20代~30代のキャリアを考えるブログ

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銀行からの転職はあきらめるべきか~銀行員のキャリア事情

銀行員の転職事情は厳しいと他の記事でも述べさせていただいた。銀行員は転職をしている人が多い一方で、転職に困っている人が多いのも事実だ。今回は転職をあきらめている20代後半から30代前半の銀行員についてみていきたいと思う。

銀行員の転職

銀行員から転職する際に気を付けるべき事は、スキルを生かせる場所はあまりないということだ。メガバンクの本店歴や海外支店歴が長く、ファイナンス業務に携わっていたり、トレーダーとしての仕事をしていたりと同業での転職ができる場合はあまりないだろう。

また、同じメガバンク内での転職も基本的にはない。

銀行間の転職についてみていく

さて、銀行員の方なら三流銀行と思いかねないイオン銀行、セブン銀行、楽天銀行といった事業会社が経営しているネット銀行を聞いたことがあるだろうか。これらの銀行に早めにメガバンクから転職した人は、出世し、いまや勢いと地位を獲得している。

もちろん転職した理由は当時様々で、決してメガバンク内で同期トップクラスにいた人は転職しなかった。他の銀行でポジションを求めたり、ワークライフバランスを求めたりというのが理由であった。

最初は大きな支店をもつ銀行で活躍できない人は銀行員としては失格と思われたかもしれない。しかし、今は時代が変化したのだ。

振込はネット上で行い、そして、記帳をせずにネット上から残高を確認でき、支払いはクレジットカードやpaypal、電子suicaといった多様な決済方法の登場により、紙の通帳をもって銀行でお金をおろし、お金を支払うという時代が変化してきた。

金融機関がネット上に移行したことで、最初は日の目をみないだろうと思われていた、イオン銀行、セブン銀行といった銀行にいた人たちが時代の潮流にのった経験を積むことができるようになってきたのである。最初はセブンイレブンにATMを置くことなどまともな人なら採算が取れないと思っただろう。

ローンに関しても、ネット系の銀行がリスクを多少とって、少し大きめの個人融資が行えるようになったことで、不動産購入などに多少影響を与えたのではないかと身の回りを見ていて思う。(金融の専門家ではないのでネット銀行が与えた金融市場における影響力については専門家に確認してほしい。)

また、外部の転職組で、少し下のポジションから入ったネット銀行組の人が昇進したことで役員に登用する事業会社系の銀行がとうとう出てきた。(あまりこのような情報はネットには出ていないので、ネット系の銀行を含め、もっと日の目をあびていいのではと感じている。)

時代の流れである銀行からコンサル転職

銀行からコンサルに転職した人はアクセンチュア、PwCをはじめ多くいるだろう。20代前半でもマッキンゼー、ベインといったトップファームへの転職は難しく、大量採用のところにもぐりこんでいる。

銀行員で年齢を重ねていると、ますます転職がむずかしくなる。一方で、銀行員からコンサルに転職した組は仕事の進め方にフィットするのに時間がかかるものの、ドキュメント作成能力、規律とストレスへの順応力、忖度力を駆使することでしぶとく生き残っている。

ただし、ファイナンスに詳しいと思っている銀行員は投資銀行等からバリバリやってきた人をまのあたりにし、実はファイナンスのことは何もわかってなかったとうちひしがれることになるので気を付けていただきたい。

銀行員生活ではスキルはたいして身についておらず、たとえ身に着けたスキルであっても銀行内でしか使えないものだ。

30代を超えて、支店勤務が長かった状態でコンサルに転職するならプライドは捨てよう。転職マーケットがしまりはじめた状況では、銀行員の転職は厳しくなるので30代の方は早めに動いた方がよい。

意外でもないが、FASへの転職は銀行員からはなかなか通過していない印象だ。FASの仕事に求められるスキルは、なかなか銀行では身についていないという判断だろう。

監査法人から有能な公認会計士がFASに流れてくるのと投資銀行で疲れた人が勝手にくるので、銀行員はますます大変だろう。

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銀行員からベンチャーへの転職

銀行員からベンチャーに転職して私は活躍できるだろうと勘違いしている人があまりに多すぎる。すぐ会社を辞めて、第二新卒でサイバーエージェントやリクルートに転職するのはおすすめするが、30代前後で転職をベンチャーでするとなるとそもそも受からないか、受かっても活躍できない現実がある。

