キャリア相談室

PEファンドに転職する際に知っておくべきこと

こんな人におすすめ
  • PEファンドへの転職を検討している人
  • 自分がPEファンドに転職できる可能性があるのか知りたい人 

このブログの読者にも、PEファンドに興味を持っている人はいるだろう。

PEファンドと言えば、ハイクラス層の転職先として人気が高いが、一方で門戸が非常に狭いため、なかなか入ることが出来ないことで有名だ。

もし転職を検討している人は、情報収集を徹底して、戦略的に行動することをおすすめする。今回のブログでは簡単にではあるが、PEファンドへの転職に関する情報をまとめた。

このブログの情報を正確に理解することはもちろんのこと、必ず求人サイトやエージェントにも登録して情報をかき集めてほしい。

おすすめの求人サイトはビズリーチだ。ハイクラス向けのサイトなので、他のサイトでは手に入らないようなスカウトを受けることが出来るかもしれない。

また、エージェントなしで転職は危険だ。必ず、あなたがPEファンドに入社することが出来るのか、条件をしっかりと第三者視点から見てもらう必要がある。

なお、PEファンドへの転職を希望する人の多数がコンサル出身者であることを考えると、もっともおすすめなのはアクシスコンサルティングだ。コンサルからの転職に強いので、しっかりとサポートしてもらえる。

あるいは、ハイクラス層の転職に強いJACリクルートメントもおすすめだ。ハイクラス層の年収交渉が上手いので、年収にこだわりを持っている人は頼ると良い。

ちなみに、もしまだPEファンドに限らず転職先を検討したいと思っている人は、リクルートエージェントが良いだろう。業界最大級のエージェントなので、あなたの現状に合わせて、広い視点からアドバイスをもらうことが出来る。

PEファンドとは

前提として、PEファンドの基礎知識を最初に整理しておこう。

PEファンドの仕事内容

PEファンドとは、そもそも「プライベートエクイティ投資」のことを指す。簡単に言えば、ポテンシャルのある企業に投資し、5年前後の期間をかけて再生。企業の価値が高まったタイミングで売却してファイナンシャルリターンを獲得するビジネスのことだ。

基本的に、投資元となる費用は、リミテッドパートナー(募集した機関投資家等の資金)から集めたものなので、どの企業に投資すれば確実に回収できるのかを目利きする能力が必要不可欠である。

また、投資する期間が長く、かつ自身がその企業に常駐して業績改善にコミットしなければならないため、単なる企業の目利きスキルだけでも成り立たない。いかに先方の経営者に受け入れられやすい提言、プレゼン方法ができるかが肝となる。

PEファンドの採用動向

PEファンドは人気がある一方で、門戸が狭い。

実際、PEファンドで採用される人材の大半が、投資銀行出身者か、コンサル出身者に限られている。いずれかの経験なしで転職するのは難しいので、事実上はどちらかの経歴を経てから転職することが現実的だと言える。

先述の通り、PEファンドでは、どの企業にどこまで投資すればもっとも利益が出るのかを見極めるため、投資の段階で正しく分析する能力が必要となる。企業ごとの財務状況を正しく理解するとなると、どうしても前職までにM&Aの経験がないと厳しいため、必然的に投資銀行出身者が有利となるのだ。

また、実際に投資したのち、企業の経営者に対して事業戦略を提言したり、実行フェーズを支援する必要がある。企業の現場を理解し、施策構築・提案となると、コンサル経験がある方が好ましい。

特に、経営者に対して提言するとなると、単なる論理性だけでなく、人として愛着を持たれやすいかなどの人物像も重要視される。コンサルでも投資銀行でも、一定の役職以上につくためには、顧客から愛されることが欠かせないので、PEファンドではその点を評価し、積極的に受け入れているのだ。

PEファンドの年収

企業やそれまでの経験によって波はあるが、低くて800万円、高くて2000万円以上が相場であろう。なお、役職による平均年収は下記の通りだ。

  • アナリスト:800-1100万円
  • アソシエイト:900-1500万円
  • ヴァイス・プレジデント:1000-1600万円
  • ディレクター: 1500-2500万円

なお、結果を出せば、その分だけ報酬として返ってくる業界なので、成果主義に燃える人は向いていると言えるだろう。かつ、インセンティブの幅が大きい分、そこまでベースとなる給与額は気にしなくて良いと言える。

PEファンドに転職するには

戦略コンサル、投資銀行にまず転職する

もし、戦略コンサル、投資銀行での勤務経験がない場合は、まず転職することをおすすめする。やはり、このいずれの経験もなしでPEファンドに転職するというのはかなり難しい。

