キャリア相談室

10月に転職活動を開始すると有利な理由

上半期が終わり、そろそろ異動の辞令が出揃う時期になってきた。

  • 9月末に異動を希望していたが、実現しなかった。
  • 希望に反した辞令を受け、キャリアプランが白紙になってしまった。

と感じ、このサイトにたどり着いた方は多いだろう。

また、上半期の査定面談を控えて、「納得できる評価を受けられなかったら、今回こそ退職しよう」と心の準備をしている方もいるかもしれない。

実は、転職活動において「活動時期」は重要なファクターである。求職者自身の状況、企業のニーズ双方から、10月は実は転職活動を開始するのに非常に適した時期である。

また、今後の転職市場のトレンドを踏まえると、転職希望者は悠長にしていられない理由をお伝えしたい。

内示や査定の結果は、現在の会社から自分に対する評価を明確に示している。そこから目を背けずに、自己評価とギャップがある場合は、転職活動を通じて自分の市場価値を客観的に測ってみて欲しい。

転職活動になかなか踏み切れずに何年も過ごしたりしているうちに、年齢を重ね、キャリアアップのチャンスを永久に失ってしまった…という後悔はしていただきたくない。読者の方には、この記事を少しでも役立てていただければ大変嬉しい。

転職活動を始めるにあたり、まず登録すべきなのはビズリーチ。企業や転職エージェントからスカウトを受けることができるため、効率的に多くの就職情報を獲得することができる。

具体的なポジションや年収の情報を見て、自分の想定年収や、自分が評価されやすい企業の特徴を把握することができるだろう。

ハイキャリアの方は、JACリクルートメントに相談すると良いだろう。年収アップに繋がる転職支援に定評があり、年収が500万円以上の方や、その給与帯を目指したい方はJACリクルートメントに登録すべきだ。

コンサルティング業界に興味がある方は、キャリアインキュベーションがおすすめだ。コンサルへの転職では日本有数の実績を持ち、転職決定者の7割超が年収1000万円以上を達成している。

自分の希望の転職先に合わせて、上手くエージェントを選んで行動して欲しい。

【企業側の事情①】欠員補充の求人が増加

大手企業の多くは、4月を年度始めとしているので、10月から下期が開始する。

上期末である9月末に退職者が駆け込みで増加したり、10月入社で早々に離職する人が発生したりする。こういった欠員を急いで補充する必要が出てくるのが10月だ。

また、組織改編や、異動を踏まえた体制変更がひと段落つき、下期の事業計画がかたまるのが10月上旬のタイミングである。こういった背景を踏まえ、下期の中途採用ニーズを確定し、追加で求人を開始することになる。

【企業側の事情②】新卒採用の繁忙期前に中途採用を片付けたい

大手企業の人事部にとって、一番大きなイベントは新卒採用だ。新卒採用が佳境を迎えると、採用チームは多忙を極め、深夜残業や休日出勤もざらと嘆く採用担当者も多い。

当然に、業務量平準化の観点から、「新卒採用の繁忙期が始まる前に、年度内の中途採用業務にカタをつけたい」と思う人事部は多い。

年内の内定出しから逆算すると、10月か、遅くとも11月には選考を開始している候補者が対象になってくる。

なお、後述するが、年内の内定獲得は、応募者にとってもメリットが大きいと筆者は考える。

【求職者のメリット①】上期末の異動・査定の結果を踏まえて判断できる

転職活動を始める大前提として、「理想のキャリアプランを、今の会社で実現できるのか」「そもそも転職すべきか、今の会社にとどまるべきか」を冷静に考えるべきである。

その判断材料は、異動の内示と、査定面談のフィードバックで、大部分揃うのではないだろうか。

希望部署への配属が叶ったなら、気分を新たに現職で頑張ることをおすすめしたい。しかし、希望部署への配属が1年以上叶わないという場合は、このまま現職で時を過ごしてキャリアアップのチャンスを逃さないか、一度立ち止まってよく考えてみて欲しい。

