キャリア相談室

コンサル業界を取り巻く労働環境の変化

コンサル業界、特に外資コンサルは激務高給というイメージがあるであろう。そんな外資コンサル業界も環境が大きく変化してきた。内情について外資コンサルの方々からヒアリングさせていただき了承をえて内容を公開していく。

激務でなくなったコンサル業界

 コンサルティング業界は激務でなくなってきた要員として、2つの理由がある。

1点目は、受注する案件の変化。2点目は、電通での過労死事件だ。

 受注する案件の変化については、受注する業務が多岐にわたってきており、ご承知の方も多いがピュアな戦略だけで食べているファームが減ってきた。そこでニーズがあるのが、IT人材だ。IT系のシステム導入等は儲かりやすく、結果が見えるビジネスであるので各社が積極的に取り組んでいる。

 大規模なSE部隊を送り込み、完全分業制にすることで1人の負担を大きく減らすことはできす。これは戦略コンサルと言われていた会社も取り組みはじめたことで、働き方の変化が起きている。また、出口の見えない戦略立案に比べゴールが見えているため、ITコンサル出身者を採用し、戦略コンサル社内でうまく動かしている。

 戦略案件が単純に減ったことと、一回きりの戦略立案では食べていけないという事情がある。もちろん世界的に有名な某ファームはコンペでも単価をあまり下げておらず値段勝負に持ち込んでいない側面もある。

 しかし、大体のファームは、価格競争に巻き込まれ、確実にもうかるIT案件をやることが大事なのだ。経営コンサルだるために彼らもビジネスモデルの転換を迫られてきたわけだ。

 電通過労死事件の影響は実は大きい。

とあるコンサルティングファームは、見なし残業が入っており、実質的な年棒制となっていたにも関わらず、みなし残業をなくし、残業をつけるシステムに代わってしまった。負担のかかる人を極力減らしていこうという取り組みになるが、全体的に給与がダウンすることになり不満を生んでいる。

 コンサルティングファームがまさか、働き方の変化に本気で取り組み始めることになるとは思っていなかったが、このようなワークシフトは非常に大きな変化となることは間違いないだろう。

一方、既存の若手コンサルからは不安の声があがっていた。20時くらいに帰れてしまうと自分が成長できているか心配になってくると。激務の中で自分の能力を磨いている人種にとっては、労働時間が短くなる=成長できなくなると錯覚してしまうのだろう。無理もないがこれまで2,3時に帰っていた人が急に早く帰りだすとおそらく焦ってしまうだろう。もっと遅くまで働いている友人等がいるだろうから。 

働き方の変化は歓迎すべきか?

間違いなく働き方が変わったことは歓迎すべきである。実はコンサル業界は若手に関しては、これまで給料が高くなかったために時給換算すると割に合っていないと言われてきた。外資系証券と比べると年棒は圧倒的に低く、野村證券や日興証券、大和証券の投資銀行部門に比べても給料が低かったため金銭的なモチベーションでは続かない職業がコンサルだった。

 

コンサルもスマートに働く時代が訪れ、特にBig4系のコンサルティングファームでは案件の増加にあわせて人員も増加しているためかなりゆったりとした働き方が実現できている人もいる。

 

事業会社から覚悟して転職した人でもすぐにキャッチアップできる素地があればプロジェクトについていくことが容易となった。一部のトップの戦略コンサルではいまだに中途へのパフォーマンス評価が厳しく、プロモーションできずに会社を去る人は少なくない。トップファームであるため次の転職も在籍年数が短くても簡単に実現できる。

コンサル業界の働き方の変化が起きることで、確実に日本全体の労働はより良い方向にいくだろう。電通事件のみならず多岐のことが複合的に絡んでのことだが、働き方の変化がさらに進む2017年だろう。

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今後のコンサルの労働環境はどうなっていく

 一方、修羅場をくぐっていないコンサルタントの市場価値は高くなくなる。プロフェッショナルマインドをもちお客さんのために、文字通り精魂果てるまで、考え抜いた経験は多くの事業会社に評価されてきた。

 コンサルは事業が作れないという批判はその通りで、多くの経験者は事業をすすめる能力には直結してはいないという。しかし、仕事に対するマインドセットや、やりきる意志力のようなものは事業会社で新卒からいる人以上であるため、人材として評価される。

30代中盤になってから事業会社の転職になると人によっては手を動かさないため事業会社で求められる自分で手を動かすという要件を満たさず転職を失敗し、会社を去ることになる。

