インタビュー

【銀行からの転職】銀行以上の年収も狙える!銀行リテール営業から保険業界への転職者へのインタビュー

本日は、早稲田大学商学部からメガバンク(以下、A銀行とする)に新卒で入行し、外資系保険会社に転職した方にインタビューをさせていただいた。

メガバンクや証券会社をはじめとする大手金融機関で働いており、転職を希望するものの、「銀行よりも年収が下がるのが気になる」と二の足を踏んでいる方も多いのではないか。

金融機関で得た知識や知見を活かして、年収を下げずにキャリアチェンジしたいと考えている方には、是非読んでいただきたいインタビューだ。

なお、転職を検討しているなら、銀行員の転職に詳しいエージェントとアポを取り、じっくりヒアリングするのが一番効率的かつ確実だ。

ハイクラス企業に転職を考えている方は、ビズリーチに登録すると良い。銀行員が多く使っているし、銀行出身の転職エージェントからスカウトが多くくるだろう。

転職エージェントでは、JACリクルートメントを活用しよう。ハイキャリア向けの案件に特化しており、おすすめだ。この2つのサービスは必ず登録してほしい。

いずれにしても、まずはビズリーチに登録した上で、転職エージェントに相談してほしい。

「給料の高い会社に就職したい」という思いからメガバンクへ

-自己紹介をお願いします。

早稲田大学商学部を卒業後、メガバンクに入行しました。周囲に金融機関へ進む学生が多かったこと、大学で学んだ内容が活かせそうなことから、自然と金融業界への就職を考えていました。

就職活動時は、メガバンクや、国民生活金融公庫(現在は日本政策金融公庫)や商工中金(商工組合中央金庫)などの公的金融機関、地方銀行を中心に、金融機関を受験しました。

-金融業界の中でも、特に銀行を志望した理由を教えてください。

1点目は、銀行に就職すれば、経済全般の流れを見ることができると思ったからです。

2点目は、個人のお客さまと一緒にライフプランを考える、個人向け営業の業務内容に興味があったからです。

3点目は、単純に給料が良いからです。私の父は中小企業で、あまり給料がよくなかったため、「給料の高い会社に就職したい」という思いがありました。

-最終的に、A銀行への入行を決めた理由を教えてください。

地方転勤がない「総合職リテールコース」という職種があったためです。

「総合職」が法人向け業務に従事し、原則全国転勤が発生するのに対し、「総合職リテールコース」では個人向け業務に重視し、全国転勤はありません。

加えて、面接官やリクルーターなどの行員の印象が非常によかったことも、入行の決め手になりました。

-年収は、希望通り高水準でしたか?

初任給は18万円で、2年目で25万円まで上がりました

総合職との年収の差はあり、だいたい総合職の8掛けくらいでした。

「数字がすべて」、恫喝もありの配属先

-実際に入行してみて、担当業務や行内の様子はいかがでしたか?

入行当初、神奈川県内の支店に配属されました。

銀行での担当業務は、個人顧客に対して、投資信託や保険などの金融商品のコンサルティング販売でした。金融商品の販売以外にも、住宅ローンの新規開拓や借換業務も担当しました。

支店に配属されてまず思ったことは、「数字(個人の営業実績)がすべてである」ということでした。

支店の先輩の営業社員は、非常に優秀な人だったので、営業目標を毎月達成していました。しかし、毎日疲弊した様子だったので、銀行の営業は非常にプレッシャーのかかる仕事であると感じました。

-ご自身にもプレッシャーがかかる局面はありましたか?

毎週、近隣の支店10〜20を統括する組織で営業会議が行われるのですが、新人である私も入行半年後から参加していました。

基本的には担当者のみが参加する営業会議ですが、業績の悪い支店だけは、支店長も参加させられていました。

個人の目標数字を達成できていない人は立たされ、「死ね」「馬鹿」などの言葉を交えて恫喝されたり、営業会議外まで夜中までメールのやりとりが生じたりしていました。

営業会議は非常にピリピリした雰囲気で、今でも思い出すと気持ち悪くなるくらいの雰囲気でした…。

都内に栄転も、個人の目標数字が激増

そんなプレッシャーを抱えながらも業務を続け、営業成績を評価された結果、東京都心の支店に異動することになりしました。

-異動先で担当業務は変わりましたか?

異動前と基本的に業務内容は変わらず、金融商品の販売を行っていました。

業務内容は変わらない一方で、新卒時に配属された支店と決定的に違ったのが、自分自身の立場です。移動後の支店で、私は、支店の「筆頭」と呼ばれる立場になりました。

-「筆頭」とはどのような立場でしょうか…?

