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45歳での転職はありかなしか?転職事情とおすすめ転職法

45歳男性

転職は若い方がいい、転職は遅くとも30代のうちに、というのが一般的な考えだが、昨今40代の転職が増えている。しかし、20代や30代の転職と比べると圧倒的に難しくなるのが現状だ。

将来のキャリアに限界点が見え始める40代。そして45歳といえば、キャリアでのターニングポイントも過ぎる頃。そもそも転職自体をマイナスと捉えやすい。

しかし人生100年時代、定年引き上げや再雇用が増える現代で、45歳はまだまだ現役世代であると言える。今回は、45歳での転職を成功させるために知っておきたいことを紹介する。

なお、40代での転職活動は、決して自力だけで進めないことが成功の秘訣だ。必ずビズリーチなどの転職サイトを利用しよう。

また、日本一の転職実績があるリクルートエージェント、ミドル・ハイクラスの転職に強いJACリクルートメントなど、いくつかの転職エージェントを併用してほしい。20代、30代に比べて転職活動にも時間がかかることが多いため、今のうちから登録することをお勧めする。

40代の転職事情

冒頭にも述べた通り、40代での転職は20代、30代に比べると求人数自体が少なく、容易ではない。また企業側が求めるものも全く異なる。ポテンシャルではなく専門性で判断される40代は、自分とマッチする求人数も減るはずだ。

しかし厚生労働省による正社員の有効求人倍率は、2011年以降上昇し続けている。求人数が転職者数を上回っているため、市場は転職希望者の売り手市場となり、20代、30代の若手世代だけではなく、中堅以上の中高年層の求人も増加している。

日本人材紹介事業協会がまとめている転職紹介実績調査でも、2018年度下期における41歳以上を求める求人数は前年比140.4%と、むしろ増加している。40代以上の人材を必要としている企業が多数あることがわかる。

景気の回復や若手労働力不足もあり、昨今の日本企業では、中堅以上の労働力のニーズが高くなりつつある。よって40代でも転職のチャンスは大いにある。

45歳の分かれ目とは

転職のチャンスはあると言っても、45歳となると、40代の中盤もしくは後半に属されることもあり、40代前半に比べるとさらに求人が少なくなる。平均応募社数も20代と比べると倍近く増え、転職活動自体にも時間がかかる。状況的に見て、ハードルがさらに高くなる。

しかし、2017年の総務省による労働力調査では、ここ数年25歳から45歳の労働者数は減少傾向にあるのに対し、45歳から54歳の中高年の労働者数は増加傾向にある。加えて、正規雇用の労働者数でみても、45歳から54歳の年代は2018年に前年比プラス35万人と推移しており、他の世代に比べて圧倒的に増加している。

45歳以上と以下では、狙い目の仕事は変わってくる。年代別、自身の過去の経験や専門性のスキルに合わせて転職活動を行うことが必要だ。

この45歳という歳での転職は、改めて会社との関係や今後のキャリア、人生設計を考える本当の意味でターニングポイントと言えるだろう。

企業が求める中高年の市場価値

中高年と言われる45歳から54歳。その中で一番若い45歳での転職はどのようなものか。本当の市場価値を知ることが、転職の成功につながる。

20代より圧倒的に難しい40代での転職。45歳でのキャリアといえば、実績や経験はもちろんのこと、積み上げてきたスキルも、一般的な職位も高いはずだ。よって他の会社に転職しても、年齢ゆえのプライドや適応能力に欠け、なかなか馴染めないケースが多いと思われがちだ。

また支払う給与も高いため、企業の採用担当者の多くは、40代の転職者に対してとても慎重だ。

中高年の市場価値は、若手と違いポテンシャルや即戦力だけで勝負というわけにはいかない。即戦力以上の何か付加的要素が求められる。豊富な経験に裏付けされたスキルや、業務管理能力などの高さが重要だ。

よって過去の管理職の経験は、転職の際に大きな強みとなるだろう。実際に45歳以上の求人の約半分は、管理職としての募集であることが多いため、市場価値として管理職の実績を残していることが重要になるだろう。

管理職の経験が無くても、飛び抜けて高いスキルがあれば、それもまた武器になる。企業が新規事業に参入したり、新たな知識を求めたりした際に、活躍できる人材として需要がある。

45歳で転職するメリットはあるか

社会人として様々な経験がある40代。実績、経験、能力としっかりと積み上げた人にとって、キャリアアップの可能性はまだ広がっている。年齢による基準が高くなる募集枠や、そもそもの求人数に限りはあるが、チャンスは十分にある。

会社に長く籍を置き、同じ仕事が長くなると、意欲、スキル共に停滞しやすくなる。人間は、同じ仕事に同じ情熱を注ぎ続けることは難しい。また同じ環境で身につけられる新たなスキルにも限界がある。

