キャリア相談室

DeNAへの転職にあたり知っておくべきこと

今回は、DeNAに転職するにあたり知っておくべきことについて述べる。一時期よりも勢いは衰えたが、メガベンチャーの一角として転職市場における人気は未だ高い。

事業構築力が高く、論理的思考力に長けた「ロジカルモンスター」が多いDeNAは、ともすれば、社員同士の競争が激しく殺伐とした社風というイメージがあるだろう。

しかし、筆者の印象はやや異なる。厳しい競争環境がありながらも、社員同士の愛情や結びつきが極めて強い組織なのだ。

そのようなDeNAの社風を知るためには、DeNAの執行役員からMirrativを創業し起業家となった赤川隼一氏のブログが参考になるだろう。

ここに見られるような、創業者である南場智子会長の厳しくもチャーミングでカラッとした性格が、DeNAの社風の根底にあるのだろう。だから、DeNAを卒業したそうそうたるメンバーも、未だに結びつきが強く、DeNAに対する愛が深い。

ビジネスマンとしての実力をつけると同時に、生涯付き合える仲間を探したい、と考える方には、特にDeNAへの転職をお勧めしたい。

DeNAに興味があるハイキャリアの方は、ビズリーチに登録すると良い。ハイキャリアな方なら多くのスカウトメッセージが届くことだろう。

また、転職エージェントでは、JACリクルートメントを活用しよう。ハイキャリア向けの案件に特化しており、おすすめだ。この2つのサービスは必ず登録してほしい。

DeNAの特徴

DeNAは1999年創立。従業員数は連結で2,500名近くになっており、ベンチャーと言うには規模がかなり大きくなった段階だ。

売上は、2018年3月期で1,393億円。前年の2016年度比でマイナスとなっている。
2017年末にあったMERY等のキュレーションメディア関連の問題や、ゲーム事業の進捗の遅れにより売上は伸び悩んでいる。

2018年も、主力のゲーム事業やEC事業は引き続き売上・利益とも減少が続いている。

唯一、横浜DeNAベイスターズ関連を中心とするスポーツ事業は伸びているが、ゲーム事業の1/4ほどの規模の事業であり、全体に大きなインパクトを及ぼせてはいない。

ただし、2012年にTBSから買収した横浜ベイスターズは、万年最下位で赤字体質、観客動員数も少ない球団だったことを忘れてはいけない。そのチームを、黒字経営かつ7年連続の観客動員数増加に繋げた経営手腕は流石の一言だ。

この事実から、DeNAはどのような領域でも成功することができる、強い経営力を有していることが読み取れる。

DeNAの事業内容

ゲームのイメージが強いかもしれないDeNAだが、以下の事業セグメントを保有している。
・ゲーム
・エンターテインメント
・Eコマース
・オートモーティブ
・ヘルスケア
・スポーツ
それぞれについて概説する。

DeNAの事業内容①:ゲーム事業

創業以来の事業とも言える、スマホ向けゲーム事業。2017年の売上は通期で980億円と、全体の7割を占める主要事業だ。「ファイナルファンタジー」「逆転オセロニア」などが主なタイトルだ。

2018年には任天堂と協業して「スーパーマリオラン」をリリースするなど進展を見せたが、セグメント売上は微減傾向が続いている。

DeNAの事業内容②:エンターテインメント事業

「マンガボックス」「ハッカドール」など、漫画や小説関連のアプリを運用している事業部だ。

DeNAの事業内容③:Eコマース事業

モバオクなど、EC関連のサイトを運営している事業部。売上は通期で161億と全体の10%強だ。

2018年にはDeNAトラベルをエボラブルアジアに売却するなど、再編が進んでいる。

DeNAの事業内容④:オートモーティブ事業

タクシー配車のMOVや、カーシェアリングのAnycaなどが中心の事業部だ。最近では自動運転の実証実験を盛んに行っていることでも知られている。

DeNAの事業内容⑤:ヘルスケア事業

遺伝子検査のMYCODEなど、ヘルスケア関連での新規事業創出にも力を入れている。まだ事業全体として大きな売上は得られていないが、プリファード・ネットワークス(PFN)と協業して、AIによるがん判定研究を開始するなど、力を入れている。

DeNAの事業内容⑥:スポーツ事業

横浜DeNAベイスターズ関連の事業だ。売上は2016年度の138億から2017年度には169億と、唯一順調に伸びている事業セグメントと言えるであろう。

横浜スタジアムの買収による収益増や、強みであるマーケティングノウハウを活かした集客増による影響が大きい。

DeNAのOBOGで活躍している人物

こうした多様な事業を行っているDeNAの著名な出身者は、経営者を中心に多数存在する。

・エクサウィザーズ取締役会長 春田 真氏
・プロ野球横浜DeNAベイスターズ初代代表取締役社長 池田 純氏
・創業メンバーで投資家 川田 尚吾氏
・Mirrativ代表取締役社長 赤川 隼一氏
・SHOWROOM代表取締役社長 前田 祐二氏
・LITALICO取締役 仲俣 博之氏
・子会社のMERY元代表取締役 中川 綾太郎氏
・ライトマップ代表取締役 鈴鹿 竜吾氏

