キャリア相談室

管理職が転職を決意するべきタイミング

せっかく管理職になったが実は転職したい管理職の方は多いのではないだろうか。

  • 業務量が増えてワークライフバランスが崩れてしまった
  • 年収と、労働時間やストレスがわりにあわない
  • 現場に近い仕事ができずモチベーションを感じられない
  • 今後の自分のキャリアが不透明で不安だ

といった不満があっても、一度管理職に就くと、なかなか転職活動の踏ん切りがつかないという相談を管理職の方からよく受ける。

今日は、転職したいがなかなか決心がつかないと感じている管理職の方向けに、そもそも転職すべきかという論点から説明した。以下を読んでいただき、自分が転職すべき状況だと感じたならば、あとは行動するのみである。

まずは、情報を制する者が転職活動の成功を制する。キャリアアップの転職を希望する方には、ビズリーチの登録をお勧めする。

他のサイトにない非公開の優良案件が掲載されていたり、企業から直接オファーが届き、自分の経験がどんな企業から求められているの客観的に把握できる。

大きくキャリアアップ、年収アップを希望している方には、ハイキャリア向けのサポートの実績があるJACリクルートメントに登録していただきたい。管理職やCXOといったハイクラス人材の転職に知見があるので、転職活動を成功させるヒントが手に入るはずだ。

異業界も含めて幅広い可能性を探りたい方は、日本一の転職支援実績を有するリクルートエージェントに相談してみると良いだろう。

管理職とは

管理職とは、労働現場において、労働者を指揮し、組織の運営に当たる者を指す。

ただし、日系企業では、いわゆる「マネジメント」の重要性、専門性の意識が浸透していない。日系企業だと、一般社員の中で結果を出すと、その評価としてマネジメント職に任用されることが多いのだ。

マネジメントの能力の有無を条件に、管理職に任用されているとは言い切れない。したがって、組織の運営を考え、部下を指揮しない人間が管理職についているケースもあるだろう。

以下では、一般社員よりも立場が上で、「課長」「リーダー」などの肩書きがついている社員を総括して管理職と呼ぶ。

なぜ管理職は転職を悩むのか

自身が管理職だと、下記のような理由で転職をためらうケースが多い。思い当たるものがひとつはあるのではないだろうか。

  • 日々の業務に忙殺されて、長期的なキャリアを考えたり、転職エージェントに会いに行ったりする時間がない
  • 現在の業務で一定の成果を出すまで辞めにくいという責任感がある
  • 自分の現在の業務を引き継げそうな部下がいない
  • 自分の転職で、部下のモチベーションが下がらないか心配だ
  • せっかく管理職になったので、もう一段の出世を狙いたい
  • (上場前のベンチャー企業の場合)ストックオプションが付与されており、上場を見届けたい

管理職が転職を決意した方がいいとき

年収アップを望めない

  • 管理職になるまでは順調に年収が毎年上がっていたが、管理職になってから年収が上がらない
  • 管理職になれば年収がぐっと上がると思っていたが、思ったほどの年収がもらえない
  • 管理職になったら業務の範囲も量も広がったのに、それに応じた年収がもらえない
  • 残業代がつかなくなり、むしろ損をしたように感じる

という方は多いのでないだろうか。なぜこのようなことが起きるだろう。

勤続年数が短いベンチャー流動性が高いフェーズの企業だと、優秀な社員人員の獲得のために入社時の年収は高めに提示するが、どうせ数年で転職してしまうため、年収を毎年上げる会社側のメリットが少ないことが一因だ。

周りの管理職の様子を見て、今の会社での直近数年の年収が望めなさそうだと思ったら、解決するには転職するしかないであろう。

キャリアアップを望めない

たとえば、自分よりも上の階層に人が詰まっている場合、これ以上役職が上がりづらいことがある。

もし、ある程度の年数を重ねても役職が上がらない場合、「今後、これ以上役職が上がらないのではないか」とフラットに考えた方が良いだろう。

役職が上がらない上に、マネジメントスキルをはじめとした専門性を身につける機会も少なさそうな場合は、管理職としてもスペシャリストとしても中途半端で、年齢を重ねた時に良い転職先がなくなってしまうので要注意だ。

