20代~30代のキャリアを考えるブログ

若手のキャリア、転職についてインタビュー、意見を発信しています。

転職エージェントの探し方は気をつけよう

 転職活動をするときに見てほしい。人材紹介会社と転職エージェントについて気を付けてほしい点と選び方を詳しくまとめた。


転職活動をするときは人材紹介会社の転職エージェントを使う場合がほとんどだろう。転職エージェントという生態についてよく知らないとおもうので、転職エージェントとは何たるやから、転職エージェントの裏側までを理解したうえでうまく活用してもらえたらと思い筆をとった。

人材紹介会社/転職エージェントとは

人材紹介会社になるには実は資格がいる。法人の場合、転職エージェントが所属している企業が人材紹介をするための免許を取得していなければならない。

厳密な名称が少し違っているかもしれないが、有料職業紹介事業の許可を得なければいけない。そのためには、書類の提出、10数万のお金、および負債を引いた資本金が500万円以上、職業紹介責任者講習(事業責任者に受講義務)といったプロセスがある。取得にも3か月ほどかかり、更新もめんどくさい。なお、厚生労働省のホームページにあった書式が間違っていて、申請やり直しになるなどのトラップもある。

直接は会ったことはないのだが、職業紹介事業の免許を得ぬまま職業紹介をした人がいてトラブルになった事例を聞いたことある。

また、処罰をうけた業者は下記のリンクのような処罰が発見される。大手はさすがにコンプライアンスがきちんとしているが少し信用できないかもしれないと思ったら、ググってしらべてみよう。下記のようなものがヒットしたら即その転職エージェントは使わないようにしよう。

転職エージェントの一般社員は講習を受けていない

リクルートエージェント等の大手の社員は免許取得に必要な職業紹介責任者講習(事業責任者のみ必要)は受けていない。ただし、リクルートやパーソルキャリアになるときちんと社員教育があるので一般社員でもきちんとルールを教えられる。ただし、あまりよく知らない中堅どころだと社員が法律を知らないなどの問題ある業者の話を聞くことはある。

責任者が免許をもち、基本的に責任者と会社の代表が書類関連の手続きをしているので一般社員は転職エージェントの資格を法人が取得するまでのプロセスは基本的に知らないはずだ。だが、今述べた通り大手は責任者が知っておくべきことと同等の知識を社員にも教育しているので信頼できる。

転職エージェントのビジネスモデル

転職エージェントのビジネスモデルは大きく2つある。1つ目がほとんどだが、成功報酬型だ。年収の30%~35%ほどが、転職先企業から転職エージェントに支払われる。

成功報酬にすると、企業は人材紹介に関するリスクが減る。良い候補者が紹介されなければはじけばいいのだ。多くの企業は、できる限り多くの転職エージェントと付き合おうとするので、あるエージェントがうち独占ですよ、といっている場合は気を付けたほうがいい。ただし、幹部ポジションや競合他社に知られたくない場合、本当に独占案件の可能性はある。

ほとんどの転職エージェントは、成功報酬モデルで活動している。

リテーナーモデルも存在

リテーナー型のビジネスモデルも存在する。リテーナー型というのは、最初に着手金と呼ばれる前払いの金(基本的に成功に関係なくもらえる)が支払われた後に、人材紹介に成功し採用に至った場合、成功報酬をもらうというモデルになっている。

リテーナー型のモデルは幹部ポジションや年収の高いポジションに適応される。希少で優秀な人材を採用するために着手金を数百万円支払うことで転職エージェントにコミットしてもらうのだ。

転職エージェントも色々な企業と契約しているので、企業に積極的に紹介するとは限らない。しかし、リテーナーフィーを最初に支払うと必ず、人材エージェントがリテーナーフィーを払った企業に紹介をするのでリテーナーフィーを払う意味はある。

ラッセルレイノルズ、コーンフェリー、スペンサースチュアート、エゴンゼンダー、後はハイドリック・アンド・ストラグルズ等は超優秀人材を扱っているので、これらの会社は一度眺めてみるといい。ビジネスマンとして優秀な転職エージェントばかり所属している。

人材業界のバブル

人材業界は度々バブルになる。現在も転職が盛んで空前の人手不足であり転職エージェントにとってはありがたい。例えばJAVAができればあらゆるITコンサルで即採用になるので、転職エージェントは横流しにするだけで仕事になる。

