転職

転職エージェントの選び方に気をつけよう

転職活動をするときに見てほしい。人材紹介会社と転職エージェントについて気を付けてほしい点と選び方を詳しくまとめた。

転職活動をするときは人材紹介会社の転職エージェントを使う場合がほとんどだろう。転職エージェントという生態についてよく知らないとおもうので、転職エージェントとは何たるやから、転職エージェントの裏側までを理解したうえでうまく活用してもらえたらと思い筆をとった。

なお、結論から言うと、まず登録すべき転職サイトはビズリーチだ。高収入の求人が多く掲載されており、多くの転職エージェントからスカウトメッセージが送られてくる。

また、日本一の転職支援実績を持つリクルートエージェントかハイキャリアに強いJACリクルートメントのキャリアコンサルタントにも相談してみよう。求人の紹介のみならず、過去の事例を元に、キャリアに関する適切なアドバイスをもらえることだろう。

まずはビズリーチに登録しながら、何社かのキャリアコンサルタントに相談してみよう。

人材紹介会社/転職エージェントとは

人材紹介事業を行うためには実は資格が必要である。転職エージェントが所属している法人が人材紹介をするための免許を取得していなければならない。

有料職業紹介事業の許可を得なければいけない。

そのためには、複数の書類の提出、10数万円のお金、および負債を引いた資本金が500万円以上用意、職業紹介責任者講習といったプロセスを経てようやく免許取得ができる。

取得にも3か月ほどかかり、更新もめんどくさい。なお、厚生労働省のホームページにあった書式が間違っていて、申請やり直しになるなどのトラップもある。

職業紹介事業の免許を得ぬまま職業紹介をした人がいてトラブルになった事例を聞いたことある。

また、処罰をうけた業者は下記のリンクのような処罰が発表される。大手の人材紹介会社はさすがにコンプライアンスがきちんとしている。しかし、中小の人材紹介会社を使う際に少しでも信用できないかもしれないと思ったら、ググってしらべてみよう。

下記のような処罰リストに名前がヒットしたら、その転職エージェントは使わないようにしよう。

有料職業紹介事業の許可取消し |報道発表資料|厚生労働省

人材紹介は法律の知識が必要な場合がある

リクルートエージェント等の大手の社員は免許取得に必要な職業紹介責任者講習(事業責任者のみ必要)は受けていない。部長クラスが受ければ免許は維持できるためだ。

ただし、大手であるリクルートやパーソルキャリアになるときちんと社員教育があるので一般社員でもきちんとルールを教えられる。

中堅どころだと、研修がしっかりしておらず、末端の転職エージェントが詳しい法律を知らないなど、問題ある業者の話を聞くことはある。

責任者が免許をもち、基本的に責任者と会社の代表が書類関連の手続きをしているので、一般社員は転職エージェントの資格を法人が取得するまでのプロセスは基本的に知らない。

ビジネスモデル1.成功報酬モデル

転職エージェントのビジネスモデルは大きく2つあり、1つ目が成果報酬モデルだ。この1つ目が大半を占めている。

無事に求職者が紹介先の企業に入社すれば、年収の30%~35%ほどが、転職先企業から転職エージェントに支払われる。

成功報酬にすると、企業は人材紹介に関するリスクが減る。良い候補者が紹介されなければ、はじけばいいのだ。

多くの企業は、できる限り多くの転職エージェントと付き合おうとする。よってエージェントがうち独占ですよ、といっている場合は気を付けたほうがいい。

ただし、幹部ポジションや競合他社に知られたくない場合、本当に独占案件の可能性はある。また、ほとんどの転職エージェントは、成功報酬モデルで活動している。

ビジネスモデル2.リテーナーモデル(ヘッドハンターなど)

リテーナー型のビジネスモデルも存在する。リテーナー型というのは、最初に着手金と呼ばれる前払いの金(基本的に成功に関係なくもらえる)が支払われる。そして、人材紹介に成功し採用に至った場合、成功報酬をもらうというモデルになっている。

リテーナー型のモデルは、幹部ポジションや、年収の高いポジションに適応される。希少で優秀な人材を採用するために、着手金を数百万円支払うことで、転職エージェントにより自社の採用にコミットしてもらうのだ。