今後修羅場をくぐっていないコンサルタントが増えてしまうと、コンサルは頭でっかちという悪い印象がついてしまうので一部のトップファームのコンサルタントのみ評価されることになってしまう。

 今や大企業化したアクセンチュアもかつてはアントレプレナーマインドにあふれた人材を多く輩出し起業し活躍している人も多い。現在は転職の受け皿となり、かつてとはいい面でも悪い面でも会社が様変わりしている。

 コンサルティング業界は早いスピードで変容しているので転職するときは十分に気を付けてほしい。コンサルティングの業界にBIZREACH(ビズリーチ)を使ってみると多く案件がながれてくる。

2019年12月の転職トレンド

なにかと慌ただしい師走、転職活動を始めるのは腰が重いかもしれない。しかし、新年度に向けて転職したいなら、必ず12月に転職活動をスタートさせてほしい。

一年で最も採用活動が活発なのは1月から2月だ。一年で最も入社が多い4月に向けて、2ヶ月前内定が一般的だからだ。 しかしこれは管理職ではない一般社員の求人に限った話で、重要ポジションの求人は12〜1月に募集終了する。なぜなら、新年度に向けて事業計画を立てたり遂行したりする経営幹部や管理職は、一般社員よりも早いタイミングで採用する必要があるからだ。

また、一般社員の求人も、1月より早めに募集開始する企業はあるので、いち早く応募しておけば有利だ。人気企業の魅力あるポジションには、驚くほどあっという間に応募が殺到し、良い人材がいれば募集がクローズしてしまい後の祭りだ。 転職活動といっても、ただネットサーフィンをしているだけではまずい。転職エージェントしか持っていない、ネット非公開の有料求人が多いので、転職エージェントになるべく早く登録し、希望にあう求人情報の提供を受けた方が良い。

ちなみに転職エージェントも、担当できる求職者数には限りがある。転職活動が盛んな1月から2月は、求職者に優先順位をつけて対応しているのが実情だ。優秀なエージェントに、しっかりとサポートして欲しいなら、早めに登録だけでも済ませておこう。

→ビズリーチなどの転職サイトにまずは登録し、経験豊富なプロのエージェントに、非公開ポジションの情報を、直接ヒアリングすることをおすすめする。12月のトレンドは、以上だ。

筆者のお勧め転職サービス

1位 ビズリーチ キャリアアップを考えるのであれば、まずは必ず登録すべき転職サイトだ。大手企業の特別求人やベンチャー企業の幹部求人などが多く掲載されており、求人の質が段違いに良い。また、多くのヘッドハンターやキャリアコンサルタントが登録しており、スカウトメッセージが届くこともある。自分の市場価値を知ることに繋がるので、直近での転職を検討していない方も登録すると良い。

2位 JACリクルートメント ハイキャリアに特化した転職エージェントであり、年収アップに繋がる転職支援に定評がある。年収が500万円以上の方や、その給与帯を目指したい方は登録すべきだろう。特に、年収1000万円前後の転職では日本有数の実績を有している。まずは、レジュメを登録し、キャリアコンサルタントとの面談に参加してほしい。
また、JACリクルートメントに相談した人へのインタビューは→こちら

3位 リクルートエージェント 日本一の実績を有する転職エージェントである。案件数が多いので、市場の情報を網羅的に収集することができる。また、キャリアコンサルタントへの教育が行き届いているため、どのキャリアコンサルタントが担当になっても、安定して質の高い支援を受けることができる。特に、若手でこれから実績を積んでキャリアアップしたい方は、必ずキャリアコンサルタントとの面談に参加すべきだ。

4位 アクシスコンサルティング お勧め度は4位としたが、コンサルティングファームに転職したい方には、一番お勧めしている転職エージェントだ。コンサルティングファームへの転職では日本有数の実績を有しており、主要なファームのほとんどと取引している。特に、事業会社に在籍するコンサル未経験者の支援には定評がある。どのファームでどのような選考が行われ、どうすれば合格できるかを熟知しているので、コンサルティングファームへの転職を視野に入れている方は面談に参加すると良いだろう。

5位 パソナキャリア 日本有数のHR企業であるパソナの転職支援サービスだ。丁寧な候補者支援に強みを有しており、候補者の性格や気持ちを理解しながら、ホスピタリティの高い転職支援を行ってくれることだろう。案件数はリクルートエージェントよりやや少ないが、仕事が丁寧で、自分に合った求人を丁寧に紹介してもらうことができる。他のエージェントの面談に参加し、違和感を感じた方には特にお勧めできるエージェントだ。