本当にやりたい仕事をしているのかと、考えこむ機会も増えていく。仕事は人生の大半を占めるため、仕事を楽しめる方が人生の充実度は増すのではないか。

在籍年数や、同じ仕事を長く続ければ続けてきた人ほど、新しい環境に身を置くと、想像以上に多数の変化を感じるだろう。環境の変化は、その人の生活そのものを刺激する。仕事内容や関わる人で身につくスキルも変わる。どうしてもやりたいことがある場合は、転職にチャレンジするメリットはある。

お金のために、好きでもない仕事を我慢して続けることも、生活を維持するためには必要かもしれない。しかし、お金のために生きる人生は、やはり虚しい。第二の人生と考え、生きている間にいかに人生を楽しむか。楽しさと喜びに満ちた生活を想像して欲しい。

もちろん、デメリットも知りミスマッチが起こらないよう最大限の注意は必要だが、 何歳になってもチャレンジする気持ちは失わないで欲しい。 人生に本当に大切なものを見極め、こうした機会を自ら切り開く勇気を持って欲しい。チャンスを掴んだ人は、充実した毎日を送るはずだ。転職はそのきっかけの1つと考えたい。

未経験職種へ転職するということ

20代だと未経験職種への転職は珍しくない。しかし、40代での未経験への転職は、可能であるが非常に難しい。なぜなら企業は40代に対しては、高い専門性スキルや管理能力といった即戦力を求めることが多いため、求人のほとんどが経験者を想定しているからだ。

たとえ未経験職種に応募ができても、年収が大幅に下がったり、非正規雇用から始まったりと、条件面では妥協しなくてはならないだろう。また、もしその職種が向いていないと分かった時、その後の転職は、今以上に厳しいものになることも頭に入れておいて欲しい。

一方で、職種はそのままで業界だけ変える転職なら、経験を活かせるため成功する可能性が高い。今と違った仕事がしたいと考えるのであれば、職種をそのままに異業種へ転職するというチャレンジも良いだろう。

もし本気で未経験職種への転職を考えるのであれば、必ず転職エージェントを利用しよう。キャリアアドバイザーに相談し、たくさんの情報を得ることをお勧めする。ハイクラスの求人案件が多くサポートも手厚いビズリーチ、実績が豊富なリクルートエージェントなら希望にあった求人を見つけられる可能性が高い。

中高年のキャリア転職成功のポイント

転職を成功させるには、まず転職者と企業側が求めるニーズが合致することが重要だ。大前提として、企業側が40代の転職者に何を求めているのかをしっかりと把握することが必要である。ここがずれていると、どれだけ高いスキルを持って、熱心にアピールしても、企業側に響かない。

企業が40代の転職者に求めるポイントは大きく分けて3つある。

  1. 即戦力であるか(専門分野への知識と理解)
  2. マネジメントスキルはあるか(他の社員の管理や育成を任せられる人材)
  3. 協調性と柔軟性を持っているか(年下の先輩社員や、職域、風土などの違いの受け入れ)

あとは必ず、現職を続けながら転職活動を進めることだ。準備もせずに決断はできない。理想は次の職場を決めてから、現職を退職することだ。40代でキャリアのブランクを作るのは、採用担当者から好印象はもたれないため危険である。

もし、職場の人間関係やハードワークにより転職を考えている場合は、心の余裕を無くし、視野が狭くなりがちである。客観的な評価が出来ずに転職活動を進めないように、まずはしっかりと自分と向き合う時間を作る必要がある。安易に転職に踏み切ってはならない。自分と向き合い状況を素直に受け入れることも転職の成功につながる。

失敗しないためにリスクを知ること

40代で転職するのは大変だが、転職後も大変であることを把握しておくべきだ。

年齢が上がるほど仕事に慣れるのも大変だし、 年齢によるプライドから、自分より年下の上司とコミュニケーションが取りづらかったり、素直に意見を聞きにくいことも多いだろう。また、周りからの期待値も高いため、成果もシビアに見られる。このような変化を柔軟性を持って受け入れる度量も必要になる。

また転職によって、役職や年収が下がる可能性もある。給料が半分になりうることも想定しておこう。今までの実績が伴わない評価に納得がいかなくても、過去の経験やプライドに縛られることなく受け入れることが、自分の価値を正確に見極めることにつながる。過去の経験や実績は、あくまで過去の企業内で通じていたものであることを忘れてはいけない。

中高年だからこそ充実した生活を

人生100年ともいわれる現代、40代はまだまだ多くの可能性を秘めている。転職は、仕事を通じて自己表現する1つの手段となる。本当にやりたい仕事をしている人生こそ、嘘のない充実した人生である。そんな日々を送って欲しい。