また、査定面談で、会社や上司からの自分の評価と、自己認識にギャップが大きいという人には、客観的な自分の市場価値と照らし合わせてみることをおすすめする。

ビズリーチに登録すると、さまざまな企業や、転職エージェントから、スカウトを受け取ることができる。送られてくる求人の内容や年収を、自分の市場価値を測るひとつの指標としてみてはどうだろうか。
職種を変えずに業界を変えるだけで年収が上がる可能性もある。

査定面談で、なかなか配属や年収アップの交渉が上手くいかないという場合は、他社からのオファー内容を示してみるという奥の手もあることを覚えておいて欲しい。

【求職者のメリット②】退職前にボーナスを受け取れる

「1日でも早く現職を辞めたい」と思っていても、いざ転職先から内定をもらうと心残りになるのが、現職でのボーナスの受け取りである。

10月に転職活動を開始すると、1月や2月が入社時期になることが多い。有給休暇を消化するとしても、年末のボーナスを受け取ってから辞めるスケジュールを組みやすいので安心だ。
「退職直前にボーナスを受け取るのは心苦しい」という相談を受けることがあるが、まったく気にする必要はない。すでに自分が貢献し終わっている期間に対して付与される報酬である。なにも後ろめたく思わずに受け取ってほしい。

【求職者のメリット③】年度始めまでに業務に慣れることができる

転職開始から内定獲得までの期間は、個人差はあるが、最速で二ヶ月程度と考えておけば良い。

10月に転職活動を開始すると、1月や2月が入社時期になるので、年度始めの4月まで少し猶予があるだろう。

採用人数が多い大手企業では、4月や9月といった半期の区切りの時期は、人事部だけではなく受け入れ部署もてんやわんやである。

特に4月入社は、優秀な新卒も含めて大量の入社がある。大勢の中でスタートダッシュをするよりは、数ヶ月早く入社して、職場や業務に最低限なじんだ状態で4月を迎えられると安心だ。

転職先で活躍できるかは、最初の数ヶ月の自分の立ち上がりと、周りからの評価が肝心だ。「長い目で見たら、いつ入社しても同じ」という意見もあるかとは思うが、最適なタイミングで入社して、新天地でより活躍したいと願っている。

【求職者のメリット④】現在の業務の繁忙期を外して、落ち着いて転職活動できる

転職活動経験がある方には納得していただけると思うが、転職活動の時期と、自分の現在の業務の繁忙期が重複すると、とても苦しい戦いになる。

  • 履歴書や職務経歴書が完成しないうちに、希望のポジションが埋まってしまった
  • 現在の業務の残業が多く、なかなか面接の調整ができない
  • 準備不十分なまま、本命企業の面接に挑んでしまった

などの苦い経験がある方も多いだろう。

多くのビジネスパーソンが、上半期末・下半期初めの時期は忙しいだろう。繁忙期を外した時期に転職活動を行うメリットは意識しておいて欲しい。

なお、猛暑や雪の中の転職活動は、予想以上に体力や精神力が削られる。暑すぎず寒すぎず、気候がいい時期という意味でも、10月はおすすめである。

外資系企業への転職は10〜12月がおすすめ

外資系企業の多くは、会計年度が1月開始である。年度初めに向けて徐々に求人案件が増えていくので、先手を打ってビズリーチなどの転職サイトで情報収集を開始しておこう。

グローバルに活躍できるポジションを狙っている方は、早い時期からJACリクルートメントに相談すると良いだろう。外資系企業や海外進出企業など、グローバル転職のサポートに特に強みを持っている。

マクロでは転職市況は狭まっているので注意

ここまで10月転職のメリットをお伝えしてきたが、マクロ環境としては、後だんだん求人案件が減っていく可能性があるので要注意だ。

各社の採用意欲はおしなべて旺盛であるものの、ポジションの募集が減少する会社と、引き続き多くの社員を募集している会社に二極化している。

オリンピック後の景況感の悪化リスクが高まる中で、景気と採用意欲が連動する人材業界やコンサルティング業界では、すでに採用意欲が減退し始めている。

編集後記

いかがだろうか。自分が希望している業界や職種が今後採用の門戸を狭める可能性がありそうなら、今すぐに行動を開始して欲しい。

最新の、業界・職種ごとの転職市場のトレンドは、ビズリーチなどの転職サイトで、プロのエージェントに直接ヒアリングすることをおすすめする。

内示や査定の結果を踏まえてもなかなか転職活動に踏み切れず、今の会社で年月を過ごしているうちに、キャリアアップのチャンスを永久に失ってしまった…という後悔をしないように、この記事を少しでも役立てていただければ大変嬉しい。