会社の成長が止まっている

自分が今いる会社の成長フェーズや業績も、転職するかどうかを検討するには重要なファクターである。

まさに成長しているフェーズの会社では、新規事業や事業の拡張などのポジティブな動きがあり、やりがいやポテンシャルのあるポジションに就く可能性が高い。

また、企業の成長に伴って、年収やボーナスが上がったり、増員に伴って役職のポジションが増え、キャリアアップも期待できることも多いだろう。

一方で会社の成長が止まっている場合は、優秀で社外でも活躍できる人や、仕事にやりがいを求める人から順番に、転職して社外に流出してしまうことが往々にある。

今いる会社がそのような状況なのであれば、社外に自分の新たな活躍の道を探るというのは良い選択肢だ。

転職する前向きな理由がある

今の会社ではできない仕事や、挑戦したい仕事がすでに心にあり、新天地で働きたい方は、管理職という役職にかかわらず転職を決意すべきだ。

これまで転職に関するブログを複数書いてきたが、転職する際のもっとも重要なポイントは、「転職先で自分の理想が叶うか」だ。

人間関係や福利厚生、給与、業務内容など、理想の条件は人によって多様だと思うが、自分がもっとも重視する条件がきちんと満たされる企業を選んでほしい。

管理職が転職すべきではないとき

次に、転職すべきではないときについて説明しよう。管理職というステータスがあっても、転職活動や、転職先の企業でうまくいく保証はない。

今、自分が安定した地位を捨ててまで転職するべきなのか、考えてみてほしい。

マネジメントスキルが身についていない

管理職と言っても、組織体制によっては、自分はたいしたマネジメント経験をしていないことが往往にしてあり得る。

名目上は「リーダー職」などと肩書きがあるが、実際はプレイヤーとして結果を出すことだけが求められており、組織運営はおろか、メンバーのケアすら業務に含まれていないことも多い。

特に30才以降の転職において、マネジメント経験の有無は、年収に大きく関わる。

マネジメント経験年数が短い場合や、たいしたマネジメントスキルを習得していないと転職先に見抜かれた場合、大幅に年収が下がる可能性がある。

もし、マネジメント職というより1プレイヤーとしてオファーされている場合は、転職を冷静に検討した方が良いだろう。

今の会社で、年数・スキルともにマネジメント経験をさらに積んだ上で、改めて転職活動するという方法もある。自分のマネジメント経験が社外でどのくらい通用するのか判断つかない方には、一度ビズリーチに登録して客観的な評価を得ることをお勧めする。

今の会社だから評価されている

企業によって、そして時に上司によって、どんな人材が評価されるかはまちまちである。当たり前だが、企業によっても人によっても、評価基準は千差万別だからだ。

自分が一定の評価を受けて、管理職として任用されている理由が、「今の会社でしか通用しないスキル」「今の会社での人間関係」だけであれば、転職活動はおろか、転職後の企業での活躍ができるか怪しい。

自分の評価を実際に行う上司も千差万別だ。論理思考を重んじる上司もいるかもしれないし、感覚的な意見を求めてくる上司もいるかもしれない。周りを巻き込んで仕事をできる人間を評価するかもしれないし、個として淡々と結果を出し続ける人間を評価するかもしれない。

もし、自分が特定の上司の好みにあっているからこそ現在の評価を受けているという認識がある場合は、さらに要注意だ。

自分が今の会社でどうして評価されているのかを改めて認識し、社外でも通用するのか考えて見てほしい。

もちろん、こういった情報を個人で集めるのは至難の技だ。実際は、エージェントに登録し、自分がどんな企業であればより活躍できる可能性が高いかを教えてもらうのが良い。

ハイクラス層の転職サポート求人に強いJACリクルートメントであれば、管理職向けのアドバイスを的確に受けられる。

現職と異なる業界を広く見たい場合は、リクルートエージェントがお勧めだ。幅広い業界・職種の知見を持っているため、多角的な意見をもらえるだろう。

在籍期間が短すぎる

中途で転職してそ今の企業に入社し入っている場合、入社時から管理職として入社してで職務を任されているかもしれない可能性も十分にありうる。

管理職として、長期的視点から企業を成長させることを期待されていたにもかかわらず、長く在籍せずに短い在籍期間で転職するとなると、転職先の企業にとって懸念点となるだろう。

  • 管理職としてオファーされているのに短期間で辞めてしまう、責任感のない人間なのではないか
  • 自社に入社してもすぐに辞めてしまうのではないか

などを懸念される可能性がある。

今すぐ転職したい場合は、転職する理由をしっかり整理して説明できるようにしよう。

あまりに在籍が短すぎる場合、もう少し現職で我慢するという選択肢もある。どれくらいのタイミングが適切かは、業界や企業によって本当にケースバイケースだ。

自分が目星をつけている企業の案件をビズリーチで探して、エージェントに直接質問してみよう。

会社に迷惑をかけそうなタイミングである

最後に、これは倫理的な話だが、会社が繁忙期を迎える時期や、後任がまったく見当たらない状況で転職するのは控えた方が良い。

たとえ、転職先の企業から早めの入社を催促されていたとしても、繁忙期や、後任に引き継ぎを完了する前に辞めるのは得策ではない。

同業界に転職するケース以外でも、意外と共通の知り合いは増えてくるものである。自分の評判を落とす危険性もあるので、残ったメンバーや会社に対して迷惑をかけるような辞め方はしないことをお勧めする。

