キャリア相談室

激務の専門資格は危険だから注意してほしい

資格を持てば安泰と思っている人もいるのではないか。自分のやりたいこと、夢を実現するために資格を取得するのは素晴らしいが安定した生活のために難関資格に挑もうとする人がいるため警鐘をならしておきたい。

どういう資格、TOEICは何点必要ですか?日本の場合、就職活動、転職活動を問わずよく聞かれる質問だろう。とはいえ、米国でも学生はGPAをとても気にしているので別に日本だけに限った減少ではない。

 さて、本題に戻る。資格をとれば安心という考え方は、多くの人に蔓延しているが、危険だということを認識しておいてほしいというのが本日のメッセージだ。弁護士になれば、医者になれば、看護師になればというのは確かにいい選択肢だが、必ずしも人生を保証するものではないということを覚えておこう。

憧れの職業と実態のギャップ

資格が必要な仕事に入る前にまずは、あこがれの職業という観点で客室乗務員という仕事を思い浮かべてみよう。客室乗務員という仕事は非常に人気の高い職業だ。高い倍率をくぐりぬけ、合格しても待っているのは、正社員ではない。ANAのようにきちんとしているところもあるが、社員までに時間がかかったり、シフト制でフライトしている日と出勤している日しか給料がでなかったりという場合がある。

とある航空会社では、研修がとある月多かったためフライトがかなり少なくなり給料がいつもの半分という事例があった。難関をくぐった人たちに対しての待遇がひどすぎると感じざるを得なかった。

給料もよくなく、体力的にもきついから転職したいといっても転職できないのが現状だ。客室乗務員の仕事は同じような仕事しか次の採用の窓口が基本的にはない。もともと「スッチー」などと呼ばれていた時代は結婚するので、それほど問題になっていなかったが、現代では女性もずっと働き続けるし晩婚化もすすんだ関係で昔と同じような仕組みでは厳しい。客室乗務員の航空業界以外の転職先は一つ大きな問題となっている。PCを使う仕事でないために一般事務ですらハードルが高いのはわかるだろう。飲食業も給与面で厳しいからなんとなく皆さまもおわかりだろう。 

資格をもっておけば問題はないのか?

では資格をもっていればいいのだろうか。という話になる。看護師の場合、一般的には大病院に就職し、シフト制で、夜勤、日勤とバラバラでとにかくストレスフルな環境で働きまくる。そのような環境で働きまくっていたら、つらい時期に来ることや、結婚で時短で働けば?となるが、ちょうどよい勤務時間の看護師を探すのも一苦労だ。

地元の小さいクリニックで9時5時の仕事もあるだろうが、いきなり給料が下がるのと、仕事もとたんに楽になりすぎるという弊害がある。そのため、資格をもっている看護師ですら、「資格をもっているから継続的に安心できる働き方ができる」という風にはならないのだ。 

弁護士はどうだろうか。晴れて、司法試験に合格し大手ローファームに入る。しかし弁護士になってからやる仕事はM&Aの仕事ばかりで、ゆとりのある働きかたをしようとするときにちょうどいい一日8時間程度で働ける弁護士の仕事を見つけるのは難しい。

町野弁護士として小さい裁判を引き受けたり、税理士や行政書士の領域に近い仕事をしたりと幅はあるが、これまでのキャリアに連続性のあるものではない。そのため資格をもっているからといって安心してペースを落とした勤務ができないことがわかるだろう。

公認会計士も監査を大手監査法人でしているが、公認会計士が独立する場合多くは税理士業務をするためこちらも今までのキャリアの延長ではない。かといって大手監査法人にずっと残っていたら自分らしい働き方はできずいつまでもお客さんとパードナーの手のひらの上にころがされたビジネス人生になる。

上記であげた3つの職業は人気もある資格職業であるが共通しているのは思いのほか激務であり、資格があるからといって楽な働き方できるわけではないことを覚えておこう。もちろんそれぞれ幅はあるが稼げる職業であるがバイト感覚でやるには厳しい。

試しに資格をもっていたら下記のようなサイトにそれぞれ登録してみてほしい。

看護師のお仕事紹介【ナース人材バンク】 医師求人ガイド 薬剤師専門の転職支援サイト マイナビ薬剤師 保育専門求人サイト ほいく畑 介護専門求人サイト かいご畑

唯一の勝組は薬剤師か

薬剤師は働き方という観点で勝ち組だ。一部の大手病院勤務の薬剤師で患者に密着して対応する関係で忙しくなる場合はもちろんあるが、基本的には看護師にくらべると労働時間的にははるかに楽だろう。

もちろん、なるのは難しいし、給料も薬剤師の仕事をしている限り、劇的に高くなることはない。しかしながら、安定してもらえる点が魅力だ。

加えて、薬剤師は、患者の情報を引き継いだリ、プロジェクトの状態を引き継いだリということがなく、医師の処方箋に対して指示通りの薬を調剤することが仕事なので誰が患者に薬を調剤してもさほど問題にならない。

