティングファームも軒並み採用数が減少に転じている。人材業界やコンサルティング業界は、各社の業容拡大の支援を行う業界だ。だからこそ、各社が業容を拡大したいと感じる景況感が良いタイミングほど顕著に業績が向上する。そのような会社の採用人数が減じていることは、景況感の悪化リスクが高まる兆候だと言っても良いだろう。

今後は、景況感の悪化懸念が増すことで、多業種の求人案件が減少する可能性も高いだろう。そうすれば、キャリアチェンジの難易度は格段に上がってしまう。転職を検討している方には、早いタイミングでキャリアチェンジを行うことをお勧めしたい。

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