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20代~30代のキャリアを考えるブログ

若手を中心としたキャリア構築について思ったことをつらつら書いていきます。

今どきの東大女子の就活トレンドに迫る 「実際に選考を受けた企業名を公開!」

就職活動まっただなかです。今どきの東大生の就活はどうなっているのか、すでに内定を獲得し東京大学を今春卒業した女性にインタビューを行いました。東大の就活トレンドについて必見です。

40年間働く仕事は今、選べない

-自己紹介をお願いします。

地方の公立高校を卒業後、東京大学の文科Ⅲ類に入学しました。小さいころから勉強は好きでずっと勉強ばかりしているようなタイプでした。入学後は、スポーツ系のサークルに加入し大学生活を満喫していました。卒業後は大手IT企業に入社する予定です。

-就活の軸はどのようなものだったのでしょうか?

志望業界とか就活の軸とかはなくて、将来的にその会社以外でもつぶしが効くような仕事に就ければいいなと思っていました。仕事は就職してから約40年間するものですが、40年間をかける仕事を、たかだか20年ちょっとしか生きていない私が選べるとは思えませんでした。そのため、他の会社でも生きていけるスキルを身に着けたいと考えていました。

コンサルは金持ちの遊びに感じたサマーインターン

-就職活動をはじめたタイミングは?

大学三年になったところでサマーインターンをいくつか見始めました。サークルの先輩も受けており、つぶしが効くと聞いていた外資系のコンサル会社に一社インターンに行きました。ですがコンサルの業務を楽しいと思えないし、コンサルで働いている人も好きになれなかったので以降、コンサルはうけませんでした。コンサルは答えがないのに延々と議論しているのがつまらないなと。金持ちの遊びっていう感じがしました。優秀さを見せつけようとする雰囲気もいやでした。 

-サマーインターンが終わってからは?

ベンチャー企業で長期インターンをしていた関係で、学校の勉強をしつつインターンに時間を割いていました。サマーインターン以降は日系企業の就職活動がはじめるまではそれほど就職活動に時間を割いてはいませんでした。

合同説明会に参加するだけで企業から連絡が来る東大生

-日系企業の就活はどのようにはじめましたか?

2月くらいに、東京大学にある御殿下の体育館で3日間ある大規模な説明会に参加しました。この説明会で名前を含む個人情報を書いて、複数の説明会を見ました。すると説明会に参加後に企業側から連絡がきました。応募しているわけではなかったのですが企業側から説明会や面接に呼ばれました。エントリーシートも書いているわけではないのに企業から面接に呼ばれたので驚きました。慶應をはじめ他大学では、そのようなシステムはないので東大の特権だなと思いました。

-具体的にどのような企業から呼ばれたのでしょうか?

日立やトヨタ、野村総合研究所やNTTドコモ、KDDIといった大企業が中心です。応募した意識がなかったので特に何も企業のことは知らなかったのですが、呼ばれたことがうれしくて、ほいほい電話やメールが来る企業には積極的に足を運ぶようになりました。

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-OB/OG訪問もしたのでしょうか?

しましたね。サークルのOBOG名簿があったので連絡して話を聞きに行きました。有名企業で働いている人がたくさんいて、連絡したらみな返事をくれたのでOBOG訪問先を探すのは非常に楽でしたね。

-いろいろ企業を受けていた中でどのように絞っていったのでしょうか?

とりあえずいろいろな企業と会っていくなかで合わなさそうだなという企業は辞めました。何度か同じ企業に呼ばれて話を聞いていたのですが、しばらくはそれが採用のための面接だと気付かずに思うがままに自分の考えを話していました。リクルーター面接というやつですね。ご飯を食べながらだったり、集団で呼ばれたりだったのであまり選考という雰囲気もありませんでした。結果的に緊張せずに話せたので色々なところの選考が進んだのでしょう。

-就職活動はどのような業界に応募いたしましたか?

結局、色々な企業を見ていくなかでNRI(野村総合研究所)やNTTコミュニケーションズ、富士通、IBM、オラクルといったIT系を中心に受け始めました。加えて、日産、トヨタといった自動車メーカーやサントリーキリン、アサヒビール、資生堂、花王といったメーカーを受けました。説明会にいってES(エントリーシート)を出して、面接に呼ばれる流れです。

-選考は順調に進んだのでしょうか?

資生堂等エントリーシートで落ちる会社もありましたが、大学の説明会を通して声をかけてきてくれた企業を中心に受けていきました。資生堂は顔セレクションに漏れたのだと勝手に切り替えをしていました。その結果、順調に選考がすすみはじめ解禁日の6/1には複数の企業で内定を獲得することができました。

-順調に行きましたね。結果何社受けたのでしょうか?

説明会行ったのを合わせると15社くらいですね。結局、それほど受けなかったです。東大の中にはあまり受けずに全滅して就職留年する人もいるくらいです。 

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-東大ブランドで優遇はあったのでしょうか?