などだ。
いずれもDeNAを卒業後も、次の業界でも成果を挙げている方が多い。

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DeNAの募集職種

本記事執筆時点で募集中の職職は非常に多岐に渡る。
DeNAは本社・事業×職種別での応募を受け付けている。

・本社でのエンジニア職
・スポーツ事業での営業職
などといった形だ。募集職種カテゴリとしては以下が存在する。

・DeNA本社:AI系職種
・DeNA本社:ゲーム企画系職種
・DeNA本社:ゲームクリエイティブ系職種
・DeNA本社:ゲームエンジニア系職種
・DeNA本社:ゲームビジネス系職種
・DeNA本社:エンジニア系職種
・DeNA本社:システム基盤系職種
・DeNA本社:クリエイター系職種
・DeNA本社:分析系職種
・DeNA本社:ビジネス系職種
・DeNA本社:コーポレート系職種
・DeNA Games Tokyo
・グローバル関連ポジション
・横浜DeNAベイスターズ
・スポーツ事業
・DeNAライフサイエンス

当然ながら、人員が不足していたり、これから伸ばそうとしていたりする事業であるほど、受かりやすくなる。

現在ならばゲーム事業とスポーツ事業は狙い目と言えるだろう。
ゲーム事業はやはり全体の売上の70%を占めていることもあり、採用人数も多い。特に関わりたい事業にこだわりがないならおすすめだ。

また、スポーツ事業も売上が伸びていることもあり薦めたい。ゲーム事業に比べ社会性も高い事業であり、抵抗が少ない人も多いだろう。

いずれにせよ、最新の状況はDeNA内部の知り合いがいれば、必ず情報収集をしよう。
もしいない場合は、事情に詳しい転職エージェントから話を聞くことを必ず行ってほしい。

DeNAを受けるにあたり知っておくべきこと

地頭の良さが評価されやすいDeNA風土

DeNAは新卒時において、東大や早慶をはじめとした難関大出身者を多く採用している。一時期のベンチャーブームの際から年収が大幅に上がっていることや、課題解決のために論理性のあるストーリーを語れるロジカルさが重視されるという評判が広まっている。

年収については2009年のDeNAの平均年収は556万円だったが、2013年には750万円まで上がっている。

初任給で見ても
・エンジニア・ビジネス職:500万円
・デザイナー:400万円
と、高水準を保っている。

中途も同様に採用時に地頭は重視される。
前職で結果を出した上で、難関大出身であったりコンサルファーム出身であったりするとやはり評価されているようだ。

大学別では、ボリュームゾーンは旧帝大や早慶だ。それ以下のMARCHなどの大学からの中途入社を狙う場合は前職での実績をアピールする必要が増すだろう。

今から入社しても、もらえるお金は限定的

既にIPOもはるか昔に終え、ある程度拡大した企業であるため、今から入っても億単位のお金が入ることはほぼないと言える。

ただ、平均年収は777万と高く、年収1,000万に届くことは比較的容易だ。外銀・コンサルほど長時間労働はしたくないが、そこそこ優秀な人たちと、それなりに挑戦的な仕事をしたい、という人にとってはいいだろう。

実際、新卒で戦略系コンサルファームに入り、ある程度まったり働きたくなった人のジョインも多いというリファラルでの転職も多いのか、ベインやマッキンゼーからの転職が比較的多いようだ。

主力のゲーム事業では学べることに目を向けるべき

売上比率の大部分を占めるゲーム事業であるが、「何が面白いのか」「社会の役に立っているのか」と疑問に思う人もいるかもしれない。

「社会にインパクトを与える仕事をしたい」という思いを持つ人にとって、コンプガチャ騒動などもあったゲームに関わることは葛藤を抱えがちだ。

ゲームに関する仕事では、大量のデータ分析スキルや、企画立案のスピードなど、得られることは多い。単に目先の仕事の面白さだけでなく、仕事を通じて得られるスキルに注目するべきだ
ゲーム事業で得られるスキルについてはこちらの記事も読んでほしい.。

ソーシャルゲーム業界に飛び込んだ高学歴新卒の末路 – 20代~30代のキャリアを考えるブログ

DeNAへの転職を目指す人へ

DeNAの面接・選考難易度は高いか?