なぜ受からないかについてはベンチャーで使えるスキルがあまりないことがあげられる。

ベンチャーで必要な事業を作る力、またバックオフィスであれば人事、ファイナンスの分野だが銀行で培ったスキルがそのまま生きるということはあまりない。CFOで銀行出身者がつく事例は決して多くないことをはなした。

CFOはVCとの折衝、資金調達から人事、ときには一事業の推進までするので、銀行員のスキルではなかなかできないというのが現状だ。

銀行員からベンチャーへの転職であまり指摘されないが、個人的に重要だと思うのが会社のネームバリューだ。

https://ameblo.jp/shibuya/entry-11480654297.html

ameblo.jp


上記の記事を見てほしい。サイバーエージェントの藤田社長は早稲田、伊藤忠、26歳だけを見て採用したのである。ご存知の通り総合商社は就職人気ランキングが高くある程度激戦であるため転職市場でも若い間はポテンシャルが評価される。(30代を超えると銀行員とおなじで社名だけで評価されることはない。)

「マッキンゼー出身の事業部長がいる事業部の営業マンWanted!」のような投稿をfacebookでみたことあるだろう。このようにマッキンゼーやゴールドマンサックス、またリクルートといったところは過去の在籍社名で人を集めることができるが、銀行員は残念ながら人集めの要素にならない。

それどころか銀行員出身だと事業もつくれなさそうだし、スキルもなさそうだし、と部下が集まってこないだろう。よって採用する側としても社名が使えないため純粋な実力勝負になる。

三菱商事の○○がいる事業部にwanted!はたまに目にするが、銀行員はネームバリューが某tedlyで使えないことを覚えておこう。

ではどこに転職したほうがいいのか

30代であれば、基本的にこれまでと大きな方針がかわらないところがよいだろう。先ほどあげたところでいくとネット系の銀行だ。ただし、ネット系の銀行はVorkersを見ると評価がよくないところが多いので本記事を読み終わったあとに自分で調べてみてほしい。

リスクも多くあり、会社に対して不満を持つ人がいるのは事実なのだ。ただ、個人としては銀行とネット系の領域の経験ができることはかなり大きいことだと思う。

また、最近だとフィンテック系企業のベンチャーであればまだポジションがある。ブロックチェーン ベンチャーといったキーワードで検索すると様々な企業がでてくる。20~30代の出身者はあまり多くないのだが一定数そうしたベンチャーにいっている。

一番いいベンチャーへの行き方は銀行員であれば行内で偉くなってその肩書を生かして、ベンチャーで社外取締役や監査役、顧問といった肩書で入ることだ。諸々交渉するときに銀行の偉い人がいたらいいからだ。

ベンチャーに行きたければ、堅めの人物を求めているフィンテック系企業を選ぼう。堅めといっても融通がきかないという意味ではなく、しっかり誠実に仕事をする人だ。

コインチェック問題で浮き彫りになったとおもうが、金融資産を預かるビジネスを展開するような会社はモラルとリスク管理が徹底してできる人材がいないといけない。

利益を追求するあまり、セキュリティを放置してしまっては意味がないのだ。そうしたブレーキ的な思考がはたらくのが銀行員のよさであると個人的には考えている。

転職する際に考えるべきこと

現職との比較をしろというが銀行に本当に未来を感じなかったら辞めたほうがいいわけで、どこにいったら幸せになれるかをぜひ考えてほしい。

年収にこだわりすぎると後から大変な目にあう。そもそもメガバンクの給料は高いので、友人のキヤノンや富士通等に勤める友人に給料と生活水準を聞いて、自分はどう生活すべきか襟を正すいい機会にしたらよい。銀行員で貯金ができていないのは壊滅的だと考える。

転職する際には、銀行員はまずはビズリーチを使おう

コンサルに関しては、転職エージェントのアクシスコンサルティングを使ってほしい。また、キャリアカーバーも高年収の案件が多い。英語が得意であればJACリクルートメントも使ってほしい。

MIIDAS(ミーダス)に登録すると自分の市場価値のなさがすぐにわかるので今登録してみてはいかがだろうか。

いずれにせよビズリーチにまず登録してから様々アクションを起こそう。明るい未来がくることを信じている。今日は以上だ。