キャリア相談室

総合系ファームのコンサルタントのネクストキャリアについて考える

先日、20代後半の総合系ファーム(ITコンサルと経営コンサルのどちらも経験)の方から、戦略コンサルへのキャリアアップをするか、事業会社の経営企画に転職するのはどちらがいいかと相談を受けた。

そこで総合系ファームのコンサルタントのネクストキャリアについて考えていきたい。結論から書くと転職活動は現在進行形である。

なお、相談者のように総合系ファームからの転職を考えているのであれば、まずビズリーチに登録しよう。戦略コンサルへのキャリアアップの場合でもコンサル専門のエージェントがいるのでおすすめしたい。また、事業会社の経営企画でのスカウトメールを受け取ることもできるのでどちらの場合でも有効に使える。

大企業系を考えているのであれば、併用してリクルートエージェントを利用しよう。求人数も多く、エージェントの質が高いので両方使うことで転職活動が円滑に進む。

戦略コンサル系の求人であればコンサルを専業としているキャリアインキュベーションに登録しておき、コンサルに特化した求人を紹介してもらうのも良いだろう。

ベンチャー企業での経営企画を考えている場合は、ベンチャー求人が多いGeeklyに登録しよう。エージェントの対応も丁寧で評判が良い。

相談者の前提

相談者だが、当サイトにもたびたび協力して頂いている方で、私もよく存じ上げている。慶應大学の学部卒、20代後半、SE出身からの外資系総合系ファームに転職し、ある程度経験を積んだ段階である。年収は800万円程度という状況である。

キャリアアップに対して、貪欲であり、常に外部の機会を探っている方である。目のまえの仕事にも打ち込むタイプであり、働きながら、スキルアップの活動にもいそしんでいる。

この方から転職をどのようにしたらよいかという相談を受けたのだが、戦略コンサルと事業会社への転職の可能性について考えたい

転職の理由

まず、転職の理由を探っていったところ、戦略コンサルに学生の時に挑んで、全然届かなかったこともあり、憧れがあるということだ。また事業会社については、なんとなく経営に携われる職種に憧れているということだった。

投資銀行を考えていた時期もあったが、キャリア的に投資銀行は厳しいし、行っても活躍できないとのことでおススメしなかった。

当然、もっと仕事のできる幅を増やしたいという理由があったが、憧れが先行していた。ちなみに事業会社については、ベンチャーから大企業まで含んでいる。

戦略コンサルの転職について

マネージャー未満で、総合系ファームから戦略系ファームへの転職は結論から言うと厳しいことが多い。ただし、IT系のバックグラウンドや経験があると転職も可能だ。

また、アクセンチュアやデロイトでストラテジー案件ばかりをこなしていた場合も転職の可能性は十分にある。

今回の転職希望者の方は、SEのバックグラウンドもあり、経営コンサルティングプロジェクトの経験もあることから、戦略コンサルティングファームのITプロジェクト要員での転職は可能である。

コンサルティングファームは単価アップと売上アップの2方向に大きく分かれているが、売上アップに特に走っている戦略ファームであればITバックグラウンドがあるSE職の人の需要はある。

特に総合系ファームで経営コンサルタントとして働いており、20代後半であれば転職のチャンスはある。

ただし、マッキンゼーはリーダーシップや英語力を強く求められるため転職は厳しいだろう。

事業会社の経営企画の転職について

事業会社の経営企画は、コンサル出身者の外部登用が増えている。いわゆる戦略ファーム出身者だけではなく総合系ファームの出身者の採用も積極的だ。

ただし、ITプロジェクトのみの経験だと転職の幅は狭くなってしまう。ベンチャーであればコンサルで経験を積んで若い人、大企業であれば、学歴と職歴がそれなりにあれば、選択肢に入るだろう。