転職エージェントも色々な企業と契約しているので、企業に積極的に紹介するとは限らない。

しかし、リテーナーフィーを最初に支払うことで人材エージェントは必ず企業に紹介をするので、人材獲得の可能性を上げるという意味で、リテーナーフィーを払う意味はある。

ラッセルレイノルズ、コーンフェリー、スペンサースチュアート、エゴンゼンダー、後はハイドリック・アンド・ストラグルズ等は超優秀人材を扱っているので、これらの会社は一度眺めてみるといい。

ビジネスマンとして優秀な転職エージェントばかり所属している。

人材業界のバブル

人材業界は度々バブルになる。現在も転職が盛んで、空前の人手不足であり、転職エージェントにとってはありがたい。例えばJAVAができればあらゆるITコンサルで即採用になるので、転職エージェントは横流しにするだけで仕事になる。

また、DeNAやグリーが採用最盛期のころは紹介フィー約100%という異常事態が起きた。

ソーシャルゲーム企業は金余りのため、とにかく優秀な人材を集めようとして紹介フィーを上げまくったのだ。

競って上げた結果通常の3倍以上の紹介フィーになった。いうまでもなく人材業を営む人材紹介会社、人材エージェントはめちゃくちゃ儲かったのだ。

また、DeNAくらいの大企業になると人材エージェント用のページをつくり、どの求人がオープンかを絶えず公開していた。

現在は求人サイトが活性化しているので、企業が直接ビズリーチ等に求人をあげることが多いが。

ちなみに、人材エージェント(人材紹介を営む企業)は紹介料を何%にしているかを国に申請しなければいけない。国から30%が基本ですと定められているため、100%の紹介料をとる場合は、なぜそうなるかを事前に申請しておかなければいけない。

これは免許取得時に面談があり、そのときにつっこまれる。「VRのエンジニアは不足しており、人材の奪い合いになっており100%の紹介フィーが当たり前になっている」等と答えるとすぐに納得してくれるのだが。

紹介する企業を理解していないコンサルタントに注意

リクルートエージェントやパーソルキャリアは大企業なので、オペレーションの最適化のため、あなたと面談するキャリアコンサルタントと企業から求人をとってくる営業担当をわけている。

想像がつくだろうが、問題がおきる。企業の採用担当者が言っていた要件を、キャリアコンサルタント側がよく理解できてないのだ。そのため、紹介されて面接にいったのに、企業の採用担当者が首をかしげ「なんであなた受けに来てるの?」という事態がおきる。営業側とキャリアコンサルタント側で、コミュニケーションとれていないためにこのような事態がおきる。

一方、個人や少人数の転職エージェントの会社(人材紹介会社)は、営業もキャリアコンサルティングも一緒なので、自分で獲得して話を聞いた案件を候補者に詳しく説明できる。

もちろん、分けてあることのメリットはあり、多くの求人を獲得でき選択肢を多数提示できる。営業とキャリアコンサルティングを同時並行ですると限界があるのだ。

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個人でもすぐに食べていける職業が人材エージェント

年収600万円の人を転職成功させると、約200万円が転職エージェントの取り分だ。年間5人転職成功させるとそれだけで年収1,000万円なのでそれだけで十分な生活ができるだろう。(ほとんど原価がかからないためすべて利益と仮定)

よって、人材エージェントに転じるアーリーリタイアの金融業界出身者は多い。外銀であれば、ベースサラリー1,000万円の人を3人転職させたら900万円の売上になるからだ。

しかし、60代のベテラン転職エージェントいわく、40代以降に人材業に参入して生き残る転職エージェントは1割程度だということだ。40代になってから新たに人材エージェントになってもそれほどうまくはいかないと言っていた。

特に金融業界出身の転職エージェントは、求職者から信頼されない人がいるようだ。

人材紹介会社の転職エージェントはどうやって求職者を探すのか

さて、人材紹介会社の転職エージェントはあなたをはじめ求職者をどうやって探すかというと、ビズリーチのような転職サイトを使うのだ。

利用料を支払い転職サイトに登録すると、データベースにアクセスでき、たくさんの求職者にスカウトメールを送る事ができる。

さきほど転職成功フィーは30%といったが、転職サイトを使うとまるまる30%がもらえるわけではない。

まず、毎月の利用料がかかり、転職サイトを経由して求職者を発見した場合は、転職サイトにお金を支払う必要がある。

具体的には15%~30%が相場となっており、成功報酬の30%の中から、その15%~30%をビズリーチにおさめているのだ。

たとえば、年収1,000万円の人をアクセンチュアに転職成功させて、成功報酬30%で契約していた場合、ビズリーチへ支払う%が20%だとすると、
1,000万円×0.3=300万円から、300万円×0.2=60万円がビズリーチに支払われ、残りの240万円が転職エージェントの利益になる計算だ。