なお、例外的にMBA採用を通じて転職する方法もあるが、結論としてそちらの方が難易度が高い。ハーバードをはじめとする超エリート出身者と競うことになるので、戦略コンサル、投資銀行を経るほうがかえってキャリアとしてはスムーズだろう。

ゆえに、未経験採用はほぼないと考えてもらって良い。未経験から転職する場合には、順当に投資銀行、コンサルへの転職をまず検討しよう。

学歴、年齢も見られる

PEファンドに所属する方たちの学歴を見ると、東大、京大、一橋、慶應、早稲田、海外大学出身者が8割程度を占めている。

MARCHで転職することはかなり難易度が高く、いわゆるトップ層の大学出身でないと入れないのが実情だろう。

また、年齢は経験がどこまであるかによってやや異なるだろう。未経験であれば、投資銀行・コンサルを経験した上で20代のうちであることが求められるため、30以降からキャリアチェンジしようと思うと遅い。

一方で、経験がある程度積まれていれば、30歳以上でもOKなことがほとんどだ。

なお、こういった自分の努力でどうにも変えられない条件は、早めにエージェントに相談して可能性があるのかないのかを教えてもらおう。大半のファンドで無理だったとしても、一部受け入れてくれる日系ファンドが見つかるかもしれない。

もし不安がある人は、アクシスコンサルティングJACリクルートメントのいずれかに登録しておこう。コンサルを少しでも経験したことのある人は、アクシスコンサルティングがおすすめだ。

主なPEファンド

日本でも有名な外資系ファンドに限って解説しよう。

外資系ファンド

コールバーグ・クラビス・ロバーツ

世界最大のPEファンドであり、年間売り上げはブラックストーン・グループとカーライル・グループを足した金額の二倍に達するほどだ。約365名の投資の専門家を含めた約1250名の従業員がおり(2016年9月30日時点)、本社はニューヨーク。レバレッジド・バイアウト(LBO)を得意とする。

カーライル・グループ

業界第2位のPEファンド。外資系ではあるが、日本人が大半を占めており、かなり日本の文化が強い1社である。投資先としては、航空宇宙・防衛、自動車、エネルギー、金融サービス、ヘルスケア、不動産など、幅広い業界に対して、専門性を持った投資を行うことで有名である。

ベインキャピタル

1984年にベイン・アンド・カンパニーのパートナーによって設立されたPEファンド。とにかく結果を重視する社風が強く、1つの案件に関わる人員は他社の2倍とまで言われている。

転職活動の始め方

PEファンドへの転職を決意したら、自分がPEファンドで求められている条件を満たしているか次第で、動き方を変えよう。

経歴の条件を満たしていない場合

もし、コンサルや投資銀行での経験がない場合は、まず戦略コンサルに転職して経験を積むのが良いだろう。

時代の流れもあり、近年はコンサルの窓口が広くなっている。特にアクセンチュアなど、大量採用している企業であれば挑戦しやすい。

アクシスコンサルティングなど、コンサルに強いエージェントに頼りながら、しっかりサポートしてもらうことをおすすめする。

経歴の条件を満たしている場合

リファラル

経歴やスキル面で条件を満たしており、早速選考を受けようと思っているのであれば、リファラル採用がないか調査してみよう。

エージェント経由も良いが、やはり所属する社員からの紹介の方が効率的に選考が進むのでおすすめだ。

エージェント

周りでPEファンドに勤めている人がいない場合、エージェントに紹介してもらおう。

多くのファームと提携しているエージェントであれば、信頼性も築けており、あなた一人で書類選考を進めるよりもよっぽど効率的に選考を押し進めることができる。

特に、JACリクルートメントなどハイクラス層に強いエージェントだと、年収交渉まで行ってくれるので、より納得度の高い転職を進めることができるだろう。

必須条件を満たせるかを優先し、PEファンドへの転職活動を進めよう

今回の記事で再三述べた通り、PEファンドは全くの未経験者には厳しい。必ず、投資銀行やコンサルでの経験を経てから転職に挑戦しよう。

なお、すでに経験がある人もない人も、必ず求人サイトとエージェントに頼りながら転職活動を進めることをおすすめする。自分一人でやるよりも、書類選考を肩代わりしてくれたりと、余計な手間暇が掛からなくなるので、純粋に効率的だと言える。