ITベンチャー業界の中では非常に高いことで知られる。保有スキルや実績以上に論理的思考能力の高さが問われる。面接の内容自体はシンプルなものが多いが、ロジックが通っているかどうかを強く問いてくる。

面接の鍵となってくるのがここなので入社後に実現したいことと、論理的に整理することを準備していくことが重要だ。

基本的な選考フローは書類審査、一次・二次・最終という形だ。

1次面接は基本的に現場のメンバーが担当し、自己紹介から志望動機、強み、弱み等シンプルなことを聞かれる。2次面接ではより深い、専門性の高い情報を問いてくるイメージでいれば良い最終面接はどの職種かで出てくる面接担当が異なる。役員レベルが出てくる場合もあるが、現場メンバーが出てくることもある。最終面接は入社への熱意を伝えることが重要だ。

DeNAへの転職を目指す上で

DeNAへの転職を検討する上で、最低限知っておくべきことを記載した。
考えるべきことが明確になったのではないだろうか。

DeNAへの転職を目指すなら、加えて最新の情報を、適切な転職エージェントからヒアリングしよう。上でも述べたように、これから拡大を予定している事業であればあるほど、合格可能性が高い。

人員が不足しているタイミングであれば、人気の事業部でもチャンスがあるかもしれない。まずは転職エージェントと一度面談し、最新の内部情報を聞こう。

メガベンチャーへの転職のためのファーストチョイスは間違いなくビズリーチだ。表には出てない非公開求人が多く存在し、またDeNAへの転職支援の経験豊富な転職エージェントからスカウトが多くくる。

加えて、ビズリーチのような転職サイトに登録するだけでなく、ハイキャリアの転職に強い転職エージェントも同時に活用しよう。

腕に覚えのある読者には、JACリクルートメントをオススメしている。高年収やグローバルな案件に強く、ハイキャリアな読者には最もお勧めできる転職エージェントだ。ビズリーチと同時に使ってほしい。

自分の実力にまだ自信がない方にはリクルートエージェントがおすすめだ。

いずれにしても、まずはビズリーチJACリクルートメントには必ず登録してから、さまざまなアクションを起こそう。明るい未来がくることを信じている。
今日は以上だ。

2019年8月の転職トレンド

2019年8月時点では、各社の採用意欲は引き続き旺盛だが、求人案件数が減少する業界も現れてきている。例えば、積極的に採用を行っていたリクルートキャリアをはじめとする大手人材会社や、各コンサルティングファームも軒並み採用数が減少に転じている。人材業界やコンサルティング業界は、各社の業容拡大の支援を行う業界だ。だからこそ、各社が業容を拡大したいと感じる景況感が良いタイミングほど顕著に業績が向上する。そのような会社の採用人数が減じていることは、景況感の悪化リスクが高まる兆候だと言っても良いだろう。

今後は、景況感の悪化懸念が増すことで、多業種の求人案件が減少する可能性も高いだろう。そうすれば、キャリアチェンジの難易度は格段に上がってしまう。転職を検討している方には、早いタイミングでキャリアチェンジを行うことをお勧めしたい。

筆者のお勧め転職サービス

1位 ビズリーチ キャリアアップを考えるのであれば、まずは必ず登録すべき転職サイトだ。大手企業の特別求人やベンチャー企業の幹部求人などが多く掲載されており、求人の質が段違いに良い。また、多くのヘッドハンターやキャリアコンサルタントが登録しており、スカウトメッセージが届くこともある。自分の市場価値を知ることに繋がるので、直近での転職を検討していない方も登録すると良い。

2位 JACリクルートメント ハイキャリアに特化した転職エージェントであり、年収アップに繋がる転職支援に定評がある。年収が500万円以上の方や、その給与帯を目指したい方は登録すべきだろう。特に、年収1000万円前後の転職では日本有数の実績を有している。まずは、レジュメを登録し、キャリアコンサルタントとの面談に参加してほしい。
また、JACリクルートメントに相談した人へのインタビューは→こちら

3位 リクルートエージェント 日本一の実績を有する転職エージェントである。案件数が多いので、市場の情報を網羅的に収集することができる。また、キャリアコンサルタントへの教育が行き届いているため、どのキャリアコンサルタントが担当になっても、安定して質の高い支援を受けることができる。特に、若手でこれから実績を積んでキャリアアップしたい方は、必ずキャリアコンサルタントとの面談に参加すべきだ。

4位 アクシスコンサルティング お勧め度は4位としたが、コンサルティングファームに転職したい方には、一番お勧めしている転職エージェントだ。コンサルティングファームへの転職では日本有数の実績を有しており、主要なファームのほとんどと取引している。特に、事業会社に在籍するコンサル未経験者の支援には定評がある。どのファームでどのような選考が行われ、どうすれば合格できるかを熟知しているので、コンサルティングファームへの転職を視野に入れている方は面談に参加すると良いだろう。

5位 パソナキャリア 日本有数のHR企業であるパソナの転職支援サービスだ。丁寧な候補者支援に強みを有しており、候補者の性格や気持ちを理解しながら、ホスピタリティの高い転職支援を行ってくれることだろう。案件数はリクルートエージェントよりやや少ないが、仕事が丁寧で、自分に合った求人を丁寧に紹介してもらうことができる。他のエージェントの面談に参加し、違和感を感じた方には特にお勧めできるエージェントだ。