ありました。東大だからESを出さなくても声がかかったり、東大生だけの座談会に他大学より早く呼ばれたりして慶應や早稲田の学生よりは得だったと思います。ただし、東大だけの説明会って受けている学生の雰囲気が分かりづらいのでいろんな大学が混ざっている説明会や選考会にいったほうがいいと思います。東大生はそれなりにどこの企業も似通った人になりがちなので、早慶がいる説明会も行くべきだったと思います。

逆にサントリーは就活解禁に合わせて6/2から全員会社のエントランスにならばされて大量の学生が徴兵されていくような雰囲気で嫌になりました。東大も他大も一緒のスタートだったので優遇してほしいなという気持ちもありました。

ポケモンのように内定を取る東大経済学部生

-東大の人は就活を一緒にがんばる雰囲気でしょうか?

東大はどうも一生懸命就職活動をしているのはダサいという風潮があります。東大経済の人たちは一生懸命やって、情報交換も積極的にしていましたが、その他の文系学部はがんばっているのを隠し合っている印象でしたね。

MARCHの学生は、受かったらすごいという挑戦者スタンスで臨めていたのに、私は落ちたらやばいという減点方式で考えてしまっていたので、そこは無駄なプライドを持たなくていい他大の方がいいなあと思っていました。

WEBテスト対策もみんな絶対にやらない雰囲気をみんな出していました。WEBテストの対策をすることは知力がないことを露呈しているようなものだという人さえいました。学校でWEBテストの勉強をしていたら、「権力に迎合しやがって」と謎のコメントをしてくる人もいました。慶應経済の方が就活は絶対強いんだろうな~と友達と言っていました。

一方、東大経済の人たちはラウンジで、「俺~の内定もってるぜ」とか内定を誇示している様子が嫌になりました。行きたくもない会社の内定を取って何が楽しんだろうと。ポケモン捕まえるみたいに内定を獲得する人に違和感を感じました。そんな時間があったら本を読んでいたほうがいいなって。

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-具体的に周りの東大生はどのような就職パターンが多いですか?

東大生だからといって第一希望に行けるパターンって決して多くはなく、希望通りになる人がいるわけではありません。

・1年の頃から国家公務員目指していたのに、国1や官庁訪問で落ちて、結果メガバンクや都庁に就職になる人、
・偏差値至上主義でBIG3(注:マッキンゼー、BCG、ベイン)、三大商社(注:三菱商事、三井物産、伊藤忠商事)など各業界の上の方をあさるし、国家公務員の教養区分も一応とっておく
・絶対商社がいい
・限られた仲間にだけ情報を共有してしれっと外資系投資銀行やコンサルに行く
・学部時代からベンチャーなどに入り浸ってそのまま就職かメガベンチャー(DeNAサイバーエージェント等)へ

・周りに合わせてなんとなく及第点はとれるところにいこうとしてメガバンクか昔からあるメーカー通信(NTT、KDDI系)など

といったパスが多いです。上記は一例なので、もちろん官僚になる人、外資に直ぐ受かる人と様々ではあります。

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-キャリアプランはどのように考えていますか。

当初は30歳くらいまでには結婚して旦那さんの駐在先についていきたいと思っていました。でも駐在妻間の付き合いがめんどくさそうなのでやっぱ働きたいなと考えるようになりました。結局結婚できるかもわからないから、自分で稼げるだけの人間になりたいです。

どこの企業もですが、女性で出世している人ってあまり少ないし、出世したらしたで風当たりも強そうなのでそこそこのバランスを保ちつつ補足長く続けたいです。

出世して役員になるよりは、時短で同じ会社で働き続けて、後輩の女子社員からワークライフの部分で尊敬される存在になりたいですね。

大学入学までは頑張れば頑張るほど自分の将来は開けると信じていたのに、実際女性の世界では逆に頑張り過ぎることが幸せを遠ざける事もあるのだと気づいて、今までとにかく1番を取れば認められると思い続けていた私は、何をしたいのかわからなくなった時期がありました。

後は、大学院に通いたいです。勉強が好きなので本当は大学院に行きたかったのですが、大学院に行っている人たちを見ると、文系の博士だとお金も就職先もなくて、家庭教師のバイトをして一生懸命苦労しながら勉強しているような人にはなりたくないと思いました。

中途半端な気持ちで大学院に行くと折れてしまうかもしれないので働いてみてそれでも研究の道に行きたければそのときに行けばいいなと。

東大の文系学部にいたら進学せず学部で卒業するのが一番コスパがいいですね。

-これから社会人生活が楽しみですね。

東大女子は社会を生きづらそうなのが心配です。地元の友達を見ていると、幸せそうにのほほんとしていて、何かに感謝していてほほえましいです。東京の、そして東大の世界を知らなかったら幸せに人生を歩めたのかなと思います。今はこういう世界を知ってしまった以上はがんばっていきたいです。

-ありがとうございました。

編集後記

いかがだっただろうか。東大女子の赤裸々な就職活動の状況を語っていただいた。やはり東大ともなると企業側からアクションをしてくれるのが他大との違いだ。一方、しっかり考えられている東大生は多く、企業側としても東大生の採用に時間を割くのが効率がよいだろう。

また、入社直後に転職サイトに登録する意欲のある人がいるので、リクナビNEXT

【BIZREACH(ビズリーチ)】に登録して市場価値はチェックしておこう。ただし、つまらないからといってすぐに転職するのはすすめない。

また、これから転職活動の人は、同じ大学出身の先輩に話を聞けるOB/OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」 に登録すると面白い。三井物産等をはじめとする有名企業が登録しはじめており注目だ。