転職

技術畑(IT/Webエンジニア/SE)からコンサルティング業界への転職について

技術畑からコンサルティング業界へ転職する人が多くなってきている。背景にコンサルティング業界はシステム関連のプロジェクトが多いが、ITに強い人材がコンサルタントにほとんどいないからだ。

トップファームは理系院卒ばかりというイメージがあるが、現在コンサルティング業界は大量採用の影響で文系学部卒が多く入社している。そこで技術職からコンサルタントに転職を考えている人の後押しができればと考えている。

技術屋はコンサルでも技術屋なのか?

IT/WEB業界でエンジニアやSEをしている人がいわゆる戦略コンサルに転じる状況があるが、転職して幸せになるのかと考えたい。

IT/WEB業界は比較的新しい業界であるが、現場のプレイヤーとして残る人は少なく、多かれ少なかれ部下をもちマネジメントポジションに以降している。特にSIerのような業界は間違いなくそうだろう。WEB業界ではずっとプレイヤーでガシガシコードを書き続けている人もいるが。

さて、コンサルティング業界に転職した場合はどうなるのだろうか。実は答えは同じで、部下をもちマネジメントポジションになる。もし技術を追求することに少し疲れた場合はコンサルティング業界への転職をすすめている。 

通常、コンサルティング業界に元々の業界の知識をもって転職したからといってパフォーマンスが出せるとは限らない。しかし、IT業界から戦略コンサルへの転職は知識の差が大きすぎ、また知識がコンサルティング業務に生かせる。

IT関連のプロジェクトは全業界に通用する仕事

ITコンサルではなく、マッキンゼー、ボストンコンサルティンググループ、A.T.カーニ―といった戦略系というわれるファームもITプロジェクトは多くある。例えば、化学品メーカーから転職してきた人が化学品メーカーのコンサルティングプロジェクトに入ってバリューが出ないことはある。

 なぜならクライアントも化学品に強く、コンサルタント側も、化学一本でやってきた専門家のパートナーがおり、業界の知識を生かすことが容易ではない。
またエクセルをはじめコンサルのスキルがないためメーカーから転職しても厳しく、クビになることもある。

 

一方、IT業界出身者にはそのようなデメリットが少ない。なぜか。IT関連のプロジェクトは企業のIT部門と仕事をするが、企業のIT部門はご存知の通りITに強くないのだ。ITに強くないということは、コンサルティング会社側である程度顧客をコントロールできる。また先ほどから述べているようにコンサルティング業界にIT領域に強い人が少ないためバリューを出しやすいのだ。

 

また、しょうもないことだが、ITに強い=優秀というイメージをもたれやすく、何もしなくても肩書だけで説得力をもたせることができる。
ITはハイテクというイメージがあり、最先端の技術を理解するには理系の限られた人しかできないというイメージをもたれやすい。

 実際のところITの中でも最先端技術を追っている人はごく一部で、多くは、すでにある技術を手順書通りに実行しているに過ぎないのだが。プログラミングも言語自体を開発する人は天才だが、言語を後追いで使えるようになるのは、他業界でスキルを学ぶことと大してかわらない。

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IT関連のプロジェクトからできる幅を広げていく

しかし、ITの仕事だけしたくないというのもよくわかる。当然だが、今の仕事が好きだったらコンサルにも転職しないだろう。一方、コンサルティング業界の良さは、様々な業界に携われることだ。

比較的業界が固定しているファームもあるが、戦略系なら業界を問わず経験を積むことができるので、ITという領域で結果を出せば他の業界のプロジェクトもしたいですという声が通りやすい。

ITを皮切りに、他業界のプロジェクトを担当しいつしか立派な戦略コンサルタントとなるわけだ。しかも、通常の戦略プロジェクトにもITが絡んでくることがほとんどなので、知識があることが役に立つ。(逆にDD:デューデリジェンス等は関係ない)

コンサル転職は可能性を秘めている

このように技術畑からコンサルに転職することは十分に可能性を広げるキャリアであることがわかっていただけたのではないか。一方、コンサルタントはポジションがあがると営業という仕事が発生する。案件をとる仕事だ。SE系の会社からくると営業が完全に分業しているが、戦略コンサルティングの仕事はそうはいかない。

 営業をすることが嫌な人には厳しいかもしれない点だけ注意しよう。しかし、これもかなり出世してからの話なので若手の間はそれほど気にしなくていい。また営業といっても飛び込みではなくつながりがあるところに提案をする形なので、想像する電話や名刺配りをする営業ではないことを覚えておこう。