今回、ベンチャーの上場前の企業、上場している企業、大企業(東証一部上場企業で最低でも数千人はいる)の経営企画のポジションについて様々オファーがあった。

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事業会社の経営企画の転職で気を付けるべき点

大企業の経営企画は、年齢で役職と給料を決められるため、年収が下がることも少なくない。外資系出身者を大量に採用するために、新卒とは別の給与体系を設けている企業があれば多くの大企業はそれに追いついていない。

よってネームバリューのある企業に転職できるものの、年収面で不満をもつか、転職に踏み切れない人が多くいる。

また、大企業になると、年功序列が激しく、自分の提案を実行できるまでに承認の嵐でフラストレーションが溜まることも少なくない。

大企業の経営企画に行く場合は、上司が転職組で、できればコンサル出身者であることが望ましい。ドキュメントの作成レベルや作成スピードが合う人のほうがよい。

ベンチャーの経営企画の場合、経営陣と限りなく近いため、経営陣と息が合うかが重要だ。

最近のベンチャーの経営企画は、経営経験がなくてもコンサルや投資銀行のポテンシャルがあれば、すぐにキャッチアップできるだろうという考えで20代中盤から30歳前後の方を採用している。

実際に転職するのは給与面で釣り合うコンサル出身者であるが。ベンチャーの経営企画だと30歳でベンチャーや経営企画未経験の方に1,500万円のオファーを提示した事例もある。

また、1,000万円程度であれば30歳前後であればすぐにオファーが出る。年齢は目安なので、ベンチャーは年齢に対してオファー金額を決めているわけではないことだけ念頭にいれてほしい。

面接までたどり着くかについて

コンサル出身者で20代であれば、総合系ファームの方は、すぐに面接にいける。コンサル業界でも事業会社でも大丈夫だ。

投資銀行は面接に行くこと自体厳しいが。よって、面接でふるいにかけられることになる。面接に呼ばれている地点でチャンスは限りなくあるのでしっかりと準備をしてほしいと思う。

面接について

コンサル業界にいて、戦略系に転職する場合は、IT要員として採用される場合はこれまでの経験を話せばよい。

しかし、戦略コンサルタントとして採用される場合は、マッキンゼーのようなリーダーシップ、英語力、優れた地頭が求められる。

よって、面接で対策をしっかりしていかなければいけない。

事業会社の面接については、カルチャーフィットを強くみられる。M&Aをしたいからそのスキルを求めるという場合であれば過去の経験を聞くが、20代の経営企画のポジションはある種、ポテンシャル採用に近い。

なぜかというと、採用する側がコンサルタントのスキルを定量化して判断するジャッジメントラインをもちあわせていないためだ。なんとなく経歴と話から優秀そうかなと感じられれば採用される。

転職面接で落ち続ける

実際、この方は転職面接で落ちることが多く苦労していた。原因としては、スキル以上に、転職動機が不明確であったため、うちとは合わないなと判断されていた。

(転職エージェントは学生のときからお世話になっている会社を利用して活動しているとのことで対策は十分に行ってはいたようである)

また、やりたいことと、自分のできることがあまりに乖離しすぎていたことが問題に思えた。そうしたアドバイスを私は行い、もう少し、自分のスキルと近いことが活かせる企業を探したほうがいいと伝えた。

どうしてもブランドやビッグワードに流されがちな典型的な若者であったため、もう少し中身を見て転職活動をしてほしいと感じた。

今後の転職活動

今後は、大企業の経営企画と、戦略コンサルの転職活動を本格的にはじめ、面接する企業をさらに増やしていくようだ。追って報告していきたい。

転職活動には、ビズリーチリクルートエージェント、そして学生のときから会っている転職エージェントを頼っているようなので、ぜひ同じように活用してコンサルのネクストキャリアを考えてほしい。

コンサルのネクストキャリアとして、戦略コンサルへのキャリアアップか、大企業の経営企画というパターンで今回の記事を書いたが、他にもベンチャー企業への転職を考えているならビズリーチと併用して、Geeklyに登録してベンチャー求人を紹介してもらおう。