今日は以上だ。

2019年11月の転職トレンド

企業は10月に下期の採用を終えて体制が整い、今の時期は求人情報としては凪の状況であるという向きもある。11月の採用決定者数は、数字としては低調になっているのが事実だ。

転職希望者も、上半期末や下半期初の繁忙期を終えて一息つき、転職活動をなかなか始めない。実際に、転職メディアの閲覧数は、11月は決して多くない。

だからこそ、実は、11月に転職活動を休む、年末年始休みまで転職活動を始めなくていい、というのは誤りだ。管理職や、チャレンジングなポジションの転職を望む人がいれば、少なくとも情報収集は、確実に11月から開始したほうがいい。

日本の企業の多くは3月決算だが、上期の業績の着地結果が固まるのは今、11月の始めである。企業側では、業績の着地結果を踏まえて事業計画を修正し、下期の業績達成に向けて動き出していく。

業績を達成するため、欠員を急いで補充するケースもあるが、逆に、チャレンジが必要なプロジェクトで、クリティカルに必要な人を採用するので、重要な求人ポストの募集が意外と始まる時期なのが11月だ。

中途入社は4月がピークだが、重要なポジションは採用決定まで時間がかかる。重要なポジションを4月に確実に充足させるため、先行して、とりわけ非公開ポジションの募集を始める会社も多い。 重要なポジションは数も少ないので早い者勝ちだ。あっという間にクローズするので、多くの転職希望者が気付かない間に、募集が終わっていくのである。

→ビズリーチなどの転職サイトにまずは登録し、経験豊富なプロのエージェントに、非公開ポジションの情報を、直接ヒアリングすることをおすすめする。

11月のトレンドは、以上だ。

筆者のお勧め転職サービス

1位 ビズリーチ キャリアアップを考えるのであれば、まずは必ず登録すべき転職サイトだ。大手企業の特別求人やベンチャー企業の幹部求人などが多く掲載されており、求人の質が段違いに良い。また、多くのヘッドハンターやキャリアコンサルタントが登録しており、スカウトメッセージが届くこともある。自分の市場価値を知ることに繋がるので、直近での転職を検討していない方も登録すると良い。

2位 JACリクルートメント ハイキャリアに特化した転職エージェントであり、年収アップに繋がる転職支援に定評がある。年収が500万円以上の方や、その給与帯を目指したい方は登録すべきだろう。特に、年収1000万円前後の転職では日本有数の実績を有している。まずは、レジュメを登録し、キャリアコンサルタントとの面談に参加してほしい。
また、JACリクルートメントに相談した人へのインタビューは→こちら

3位 リクルートエージェント 日本一の実績を有する転職エージェントである。案件数が多いので、市場の情報を網羅的に収集することができる。また、キャリアコンサルタントへの教育が行き届いているため、どのキャリアコンサルタントが担当になっても、安定して質の高い支援を受けることができる。特に、若手でこれから実績を積んでキャリアアップしたい方は、必ずキャリアコンサルタントとの面談に参加すべきだ。

4位 アクシスコンサルティング お勧め度は4位としたが、コンサルティングファームに転職したい方には、一番お勧めしている転職エージェントだ。コンサルティングファームへの転職では日本有数の実績を有しており、主要なファームのほとんどと取引している。特に、事業会社に在籍するコンサル未経験者の支援には定評がある。どのファームでどのような選考が行われ、どうすれば合格できるかを熟知しているので、コンサルティングファームへの転職を視野に入れている方は面談に参加すると良いだろう。

5位 パソナキャリア 日本有数のHR企業であるパソナの転職支援サービスだ。丁寧な候補者支援に強みを有しており、候補者の性格や気持ちを理解しながら、ホスピタリティの高い転職支援を行ってくれることだろう。案件数はリクルートエージェントよりやや少ないが、仕事が丁寧で、自分に合った求人を丁寧に紹介してもらうことができる。他のエージェントの面談に参加し、違和感を感じた方には特にお勧めできるエージェントだ。