年収アップと労働時間削減の両方が実現可能

特にSEでデスマーチがずっと続いているみたいな方にとっては、アクセンチュアの経営コンサルタント職をはじめホワイトな環境になっているコンサルティング会社はおすすめである。

ITの下流ばかりやっている人にとっては経営コンサルや上流にうつる転職ほど幸せになるものはない。また転職市場が今非常に恵まれているため動くならぜひ今がおすすめだ。

SE,SIer,WEBエンジニアからコンサル転職をお考えの方へ

コンサル転職を考えている場合は転職エージェントを使うべきだが、この場合の転職はSE経験のある転職エージェントをおすすめしたい。WEBエンジニア出身の転職エージェントは少ないが、元SEの転職エージェントは比較的多くいる。 

特にキャリアインキュベーションはSE出身の方もおり、そのようなキャリアチェンジを多数サポートしているのでぜひ使っていただきたい。
また、ビズリーチも技術者にスカウトを送る人がおり、かつ高くあなたのことを評価してくれるので登録しておくとよい。

またエンジニア畑でもう少しキャリアを積みたい場合は、Forkwell Scoutは良いオファーがくるのでおすすめだ。

今日は以上だ。

2019年8月の転職トレンド

2019年8月時点では、各社の採用意欲は引き続き旺盛だが、求人案件数が減少する業界も現れてきている。例えば、積極的に採用を行っていたリクルートキャリアをはじめとする大手人材会社や、各コンサルティングファームも軒並み採用数が減少に転じている。人材業界やコンサルティング業界は、各社の業容拡大の支援を行う業界だ。だからこそ、各社が業容を拡大したいと感じる景況感が良いタイミングほど顕著に業績が向上する。そのような会社の採用人数が減じていることは、景況感の悪化リスクが高まる兆候だと言っても良いだろう。

今後は、景況感の悪化懸念が増すことで、多業種の求人案件が減少する可能性も高いだろう。そうすれば、キャリアチェンジの難易度は格段に上がってしまう。転職を検討している方には、早いタイミングでキャリアチェンジを行うことをお勧めしたい。

筆者のお勧め転職サービス

1位 ビズリーチ キャリアアップを考えるのであれば、まずは必ず登録すべき転職サイトだ。大手企業の特別求人やベンチャー企業の幹部求人などが多く掲載されており、求人の質が段違いに良い。また、多くのヘッドハンターやキャリアコンサルタントが登録しており、スカウトメッセージが届くこともある。自分の市場価値を知ることに繋がるので、直近での転職を検討していない方も登録すると良い。

2位 JACリクルートメント ハイキャリアに特化した転職エージェントであり、年収アップに繋がる転職支援に定評がある。年収が500万円以上の方や、その給与帯を目指したい方は登録すべきだろう。特に、年収1000万円前後の転職では日本有数の実績を有している。まずは、レジュメを登録し、キャリアコンサルタントとの面談に参加してほしい。
また、JACリクルートメントに相談した人へのインタビューは→こちら

3位 リクルートエージェント 日本一の実績を有する転職エージェントである。案件数が多いので、市場の情報を網羅的に収集することができる。また、キャリアコンサルタントへの教育が行き届いているため、どのキャリアコンサルタントが担当になっても、安定して質の高い支援を受けることができる。特に、若手でこれから実績を積んでキャリアアップしたい方は、必ずキャリアコンサルタントとの面談に参加すべきだ。

4位 アクシスコンサルティング お勧め度は4位としたが、コンサルティングファームに転職したい方には、一番お勧めしている転職エージェントだ。コンサルティングファームへの転職では日本有数の実績を有しており、主要なファームのほとんどと取引している。特に、事業会社に在籍するコンサル未経験者の支援には定評がある。どのファームでどのような選考が行われ、どうすれば合格できるかを熟知しているので、コンサルティングファームへの転職を視野に入れている方は面談に参加すると良いだろう。

5位 パソナキャリア 日本有数のHR企業であるパソナの転職支援サービスだ。丁寧な候補者支援に強みを有しており、候補者の性格や気持ちを理解しながら、ホスピタリティの高い転職支援を行ってくれることだろう。案件数はリクルートエージェントよりやや少ないが、仕事が丁寧で、自分に合った求人を丁寧に紹介してもらうことができる。他のエージェントの面談に参加し、違和感を感じた方には特にお勧めできるエージェントだ。