外資系で似たようなポジションを探しているのであれば、JACリクルートメントも利用して欲しい。

今日は以上だ。

2019年11月の転職トレンド

企業は10月に下期の採用を終えて体制が整い、今の時期は求人情報としては凪の状況であるという向きもある。11月の採用決定者数は、数字としては低調になっているのが事実だ。

転職希望者も、上半期末や下半期初の繁忙期を終えて一息つき、転職活動をなかなか始めない。実際に、転職メディアの閲覧数は、11月は決して多くない。

だからこそ、実は、11月に転職活動を休む、年末年始休みまで転職活動を始めなくていい、というのは誤りだ。管理職や、チャレンジングなポジションの転職を望む人がいれば、少なくとも情報収集は、確実に11月から開始したほうがいい。

日本の企業の多くは3月決算だが、上期の業績の着地結果が固まるのは今、11月の始めである。企業側では、業績の着地結果を踏まえて事業計画を修正し、下期の業績達成に向けて動き出していく。

業績を達成するため、欠員を急いで補充するケースもあるが、逆に、チャレンジが必要なプロジェクトで、クリティカルに必要な人を採用するので、重要な求人ポストの募集が意外と始まる時期なのが11月だ。

中途入社は4月がピークだが、重要なポジションは採用決定まで時間がかかる。重要なポジションを4月に確実に充足させるため、先行して、とりわけ非公開ポジションの募集を始める会社も多い。 重要なポジションは数も少ないので早い者勝ちだ。あっという間にクローズするので、多くの転職希望者が気付かない間に、募集が終わっていくのである。

→ビズリーチなどの転職サイトにまずは登録し、経験豊富なプロのエージェントに、非公開ポジションの情報を、直接ヒアリングすることをおすすめする。

11月のトレンドは、以上だ。

筆者のお勧め転職サービス

1位 ビズリーチ キャリアアップを考えるのであれば、まずは必ず登録すべき転職サイトだ。大手企業の特別求人やベンチャー企業の幹部求人などが多く掲載されており、求人の質が段違いに良い。また、多くのヘッドハンターやキャリアコンサルタントが登録しており、スカウトメッセージが届くこともある。自分の市場価値を知ることに繋がるので、直近での転職を検討していない方も登録すると良い。

2位 JACリクルートメント ハイキャリアに特化した転職エージェントであり、年収アップに繋がる転職支援に定評がある。年収が500万円以上の方や、その給与帯を目指したい方は登録すべきだろう。特に、年収1000万円前後の転職では日本有数の実績を有している。まずは、レジュメを登録し、キャリアコンサルタントとの面談に参加してほしい。
また、JACリクルートメントに相談した人へのインタビューは→こちら

3位 リクルートエージェント 日本一の実績を有する転職エージェントである。案件数が多いので、市場の情報を網羅的に収集することができる。また、キャリアコンサルタントへの教育が行き届いているため、どのキャリアコンサルタントが担当になっても、安定して質の高い支援を受けることができる。特に、若手でこれから実績を積んでキャリアアップしたい方は、必ずキャリアコンサルタントとの面談に参加すべきだ。

4位 アクシスコンサルティング お勧め度は4位としたが、コンサルティングファームに転職したい方には、一番お勧めしている転職エージェントだ。コンサルティングファームへの転職では日本有数の実績を有しており、主要なファームのほとんどと取引している。特に、事業会社に在籍するコンサル未経験者の支援には定評がある。どのファームでどのような選考が行われ、どうすれば合格できるかを熟知しているので、コンサルティングファームへの転職を視野に入れている方は面談に参加すると良いだろう。

5位 パソナキャリア 日本有数のHR企業であるパソナの転職支援サービスだ。丁寧な候補者支援に強みを有しており、候補者の性格や気持ちを理解しながら、ホスピタリティの高い転職支援を行ってくれることだろう。案件数はリクルートエージェントよりやや少ないが、仕事が丁寧で、自分に合った求人を丁寧に紹介してもらうことができる。他のエージェントの面談に参加し、違和感を感じた方には特にお勧めできるエージェントだ。