編集後記

今回は、管理職が転職を決意すべきタイミングと、慎重に検討すべきタイミングについて説明した。

優秀な人材だと、管理職としての仕事の幅も広く、責任も大きいだろう。

会社にとってあなたが辞めることは確かに痛手だろうが、今の会社で自分の理想とするキャリアや、本当にやりたいことが成せるのか、今一度考えてみてほしい。

退職による会社のデメリットを最大限カバーできるように動けば、自分の将来のキャリアアップを目的に新天地に飛び込むことは素晴らしいことである。

今一度、自分が今のまま管理職として残るべきか、新たな環境でキャリアを歩むかを考えてみてほしい。

まずは、転職の情報収拾を始めることをお勧めしたい。情報収拾は特にリスクはないし、結局転職しないにせよ、自分のキャリアを中長期的に考えるまたとない機会である。

管理職の業務のかたわらの転職活動は気が重いかもしれないが、今の時代、求人サイトやエージェントに登録すれば簡単に情報を集めることができる。

例えば、ビズリーチであれば、スカウト機能で、企業から直接オファーを受けることができる。自分で探さなくとも、自分のスキルを求める企業からオファーメールが届くため、最短時間で効率的に情報収拾したい人にお勧めだ。

自分の状況や要望を踏まえて、プロに企業を絞ってほしい、プロのアドバイスをもらいたいという人は、直接エージェントに登録することをお勧めする。

今よりも高い職位、高い年収を求める方は、ハイキャリアの転職や年収アップ交渉に定評のあるJACリクルートメントがお勧めだ。

異業界も含めて幅広い可能性を探りたい方は、日本一の転職支援実績を有するリクルートエージェントに相談してみると良いだろう。

ビズリーチに登録後、これらのエージェントの面談に参加することを強くお勧めしたい。

今の責務を追いながら、最初の一歩を踏み出すには勇気がいるだろうが、頼れるサイトやエージェントのプロはしっかりとあなたをサポートしてくれるはずだ。

今日は以上だ。

2019年9月の転職トレンド

2019年9月時点では、各社の採用意欲はおしなべて旺盛であるものの、ポジションの募集が減少する会社と、引き続き多くの社員を募集している会社に二極化している。景況感の悪化リスクが高まる中で、人材業やコンサルティング業など、労働集約的で「なくても困らない」サービスを提供している産業では、採用意欲が減退している。

また、大企業は採用を手控える時期に来ていることを、覚えておいてほしい。というのも、大規模な会社は採用人数が多く、個別研修を実施するのが難しいため、10月1日や4月1日など、期の切れ目に新入社員の入社を集中させたいと考える。今から内定を出したとしても、多くの候補者が10月1日入社に間に合わないため、一旦ポジションをクローズしてしまうのである。逆に言えば、今のタイミングでもポジションをオープンしている大企業は、よっぽど人数が足りずに困っている可能性が高いので、入社難易度が通常時よりも低くなっている場合が多い。

ビズリーチなどのサイトで、どのような会社がないかを探り、是非、積極的にチャレンジしていただきたい。
9月のトレンドは、以上だ。

筆者のお勧め転職サービス

1位 ビズリーチ キャリアアップを考えるのであれば、まずは必ず登録すべき転職サイトだ。大手企業の特別求人やベンチャー企業の幹部求人などが多く掲載されており、求人の質が段違いに良い。また、多くのヘッドハンターやキャリアコンサルタントが登録しており、スカウトメッセージが届くこともある。自分の市場価値を知ることに繋がるので、直近での転職を検討していない方も登録すると良い。

2位 JACリクルートメント ハイキャリアに特化した転職エージェントであり、年収アップに繋がる転職支援に定評がある。年収が500万円以上の方や、その給与帯を目指したい方は登録すべきだろう。特に、年収1000万円前後の転職では日本有数の実績を有している。まずは、レジュメを登録し、キャリアコンサルタントとの面談に参加してほしい。
また、JACリクルートメントに相談した人へのインタビューは→こちら

3位 リクルートエージェント 日本一の実績を有する転職エージェントである。案件数が多いので、市場の情報を網羅的に収集することができる。また、キャリアコンサルタントへの教育が行き届いているため、どのキャリアコンサルタントが担当になっても、安定して質の高い支援を受けることができる。特に、若手でこれから実績を積んでキャリアアップしたい方は、必ずキャリアコンサルタントとの面談に参加すべきだ。

4位 アクシスコンサルティング お勧め度は4位としたが、コンサルティングファームに転職したい方には、一番お勧めしている転職エージェントだ。コンサルティングファームへの転職では日本有数の実績を有しており、主要なファームのほとんどと取引している。特に、事業会社に在籍するコンサル未経験者の支援には定評がある。どのファームでどのような選考が行われ、どうすれば合格できるかを熟知しているので、コンサルティングファームへの転職を視野に入れている方は面談に参加すると良いだろう。

5位 パソナキャリア 日本有数のHR企業であるパソナの転職支援サービスだ。丁寧な候補者支援に強みを有しており、候補者の性格や気持ちを理解しながら、ホスピタリティの高い転職支援を行ってくれることだろう。案件数はリクルートエージェントよりやや少ないが、仕事が丁寧で、自分に合った求人を丁寧に紹介してもらうことができる。他のエージェントの面談に参加し、違和感を感じた方には特にお勧めできるエージェントだ。