また、DeNAやグリーが採用最盛期のころは紹介フィー約100%という異常事態が起きた。ソーシャルゲーム企業は金余りのため、とにかく優秀な人材を集めようとして紹介フィーをあげまくったのだ。競ってあげた結果通常の3倍以上の紹介フィーになった。いうまでもなく人材業を営む人材紹介会社、人材エージェントはめちゃくちゃ儲かったのだ。

また、DeNAくらいの大企業になると人材エージェント用のページをつくりどの求人がオープンかを絶えず公開していた。現在は求人サイトが活性化しているので、企業が直接ビズリーチ等に求人をあげることが多いが。

なお、人材エージェント(人材紹介を営む企業)は紹介料の%を申請しなければいけない。国のほうから30%が基本ですと定められているため100%の紹介料をとる場合はなぜそうなるかを事前に申請しておかなければいけない。これは免許取得時に面談があるためそのときにつっこまれる。「VRのエンジニアは不足しており人材の奪い合いになっており100%の紹介フィーが当たり前になっている」等答えるとすぐに納得してくれるのだが。

営業とキャリアコンサルティングを分けている会社とそうでない会社

リクルートエージェントやパーソルキャリアはキャリアコンサルタント、つまりあなたと面談する人と企業から求人をとってくる営業担当をわけている。大企業になると当然だがオペレーションの最適化のためにそうしている。

想像がつくだろうが、問題点がおきる。企業の採用担当者が言っていた要件を、キャリアコンサルタント側がよくできてないのだ。そのため、紹介されて面接にいったのに、企業の採用担当者が首をかしげ「なんであなた受けに来てるの?」という事態がおきる。営業側とキャリアコンサルタント側でコミュニケーションとれていないとそうなる。

一方、個人や少人数の転職エージェントの会社(人材紹介会社)は、営業もキャリアコンサルティングも一緒なので、自分で獲得して話を聞いた案件を候補者に詳しく説明できる。

もちろん、分けてあることのメリットはあり、多くの求人を獲得でき選択肢を多数提示できる。営業とキャリアコンサルティングを同時並行ですると限界があるのだ。

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個人でもすぐに食べていける職業が人材エージェント

年収600万円の人を転職成功させると、約200万円が転職エージェントの取り分だ。年間5人転職成功させるとそれだけで年収1,000万円なのでそれだけで十分な生活ができるだろう。(ほとんど原価がかからないためすべて利益と仮定)

よって、人材エージェントに転じるアーリーリタイアの金融業界出身者は多い。外銀であれば、ベースサラリー1,000万円の人を3人転職させたら900万円の売上になるからだ。

しかし、60代のベテラン転職エージェントいわく、40代以降に人材業に参入して生き残る転職エージェントは1割程度だということだ。40代になってから新たに人材エージェントになってもそれほどうまくはいかないと言っていた。

特に金融業界出身の転職エージェントは求職者から信頼されない人がいるようだ。

人材紹介会社の転職エージェントはどうやって求職者を探すのか

さて、人材紹介会社の転職エージェントはあなたをはじめ求職者をどうやって探すかというと転職サイトを使うのだ。転職サイトはビズリーチリクナビNEXTキャリアカーバーといったサイトだ。利用料を支払い転職サイトに登録すると、データベースにアクセスできあなたをはじめたくさんの求職者にスカウトメールを送る事ができる。

さきほど転職成功フィーは30%といったが転職サイトを使うと、まるまる30%がもらえるわけではない。まず毎月の利用料がかかることと、転職サイトを経由して求職者を発見した場合、転職サイトにお金を支払う必要がある。

具体的には15%~30%が相場となっており、成功報酬の30%のなかから、その15%~30%をビズリーチキャリアカーバーにおさめているのだ。

たとえばビズリーチへ支払う%が20%、年収1,000万円の人をアクセンチュアに転職成功させて、成功報酬30%で契約していた場合、
1,000万円×0.3×0.2=60万円はビズリーチに支払われ、残りの240万円が転職エージェントの利益になる計算だ。

また、転職サイトを介して候補者とコンタクトをとってから1年もしくは2年たつと、転職サイトへの支払い義務がなくなる場合がほとんだ。よって、転職エージェントは必ずしもすぐ転職させようとはせず、長期的に付き合って転職サイトへの支払い義務の期間がすぎてから転職をあなたにすすめてくることもある。

若手を扱える転職エージェントと人材会社が少ないことのジレンマ

転職エージェントは年収が高い人を扱ったほうがいいので結果的にシニア人材を扱う傾向になる。また、若手は転職が1回目であることが多く、転職を結局しないパターンが多く人材エージェントからすると扱いにくい。そのため20代向けの情報が流れている転職サイトはあまりないのが実情だ。ビズリーチがキャリアトレックというサイトをリリースしているが。