また、転職サイトを介して候補者とコンタクトをとってから1年もしくは2年たつと、転職サイトへの支払い義務がなくなる場合がほとんだ。

よって、転職エージェントは必ずしもすぐ転職させようとはせず、長期的に付き合って転職サイトへの支払い義務の期間がすぎてから転職をあなたにすすめてくることもある。

若手を扱える転職エージェントと人材会社が少ないことのジレンマ

転職エージェントは年収が高い人を扱ったほうがいいので、結果的にシニア人材を扱う傾向になる。

若手はフィーが安いことはもちろんのこと、転職するか迷い続け、結局転職しないパターンが多いため、人材エージェントからすると扱いにくい。

結果、20代向けの情報が流れている転職サイトはあまりないのが実情だ。

ビズリーチが”キャリトレ “というサイトをリリースしているのは珍しいのだ。

実際、1回転職経験ある人を、再度転職させるほうが楽なのである。本来、若手にこそ人材業界は注力すべきだが、ビジネスモデルの都合上このようになってしまうので、若手に強い転職エージェントはなかなか生まれない。

若手を中心に転職支援をしている転職エージェントは、自分自身が若いか、シニアクラスから能力的に相手にされずにしょうがなく若い求職者を扱うようになっている場合が多い。

なお、若い転職エージェントで非常に優秀な人がいるので、そうした人に出会えたら長期的な関係を築いてほしい。

人材業界はなぜレベルが低いのか

人材業界はなぜレベルが低いかというと、人気のある企業がないからだ。昔はリクルート(現リクルートキャリア)があったためそれなりの人材が集まっていた。

だが、リクルートも現在はキャリアよりも、ホールディングスやライフスタイル、マーケティングパートナーズのほうが人気がある印象だ。

候補者と面談をして紹介してというビジネスの性質上、スケールに限界があることも人材が集まらない要素だろう。儲けたければ、ソシャゲを作って一山あてるか、利益率のいい商品を売ったほうがいいだろう。

企業側が良い転職エージェントを見抜く際のポイント

企業側が良い転職エージェントを見抜くときのポイントは、企業や業界それぞれなので一概に言うのは難しい。

投資銀行であれば、部門と業務内容で細かく分かれているのはご存知の通りだろう。

例えば投資銀行の採用担当者が、投資銀行部門でECMのアソシエイトが欲しいといったら、「○○さんや○○さんあたりですね」と即座に名前があがることが重要だ。

外銀のECMであれば業界的に人数もいないので、業界全部を把握しておくくらいの必要性がヘッドハンターに求められる。

あとは他業界でいくと、その業界の最新ビジネスやビジネスモデルを理解していることが大事だ。

ひどい話だが、Javaエンジニアを採用したいといっているのにJavaScriptのエンジニアを紹介する人すらいてひどい有様だ。(最近はこのレベルの話はさすがに聞かないが、以前は実際にいた)

求職者にとって良い人材紹介会社の探し方

求職者にとって良い人材紹介会社の定義は難しい。まず、業界に特化していること、業界の企業をカバーしていることが重要だろう。また、大手であれば、人材エージェントの質を一定以上担保できているかなどである。

実際、どの会社かはどうでもよく、どういった転職エージェントに出会えるかの方が大事だ。そのため良い転職エージェントの探し方について書きたい。

求職者側も転職エージェントの面談前には準備が必須

前提として、良い転職エージェントに出会うことは難しい。DODA(パーソルキャリア)の転職エージェントでろくな人がいないという人がいるが、大手のコンサルタントは露骨にピンキリなので、一概にそうとは言えない

DODA内でトップクラスの転職実績を出している人はずばぬけて優秀だ。

逆に業界特化で良い人材紹介会社と言われていても、若手の新米転職エージェントだと良いキャリアアドバイスがもらえない。

よって、色々な転職エージェントに会うことで自分に会う人を見つけてほしい。見つける際に、私のキャリアならどこに行けるか?そして似たようなキャリアの人でどういったところにいっているか?と聞いてたくさんの選択肢を出してくれる人は経験的に優秀な人が多い。
多くの転職実績があることを示す指標になるからだ。

また、転職実績がたくさんあり信頼できる転職エージェントであれば、多くの支援をした人と現在もつながっており、求職者目線で企業の内部事情を手に入れていることも理由だ。