「筆頭」とは、A銀行のリテール部門内の通称で、その「支店の中で一番収益を稼がなければいけない立場」を指します。

新卒時に配属された支店では、私の個人営業目標の金額は小さかったので、万が一自分が目標を達成できなくても、支店全体に大きな影響はありませんでした。

しかし、異動先の支店では、私の個人営業目標が、支店全体の営業目標金額の6割以上を占めることになりました。

重要なポジションを任されたプレッシャーは大きかったですが、幸いお客様さまにも恵まれ、営業数字の達成に困ることはありませんでした。

異動先の支店には、5年在籍しましたが、本部から何度か表彰されるなど、非常に順調な営業成績を収めることができました。

「無理な営業で売上を作りたくない」という思い

-営業職として大活躍される中で、なぜ転職を思い立ったのですか?

営業職として、順調に数字を重ねて行きましたが、顧客に金融商品を売る時にいつも自問自答がありました。

「本当にこの商品を販売して、顧客のためになっているのか。」ということと、「無理な営業活動をして、売上数字を作りたくない。」ということです。

私の勤務先の銀行の商品ラインナップは、決して悪いものではありません。しかし正直、証券会社や保険会社のような、その金融商品を専門に取り扱う金融機関に比べると、商品性が劣っていることがどうしてもありました。

具体的には、販売手数料が割高な商品や、医的告知のない終身保険でレバレッジ(保険料 対比 受け取れる保険金の額)がほとんど効かない商品などです。

(筆者注記:医的告知のない保険は、高齢者にとって加入しやすいというメリットがある一方で、一般の保険よりも受け取れる保険金がかなり少ないため、「商品性が劣っている」と感じたと語っていただいた)

これらの経験から、「銀行で扱っている金融商品ではなく、保険会社や証券会社で販売している金融商品を買ったほうが、この顧客は幸せになるのに」と、営業活動中に思ったことが何度もありました。

顧客への罪悪感から転職意思が芽生える

また、私の配属された支店全体で収益目標を達成できないときにやったのが、投資信託の回転売買です。回転売買とは、顧客が今持っている投資信託を売却して、改めて新しい投資信託を購入してもらうことです。

銀行にとって、顧客に新規のお金で投資信託を購入してもらうのは大変ですが、回転売買なら簡単に収益を稼ぐことができ出来ます。

しかし顧客のメリットを考えると、もちろん買い換えたほうが良い場合もありますが、そもそも今後のマーケットは誰にも分らないので、手数料のことを考えると買い換えない方が良い場合が圧倒的に多いです。

回転売買のおかげで収益を達成することはできました。しかし、手数料を負担してくれる顧客に対して、罪悪感が生まれてきました。

これらの疑問や罪悪感が出てきて、転職活動をしてみようと思いました。

「顧客にとって良い商品」を売れる業界を志向

-実際の転職活動について教えてください。

転職先を検討する中で、保険業界への転職を考えました。

私は、金融商品のコンサルティング営業を行う中で、保険を絡めた相続ビジネスが得意であり、好きでした。そこで、「顧客にとって良い保険商品を販売できる保険会社に転職したい」と考えたのです。

具体的には、今在籍しているプルデンシャル生命や、ソニー生命などです。

実際に具体的に転職活動を行ったのは、入行9年目、30才になったばかりの頃でした。しかしこの時点では、仕事が忙しかったのと、そこまで真剣に転職を考えていなかったため転職エージェントに登録して担当の人と面談した程度でした。

しかし、2年後に転機が訪れました。私と同じ勤務先からプルデンシャル生命に転職した友人を介して、プルデンシャル生命の営業所長に会う機会ができたのです。最初はわからなかったのですが、これは転職のスカウトでした。

-数ある保険会社の中で、プルデンシャル生命に転職した決め手を教えてください。

プルデンシャル生命の営業所長の話を聞いて、

  • 取り扱っている保険商品の内容が非常に良い
  • 自分がやりたい相続ビジネスができそうである
  • 法人オーナーに保険を提案することもできる

の3点に魅力を感じました。

「プルデンシャル生命なら、自分が理想としている思った相続ビジネスをすることができる」と思い、転職を決意しました。

年収減の不安を乗り越え、転職を決断

-プルデンシャル生命への転職に不安はありませんでしたか。

転職するときの最大の不安は、報酬形態がフルコミッション(仕事の成果に応じて賃金が払われる「完全歩合制」のこと)であることでした。

報酬は、保険商品の販売額、手数料率、販売した保険の継続率(2年以上)で決まります。

しかし、銀行員時代に行っていた投資で、数年間は生活できるある程度の蓄財があったので、不安はありましたが、自分のやりたいことに賭けようと決めました。

-実際に転職してみてどう感じていらっしゃいますか。

メガバンクから転職して、本当に良かったと思います。

もちろん、新規の顧客開拓など大変な面もあり、顧客の紹介を得られないときはとても苦しいです。

それでも、銀行でリテール営業をやっていた時代とは違い、上司の指示で、顧客のためにならない金融商品の販売をしなくて良い環境は、非常にありがたいです。

顧客にとって本当に良い商品を、自信を持って販売できることが、現在の仕事の最大のやりがいです。顧客から新しい顧客を紹介してもらえることも多く、人脈も広がってきています。

