20代~30代のキャリアを考えるブログ

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リクルートの採用変化に見る、新卒採用のあり方について

リクルートの採用が変化し、新卒採用の在り方が変わっていくのかと期待が高まっている。リクルートは採用の在り方を作った会社であり、自社自体の採用も大きく変える事で、これまで優秀な人材を惹きつけてきた。今回は採用のありかたについて学生向けに記事を書かせていただいた。現在社会人の人はななめ読みしながら今後の新卒採用をどうしたらよいかぜひ考えてほしい。

分社化による採用変更

リクルートは分社化したことにより採用を一括採用からカンパニーごとの採用に切り替えた。リクルートのこの施策はうまくいかないのではと思ったが、予想に反して優秀な人材がどんどん入社していった。

しかしながら、リクルートの中の人は2012年ごろからはじまったカンパニーごとの採用による人材の質には満足していない様子であった。優秀な人材が以前よりとれなくなったことや、内定がリクルート内でバッティングしてもっていかれるなどの弊害がでていたようだ。

個人的に外から見ていて問題だと感じたのは、リクルートで結果を出す前に辞める人が多くなってしまったのではないかということだ。これまでのリクルート出身者は社内である程度大きな花火をあげてから起業していたが、最近のリクルート出身者は社内で結果を出す前に辞めている印象を持つ。

このこと自体は起業をするうえでは早く起業すべきという原則にのっとっているのでよいが、リクルートからすると採用したものの、定着率が悪いことになるだろう。

例えば友情、愛情、平尾丈の名言(?)のフレーズで有名なじげんの平尾丈社長はリクルート内で認められ、役員という形でじげんの前身会社に参画した。その後、リクルートから独立する形で、現在のじげんとなり、じげん自体もIPOする素晴らしい会社となった。

リクルート出身者の記事についてとりあげたが、リクルートネタを語るだけの経験を最低限している人が多くいた。(もちろん当時から1年で辞める人はいるのだが。それでも元リクルートと名乗るあの根性には頭が下がる)

通年、一括採用の動きへ

通年、一括採用へとリクルートがなったが、もともとリクルートという会社は2010年代においても社会のはぐれものを採用しており、高齢の同期がかならず毎年いた。海外をぷらぷらしていたり、休学をしすぎたり、といった具合でよくわからないけどなんかすごそうな人が入っていた。

よって、今回、通年で年齢も30歳までというが、第二新卒や、高齢化した新卒を受け入れていたリクルートからすると大きな変化はないように個人的に感じる。

窓口を一本化したこと自体も数年前の状況に戻るので、彼らが直面する困難は一本化した後の配属等だが、以前のように行えばいいのでベテランの社員に聞くか、もしくは新しい仕組みを作るリクルートのパワーあふれる人事がなんとかしてくれると思う。

実は、日系大手ですらチャンスは与えているのに自分から門をたたかないだけ

一括採用については学生、企業ともにオペレーションコストが下がるため素晴らしい採用だと思っている。それを通年採用に切り替えたことで他社が追随していい流れになるとあるが、私は何も変わらないのではないかと思う。

なぜなら日本の大手企業でも就職活動に遅れ、採用に間に合わなかった人をコネ等ではなくても受け入れるところは思いのほか多い。ここで企業名を出すと迷惑が掛かるので辞めるが、日本の時価総額上位の企業群の中にも就活タイミングを遅れてしまった人がESを送り付けて、受けさせてくれといって、なんとか入社させてもらう事例がある。

一括採用だからと諦めているのは就活生のほうであり、必ずしも企業が門戸をとじているわけではない。他にも、留年してしまい内定取り消しになった人が、猛アピールして同業にひろってもらう、異業界のトップ企業にひろってもらうなどの例はいくつもあり、留年したことは除いて、チャレンジしていくマインドがある人はどこにいっても活躍すると感じる。

通年採用になったことでいつでも応募できるやと無駄な安心感が蔓延し、ギリギリまで応募しないただ怠惰な人が増えかねないか心配だ。すでに優秀な人は自分から期限に関係なく行動し、門をこじあけようとする努力をしているのだ。

通年採用を上手く活用すれば、これまでよりも早く受けることができるようになり、進路を確定することで学生生活に打ち込める何かをみつけ、そこに時間を費やすことができるというメリットを得られるはずだ。

就職活動は成長できる機会ではあるが、現行の就職活動を見ている限り、無駄に説明会やリクルーター面接があるため長引きすぎ感は否めない。よって通年採用によって集中できるタイミングでできるだけ早く内定をとることで学生時代にもっと打ち込める何かをみつけだし、今後のキャリアに生きるヒントを得ることができるかもしれない。

そしてその得た何かは(スティーブジョブズではないが)、ふり返ってみて点と点がつながる瞬間につながっていくだろう。

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一度落ちた人が何度も挑戦していいか?

一度落ちても挑戦した人を受け入れる企業がある。何度か落ちた人を採用する企業もあれば、一度最初の段階で落ちた人は二度と応募できない企業もあるし、応募してもサイレントになる企業が存在する。

オペレーションコストを考えると一度落ちた人から原石を探すのは大変なのだが、何度も同じ企業に応募してくるということは志望度が高いということを表す。

能力を磨いて、伸びそうなのなら、志望度が高い学生を採用できれば会社としてはメリットがあるだろう。よって、一度落ちた人を受け入れる風潮は決して悪くないのではなかろうか。

新卒採用は結局早く始めたもん勝ち

優秀な大学の学生とそうでない大学の学生の違いはもっている危機感が違うため、早く行動をはじめるかどうかが変わってくる。優秀な新卒は最初から優秀なのでなく、早くから危機感を持って動くことでその後得る経験値が大きく変わってくるのである。

偏差値が入学時にはわずかしか違わないのに、就職先をみると大きな差がでている大学があるのではないだろうか。具体的な大学名は記さないが、受験時と卒業時で学生の伸びしろが大学によって大きく変わってくるため、慶應のような就職の強い大学に入れるには越したことはないと思う。

もちろん最初から東大に行ければいいが、毎年3000人と限られており、私立大学が多くの人の選択肢になるのもやむをえない事情はある。新卒採用は今も昔もいち早くはじめて就職の情報を手に入れスタートダッシュの差をいかして逃げるのが大事だ。

この原則はビジネスでも同じで、ビジネスをいち早くはじめ業界を独占した人が圧倒的に有利なのはご存知の通りだろう。また就活は、資本を投下したところで逆転できるものではないのでビジネスよりも先行逃げ切り型が通用する分野になってくる。

通年採用を喜ぶのではなく、今始めて今応募せよ

通年採用がどうではなく、今始めて応募してほしい。体育会でインカレ制覇を目指している人は、今すぐ就職活動できないだろうが、インカレで結果を出した人は、どこの企業でもあとからうけいれてくれる。

スポーツのチームでレギュラーでないから他のレギュラーメンバーより体力が余っている人は早めに就職活動をはじめよう。強豪校でもレギュラーとレギュラーでない人は天と地の差なので気を付けよう。ケガ等でレギュラーになれなかったが、就職活動で結果を出している先輩たちは、実は余った時間でキャリアを考えて何とかしていることを覚えておこう。

OB訪問であればビズリーチ・キャンパスに登録したらすぐにOB訪問できるし、またお金がないという人はニクリーチを使えばただで肉が食べることができるので便利だ。 ぜひ今から活動をして内定を勝ち取ってほしい。今日は以上だ。