1回転職経験ある人を再度転職させるほうが楽なのである。本来、若手にこそ人材業界は注力すべきだがビジネスモデルの都合上このようになってしまい、若手に強い転職エージェントはいない。

若手を中心に転職支援をしている転職エージェントは自分自身が若いか、シニアクラスから能力的に相手にされずしょうがなく若い求職者を扱うようになっている場合が多い。

なお、若い転職エージェントで非常に優秀な人がいるのでそうした人に出会えたら長期的な関係を築いてほしい。

人材業界はなぜレベルが低いのか

人材業界はなぜレベルが低いかというと、人気のある企業がないからだ。昔はリクルート(現リクルートキャリア)があったためそれなりの人材が集まっていたが、リクルートも現在はキャリアよりも、ホールディングスやライフスタイル、マーケティングパートナーズのほうが人気がある印象だ。

人材は、面談をして紹介してというビジネスの性質上スケールに限界があることも人材が集まらない要素だろう。儲けたければ、モンスターハンターを作って一山あてるか、利益率のいいデリバティブを売ったほうがいいだろう。

企業側が良い転職エージェントを見抜く際のポイント

企業側が良い転職エージェントを見抜くときのポイントは企業や業界それぞれなので一概に言うのは難しい。投資銀行であれば、部門と業務内容で細かく分かれているのはご存知の通りだろう。例えば投資銀行の採用担当者が、投資銀行部門でECMのアソシエイトが欲しいんですといったら、「○○さんや○○さんあたりですね」と即座に名前があがることが重要だ。実際外銀のECMであれば業界的に人数もいないので業界全部を把握しておくくらいの必要性がヘッドハンターに求められる。

あとは、他業界でいくと、その業界の最新ビジネスやビジネスモデルを理解していることが大事だ。ひどい話だが、Javaエンジニアを採用したいといっているのにJavaScriptのエンジニアを紹介する人すらいてひどい有様だ。(最近はこのレベルの話はさすがに聞かないが、以前は実際にいた)

求職者にとって良い人材紹介会社の探し方

求職者にとって良い人材紹介会社の定義は難しい。まず、業界に特化していること、業界の企業をカバーしていることが重要だろう。また、大手であれば、人材エージェントの質を一定以上担保できているかなどである。

実際、どの会社かはどうでもよく、どういった転職エージェントに出会えるかの方が大事だ。そのため良い転職エージェントの探し方について書きたい。

求職者にとって良い転職エージェントの探し方

良い転職エージェントに出会うことは難しい。DODA(パーソルキャリア)の転職エージェントでろくな人がいないという人がいるが、DODA内でトップクラスの転職実績を出している人はずばぬけて優秀だ。逆に業界特化で良い人材紹介会社と言われていても若手の新米転職エージェントだと良いキャリアアドバイスがもらえない。

よって、色々な転職エージェントに会うことで自分に会う人を見つけてほしい。見つける際に、私のキャリアならどこに行けるか?そして似たようなキャリアの人でどういったところにいっているか?と聞いてたくさんの選択肢を出してくれる人は経験的に優秀な人が多い。

多くの転職実績があることを示す指標になるからだ。また、転職実績がたくさんあり、信頼できる転職エージェントであれば、多くの支援をした人と現在もつながっており、求職者目線で企業の内部事情を手に入れているからだ。人事は会社の良い面しか転職エージェントに紹介しないため会社のことを理解するために働いている現場社員からの情報収集は必須なのだ。

ビズリーチをはじめとする転職サイトを使うときの注意点

さて、以上の点を踏まえ、ビズリーチやキャリアカーバーに登録し良い求人を探してほしい。また20代の方であれば、今あげた二つに加えて、キャリアトレックもぜひ使ってほしい。外資系や英語を生かしたい場合は大手であるがJACリクルートメントという転職エージェント、コンサル転職ならアクシスコンサルティングをすすめている。

こうしたサイトや転職エージェントには過度に期待しすぎずあくまで意思決定は自分でおこない情報収集を手助けてくれる存在だと思えばよい。10~20人会ってようやくいい転職エージェントに出会えるので積極的に出会ってほしい。(婚活をするためのpairsでも数を会わないと判断が難しいだろう。)

まずはビズリーチから登録して転職活動をはじめてほしい。

今日は以上だ。