45歳からの転職活動には、20代とは比べものにならないほどの多大な時間を要する。多忙であるからこそ、タイミングを逃さないよう、転職サイトや転職エージェントに登録することを忘れずに。

お勧めのサービスは以下の3つだ。

・ハイクラスの求人が多く、企業側からヘッドハンティングがくるため、自分が評価されマッチングする企業を絞りやすいビズリーチ

・転職経験者の大半が利用したことがあるリクルートエージェント

・転職決定者の半数超が40代以上であるJACリクルートメント

40代、45歳での転職は、その道のプロである転職エージェントを活用して、たくさんの情報を得て欲しい。優良な非公開求人などを絶対に逃さないためにも、転職エージェントを活用し転職を成功させて欲しい。

今日は以上だ。

2019年11月の転職トレンド

企業は10月に下期の採用を終えて体制が整い、今の時期は求人情報としては凪の状況であるという向きもある。11月の採用決定者数は、数字としては低調になっているのが事実だ。

転職希望者も、上半期末や下半期初の繁忙期を終えて一息つき、転職活動をなかなか始めない。実際に、転職メディアの閲覧数は、11月は決して多くない。

だからこそ、実は、11月に転職活動を休む、年末年始休みまで転職活動を始めなくていい、というのは誤りだ。管理職や、チャレンジングなポジションの転職を望む人がいれば、少なくとも情報収集は、確実に11月から開始したほうがいい。

日本の企業の多くは3月決算だが、上期の業績の着地結果が固まるのは今、11月の始めである。企業側では、業績の着地結果を踏まえて事業計画を修正し、下期の業績達成に向けて動き出していく。

業績を達成するため、欠員を急いで補充するケースもあるが、逆に、チャレンジが必要なプロジェクトで、クリティカルに必要な人を採用するので、重要な求人ポストの募集が意外と始まる時期なのが11月だ。

中途入社は4月がピークだが、重要なポジションは採用決定まで時間がかかる。重要なポジションを4月に確実に充足させるため、先行して、とりわけ非公開ポジションの募集を始める会社も多い。 重要なポジションは数も少ないので早い者勝ちだ。あっという間にクローズするので、多くの転職希望者が気付かない間に、募集が終わっていくのである。

→ビズリーチなどの転職サイトにまずは登録し、経験豊富なプロのエージェントに、非公開ポジションの情報を、直接ヒアリングすることをおすすめする。

11月のトレンドは、以上だ。

筆者のお勧め転職サービス

1位 ビズリーチ キャリアアップを考えるのであれば、まずは必ず登録すべき転職サイトだ。大手企業の特別求人やベンチャー企業の幹部求人などが多く掲載されており、求人の質が段違いに良い。また、多くのヘッドハンターやキャリアコンサルタントが登録しており、スカウトメッセージが届くこともある。自分の市場価値を知ることに繋がるので、直近での転職を検討していない方も登録すると良い。

2位 JACリクルートメント ハイキャリアに特化した転職エージェントであり、年収アップに繋がる転職支援に定評がある。年収が500万円以上の方や、その給与帯を目指したい方は登録すべきだろう。特に、年収1000万円前後の転職では日本有数の実績を有している。まずは、レジュメを登録し、キャリアコンサルタントとの面談に参加してほしい。
また、JACリクルートメントに相談した人へのインタビューは→こちら

3位 リクルートエージェント 日本一の実績を有する転職エージェントである。案件数が多いので、市場の情報を網羅的に収集することができる。また、キャリアコンサルタントへの教育が行き届いているため、どのキャリアコンサルタントが担当になっても、安定して質の高い支援を受けることができる。特に、若手でこれから実績を積んでキャリアアップしたい方は、必ずキャリアコンサルタントとの面談に参加すべきだ。

4位 アクシスコンサルティング お勧め度は4位としたが、コンサルティングファームに転職したい方には、一番お勧めしている転職エージェントだ。コンサルティングファームへの転職では日本有数の実績を有しており、主要なファームのほとんどと取引している。特に、事業会社に在籍するコンサル未経験者の支援には定評がある。どのファームでどのような選考が行われ、どうすれば合格できるかを熟知しているので、コンサルティングファームへの転職を視野に入れている方は面談に参加すると良いだろう。

5位 パソナキャリア 日本有数のHR企業であるパソナの転職支援サービスだ。丁寧な候補者支援に強みを有しており、候補者の性格や気持ちを理解しながら、ホスピタリティの高い転職支援を行ってくれることだろう。案件数はリクルートエージェントよりやや少ないが、仕事が丁寧で、自分に合った求人を丁寧に紹介してもらうことができる。他のエージェントの面談に参加し、違和感を感じた方には特にお勧めできるエージェントだ。