そのため、薬剤師はバイトやパート的な短時間細切れ勤務が可能となる。時給も2000円は超えるため、時間に比して割に合うバイトになるわけだ。

資格を取る場合は薬剤師になるのは悪くないが、現行の6年生だと学費もそれなりにかかるため、回収のことを考えると初期投資が高くない?となってします。 

薬剤師専門の転職支援サイト マイナビ薬剤師

頼るべきは資格ではなく、経験ということを覚えておこう

当たり前の話だが、資格自体は全く役に立たない。資格は参入障壁であるので、最低保護ラインだ。資格があるからといって、いつでも楽な働き方ができると勘違いされては困る。資格がなんとかするというマインドはさっさと取っ払おう。経験をとにかく積んでいつどこでも、どんな働き方でもできる人間になろう。例えば医者であれば、現場に立つのではなく講演をするとかが安心した自分の時間にあった働き方ができる。

経験は切り売りできるという特徴がある。本にしたり、コンサルタントになったり、講演したりとなんでもできる。ただし、経験には賞味期限があるのであまりに現場から離れすぎていると批判だけする時代遅れの評論家になる。

いずれにしても経験は価値になるので、資格よりもどういう経験かということを意識してほしい。

f:id:sportsmania:20170510022145p:plain

経験を積みに、経験を取りにいけ 

本日は、資格資格いう人に警鐘をならした。士業でない形で生きている人には関係ないかもしれないが、経験を積みに行くということは忘れないようにしよう。そして、経験を積むときに大事なポイントは安く買いたたかれてはいけない。経験を積むときもしっかり対価を受け取らないと、対価に見合った経験をしたことがないとみなされる。以上だ。 

士業の人へのアドバイス

士業の人は、一般の人が登録する転職サイトに登録してみて自分の市場価値がどれほどあるのか確認してみよう。下記二つに登録してどのような案件がくるかチェックしてみよう。学歴があればそこそこ案件がくる場合と職歴を評価されて、資格をいかした間接部門での需要があるかもしれない。

リクナビNEXT 転職サイトの【BIZREACH(ビズリーチ)】 BIZREACH
2019年10月の転職トレンド

2019年10月時点では、各社の採用意欲はおしなべて旺盛であるものの、ポジションの募集が減少する会社と、引き続き多くの社員を募集している会社に二極化している。景況感の悪化リスクが高まる中で、人材業やコンサルティング業など、労働集約的で「なくても困らない」サービスを提供している産業では、採用意欲が減退している。

大規模な会社は採用人数が多く、個別研修を実施するのが難しいため、10月1日や4月1日など、期の切れ目に新入社員の入社を集中させたいと考えるが、外資系企業など、会社によっては1月入社可能なところもある。 また、10月に転職をするメリットもあるので、下記の記事を参考にしていただきたい。

→10月に転職活動を開始すると有利な理由

マクロでは転職市場が狭まり始めていることを踏まえると、転職を検討しているなら、少しでも早く情報収集に動いた方が賢明だ。→ビズリーチなどの転職サイトにまずは登録し、プロのエージェントに直接ヒアリングすることをおすすめする。

10月のトレンドは、以上だ。

筆者のお勧め転職サービス

1位 ビズリーチ キャリアアップを考えるのであれば、まずは必ず登録すべき転職サイトだ。大手企業の特別求人やベンチャー企業の幹部求人などが多く掲載されており、求人の質が段違いに良い。また、多くのヘッドハンターやキャリアコンサルタントが登録しており、スカウトメッセージが届くこともある。自分の市場価値を知ることに繋がるので、直近での転職を検討していない方も登録すると良い。

2位 JACリクルートメント ハイキャリアに特化した転職エージェントであり、年収アップに繋がる転職支援に定評がある。年収が500万円以上の方や、その給与帯を目指したい方は登録すべきだろう。特に、年収1000万円前後の転職では日本有数の実績を有している。まずは、レジュメを登録し、キャリアコンサルタントとの面談に参加してほしい。
また、JACリクルートメントに相談した人へのインタビューは→こちら

3位 リクルートエージェント 日本一の実績を有する転職エージェントである。案件数が多いので、市場の情報を網羅的に収集することができる。また、キャリアコンサルタントへの教育が行き届いているため、どのキャリアコンサルタントが担当になっても、安定して質の高い支援を受けることができる。特に、若手でこれから実績を積んでキャリアアップしたい方は、必ずキャリアコンサルタントとの面談に参加すべきだ。

4位 アクシスコンサルティング お勧め度は4位としたが、コンサルティングファームに転職したい方には、一番お勧めしている転職エージェントだ。コンサルティングファームへの転職では日本有数の実績を有しており、主要なファームのほとんどと取引している。特に、事業会社に在籍するコンサル未経験者の支援には定評がある。どのファームでどのような選考が行われ、どうすれば合格できるかを熟知しているので、コンサルティングファームへの転職を視野に入れている方は面談に参加すると良いだろう。

5位 パソナキャリア 日本有数のHR企業であるパソナの転職支援サービスだ。丁寧な候補者支援に強みを有しており、候補者の性格や気持ちを理解しながら、ホスピタリティの高い転職支援を行ってくれることだろう。案件数はリクルートエージェントよりやや少ないが、仕事が丁寧で、自分に合った求人を丁寧に紹介してもらうことができる。他のエージェントの面談に参加し、違和感を感じた方には特にお勧めできるエージェントだ。