人事は会社の良い面しか転職エージェントに紹介しないため、会社のことを理解するために働いている現場社員からの情報収集は必須なのだ。

ビズリーチをはじめとする転職サイトを使うときの注意点

さて、以上の点を踏まえ、ビズリーチに登録し、良い求人を探してほしい。また20代の方であれば、今あげた二つに加えて、キャリトレもぜひ使ってほしい。

外資系や英語を生かしたい場合は大手であるがJACリクルートメントという転職エージェント、コンサル転職ならキャリアインキュベーションをすすめている。

また、それ以外の方は日本一の転職支援実績を有しているリクルートエージェントに相談すると良い。

こうしたサイトや転職エージェントには過度に期待しすぎず、あくまで意思決定は自分でおこない、情報収集を手助けてくれる存在だと思えばよい。

10~20人会ってようやくいい転職エージェントに出会えるので、積極的に出会ってほしい。

まずはビズリーチから登録して転職活動をはじめてほしい。

今日は以上だ。

2019年9月の転職トレンド

2019年9月時点では、各社の採用意欲はおしなべて旺盛であるものの、ポジションの募集が減少する会社と、引き続き多くの社員を募集している会社に二極化している。景況感の悪化リスクが高まる中で、人材業やコンサルティング業など、労働集約的で「なくても困らない」サービスを提供している産業では、採用意欲が減退している。

また、大企業は採用を手控える時期に来ていることを、覚えておいてほしい。というのも、大規模な会社は採用人数が多く、個別研修を実施するのが難しいため、10月1日や4月1日など、期の切れ目に新入社員の入社を集中させたいと考える。今から内定を出したとしても、多くの候補者が10月1日入社に間に合わないため、一旦ポジションをクローズしてしまうのである。逆に言えば、今のタイミングでもポジションをオープンしている大企業は、よっぽど人数が足りずに困っている可能性が高いので、入社難易度が通常時よりも低くなっている場合が多い。

ビズリーチなどのサイトで、どのような会社がないかを探り、是非、積極的にチャレンジしていただきたい。
9月のトレンドは、以上だ。

筆者のお勧め転職サービス

1位 ビズリーチ キャリアアップを考えるのであれば、まずは必ず登録すべき転職サイトだ。大手企業の特別求人やベンチャー企業の幹部求人などが多く掲載されており、求人の質が段違いに良い。また、多くのヘッドハンターやキャリアコンサルタントが登録しており、スカウトメッセージが届くこともある。自分の市場価値を知ることに繋がるので、直近での転職を検討していない方も登録すると良い。

2位 JACリクルートメント ハイキャリアに特化した転職エージェントであり、年収アップに繋がる転職支援に定評がある。年収が500万円以上の方や、その給与帯を目指したい方は登録すべきだろう。特に、年収1000万円前後の転職では日本有数の実績を有している。まずは、レジュメを登録し、キャリアコンサルタントとの面談に参加してほしい。
また、JACリクルートメントに相談した人へのインタビューは→こちら

3位 リクルートエージェント 日本一の実績を有する転職エージェントである。案件数が多いので、市場の情報を網羅的に収集することができる。また、キャリアコンサルタントへの教育が行き届いているため、どのキャリアコンサルタントが担当になっても、安定して質の高い支援を受けることができる。特に、若手でこれから実績を積んでキャリアアップしたい方は、必ずキャリアコンサルタントとの面談に参加すべきだ。

4位 アクシスコンサルティング お勧め度は4位としたが、コンサルティングファームに転職したい方には、一番お勧めしている転職エージェントだ。コンサルティングファームへの転職では日本有数の実績を有しており、主要なファームのほとんどと取引している。特に、事業会社に在籍するコンサル未経験者の支援には定評がある。どのファームでどのような選考が行われ、どうすれば合格できるかを熟知しているので、コンサルティングファームへの転職を視野に入れている方は面談に参加すると良いだろう。

5位 パソナキャリア 日本有数のHR企業であるパソナの転職支援サービスだ。丁寧な候補者支援に強みを有しており、候補者の性格や気持ちを理解しながら、ホスピタリティの高い転職支援を行ってくれることだろう。案件数はリクルートエージェントよりやや少ないが、仕事が丁寧で、自分に合った求人を丁寧に紹介してもらうことができる。他のエージェントの面談に参加し、違和感を感じた方には特にお勧めできるエージェントだ。