転職前に不安を感じていた年収も、今では銀行員当時の年収を超えています。

大変な仕事ではありますが、転職して本当に良かったと思っています。

編集後記

いかがだっただろうか。有名大学からメガバンクという安定した道に進みながらも、「顧客にとって良い金融商品を提供したい」という思いが、年収減の不安を上回り、転職を決意したストーリーに、共感できたという方もいるのではないだろうか。

金融機関で得た知識や知見を活かして、年収を下げずにキャリアチェンジしたいと考えている方は、銀行員の転職に詳しいエージェントとアポを取り、じっくりヒアリングしてみてほしい。

まずは登録していただきたいのがビズリーチだ。銀行員が多く使っているし、銀行出身の転職エージェントからスカウトが多くくるだろう。

転職エージェントでは、JACリクルートメントを活用しよう。ハイキャリア向けの案件に特化しており、おすすめだ。この2つのサービスは必ず登録してほしい。

いずれにしても、まずはビズリーチに登録した上で、転職エージェントに相談してほしい。

2019年11月の転職トレンド

企業は10月に下期の採用を終えて体制が整い、今の時期は求人情報としては凪の状況であるという向きもある。11月の採用決定者数は、数字としては低調になっているのが事実だ。

転職希望者も、上半期末や下半期初の繁忙期を終えて一息つき、転職活動をなかなか始めない。実際に、転職メディアの閲覧数は、11月は決して多くない。

だからこそ、実は、11月に転職活動を休む、年末年始休みまで転職活動を始めなくていい、というのは誤りだ。管理職や、チャレンジングなポジションの転職を望む人がいれば、少なくとも情報収集は、確実に11月から開始したほうがいい。

日本の企業の多くは3月決算だが、上期の業績の着地結果が固まるのは今、11月の始めである。企業側では、業績の着地結果を踏まえて事業計画を修正し、下期の業績達成に向けて動き出していく。

業績を達成するため、欠員を急いで補充するケースもあるが、逆に、チャレンジが必要なプロジェクトで、クリティカルに必要な人を採用するので、重要な求人ポストの募集が意外と始まる時期なのが11月だ。

中途入社は4月がピークだが、重要なポジションは採用決定まで時間がかかる。重要なポジションを4月に確実に充足させるため、先行して、とりわけ非公開ポジションの募集を始める会社も多い。 重要なポジションは数も少ないので早い者勝ちだ。あっという間にクローズするので、多くの転職希望者が気付かない間に、募集が終わっていくのである。

→ビズリーチなどの転職サイトにまずは登録し、経験豊富なプロのエージェントに、非公開ポジションの情報を、直接ヒアリングすることをおすすめする。

11月のトレンドは、以上だ。

筆者のお勧め転職サービス

1位 ビズリーチ キャリアアップを考えるのであれば、まずは必ず登録すべき転職サイトだ。大手企業の特別求人やベンチャー企業の幹部求人などが多く掲載されており、求人の質が段違いに良い。また、多くのヘッドハンターやキャリアコンサルタントが登録しており、スカウトメッセージが届くこともある。自分の市場価値を知ることに繋がるので、直近での転職を検討していない方も登録すると良い。

2位 JACリクルートメント ハイキャリアに特化した転職エージェントであり、年収アップに繋がる転職支援に定評がある。年収が500万円以上の方や、その給与帯を目指したい方は登録すべきだろう。特に、年収1000万円前後の転職では日本有数の実績を有している。まずは、レジュメを登録し、キャリアコンサルタントとの面談に参加してほしい。
また、JACリクルートメントに相談した人へのインタビューは→こちら

3位 リクルートエージェント 日本一の実績を有する転職エージェントである。案件数が多いので、市場の情報を網羅的に収集することができる。また、キャリアコンサルタントへの教育が行き届いているため、どのキャリアコンサルタントが担当になっても、安定して質の高い支援を受けることができる。特に、若手でこれから実績を積んでキャリアアップしたい方は、必ずキャリアコンサルタントとの面談に参加すべきだ。

4位 アクシスコンサルティング お勧め度は4位としたが、コンサルティングファームに転職したい方には、一番お勧めしている転職エージェントだ。コンサルティングファームへの転職では日本有数の実績を有しており、主要なファームのほとんどと取引している。特に、事業会社に在籍するコンサル未経験者の支援には定評がある。どのファームでどのような選考が行われ、どうすれば合格できるかを熟知しているので、コンサルティングファームへの転職を視野に入れている方は面談に参加すると良いだろう。

5位 パソナキャリア 日本有数のHR企業であるパソナの転職支援サービスだ。丁寧な候補者支援に強みを有しており、候補者の性格や気持ちを理解しながら、ホスピタリティの高い転職支援を行ってくれることだろう。案件数はリクルートエージェントよりやや少ないが、仕事が丁寧で、自分に合った求人を丁寧に紹介してもらうことができる。他のエージェントの面談に参加し、違和感を感じた方には特にお勧めできるエージェントだ。