おすすめの求人サイトはビズリーチだ。ハイクラス向けのサイトなので、他のサイトでは手に入らないようなスカウトを受けることが出来るかもしれない。

また、エージェントでもっともおすすめなのはアクシスコンサルティングだ。コンサルからの転職に強いので、現在コンサルに所属している人ならかなり良いサポートを受けられるはずだ。

あるいは、ハイクラス層の転職に強いJACリクルートメントもおすすめだ。ハイクラス層の年収交渉が上手いので、年収にこだわりを持っている人は頼ると良い。

ちなみに、もしまだPEファンドに限らず転職先を検討したいと思っている人は、リクルートエージェントが良いだろう。業界最大級のエージェントなので、あなたの現状に合わせて、広い視点からアドバイスをもらうことが出来る。

門戸の狭い業界だからこそ、頼れる先には頼り切って、納得のいく結果を出せるように頑張って欲しい。

今日は以上だ。

2020年1月の転職トレンド

「転職したい」と思いながら2019年が終わってしまった方も多いのではないか。新年早々だが、新年度に向けて転職したいなら、今すぐ転職活動をスタートさせてほしい。

一年で最も採用活動が活発なのは1月から2月だ。一年で最も入社が多い4月に向けて、2ヶ月前内定が一般的だ。2月中旬に内定獲得し、現職に退職届けを出せば、3月末退社まで少しの余裕を持って新しい職場に備えることができる。

もし管理職やベンチャー幹部のような重要ポジションを狙っているなら、1月中がラストスパートだと心得よう。新年度に向け事業計画を立てたり遂行したりする役職者は、早めに採用する必要があるからだ。

一般社員のポジションも、ライバルが多い期間だと当然厳しい戦いになるし、魅力ある求人には応募が殺到し、応募開始から1週間で終了してしまうこともザラだ。出遅れて後で後悔しないように、1月のうちに必ず転職活動を始めて欲しい。

転職活動といっても、ただネットサーフィンをしているだけではまずい。転職エージェントしか持っていない限定求人は、ネットに情報が載る前にクローズしてしまうことも多い。まずは転職エージェントに登録し、希望にあう求人情報の提供を受けよう。

→ビズリーチなどの転職サイトにまずは登録し、経験豊富なプロのエージェントに、非公開ポジションの情報を直接ヒアリングすることをおすすめする。1月のトレンドは、以上だ。

筆者のお勧め転職サービス

1位 ビズリーチ キャリアアップを考えるのであれば、まずは必ず登録すべき転職サイトだ。大手企業の特別求人やベンチャー企業の幹部求人などが多く掲載されており、求人の質が段違いに良い。また、多くのヘッドハンターやキャリアコンサルタントが登録しており、スカウトメッセージが届くこともある。自分の市場価値を知ることに繋がるので、直近での転職を検討していない方も登録すると良い。

2位 アクシスコンサルティング コンサルティングファームに転職したい方には、一番お勧めしている転職エージェントだ。コンサルティングファームへの転職では日本有数の実績を有しており、主要なファームのほとんどと取引している。特に、事業会社に在籍するコンサル未経験者の支援には定評がある。どのファームでどのような選考が行われ、どうすれば合格できるかを熟知しているので、コンサルティングファームへの転職を視野に入れている方は面談に参加すると良いだろう。

3位 リクルートエージェント 日本一の実績を有する転職エージェントである。案件数が多いので、市場の情報を網羅的に収集することができる。また、キャリアコンサルタントへの教育が行き届いているため、どのキャリアコンサルタントが担当になっても、安定して質の高い支援を受けることができる。特に、若手でこれから実績を積んでキャリアアップしたい方は、必ずキャリアコンサルタントとの面談に参加すべきだ。

4位 JACリクルートメント ハイキャリアに特化した転職エージェントであり、年収アップに繋がる転職支援に定評がある。年収が500万円以上の方や、その給与帯を目指したい方は登録すべきだろう。特に、年収1000万円前後の転職では日本有数の実績を有している。まずは、レジュメを登録し、キャリアコンサルタントとの面談に参加してほしい。
また、JACリクルートメントに相談した人へのインタビューは→こちら

5位 パソナキャリア 日本有数のHR企業であるパソナの転職支援サービスだ。丁寧な候補者支援に強みを有しており、候補者の性格や気持ちを理解しながら、ホスピタリティの高い転職支援を行ってくれることだろう。案件数はリクルートエージェントよりやや少ないが、仕事が丁寧で、自分に合った求人を丁寧に紹介してもらうことができる。他のエージェントの面談に参加し、違和感を感じた方には特にお勧めできるエージェントだ。